「ヒモ」になりたいと言う人を知っている。
相手がお金を稼いで
自分は働かずに楽ができると考えているらしい。
でもそれって本当に楽? 楽しい?
人と人は何かを与え合い、何かを受け取りあって
関係が成立しているように思う。
この「何か」は目に見えるものだけとは限らない。
(大部分は目に見えないけど)
一方だけが与え、一方だけが受け取る関係は長続きしない。
相手を楽しませたり、喜ばせたり、
愛情がベースにある工夫は、する方もされる方も嬉しい♪
「この人のためなら惜しくない」 と、誰かに思ってもらえるというのは
実はかなり有り難い事だと思う。その人にとって価値あるものだという事。
その価値観の創造をたえず怠ることなく続ける事が「ヒモ」の使命。
他人が何の配慮も犠牲も努力も払うことなく「存在」そのものが
癒しや愛情の対象になるのは、子供の頃のみ(笑)。
その人の「ヒモ願望」は結局
「子供でいたい」 というのと同じなのだと思う。
自分が誰かに喜んでもらう喜び(与える喜び)を知り、
相手を慮る想像力がある人が
本当の「大人」なのではないかと考えさせられた。