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NIPPON * BRASIL * ダブル目線 *

ブラジル日系人2世の父と日本人の母を持つ、ダブル国籍。ダブルな目線できままに綴ります♪

自然の美?!

2008-12-08 | ● N I P P O N ●

今日はお花のお稽古がありました。

お生花(しょうか)でした。
お生花は、床の間に飾るお花とされており、
一定の“形(フォーム)”があります。

基本の形式
は、一本の草花が大地から気勢をもって立ち伸び、
枝葉を繁らせて生育する、生命の営みを真(しん)、副(そえ)、体(てい)の
三つの役枝をもって象徴的に表します。

草花が出生のままに自然の中に生い立つ姿を表現することを根本として、
そのあるがままの美を端的に表現する形といえましょう。

端正で優美、品格のあるいけばなとして広まり、今日に至っています。



生花 正風体(しょうか しょうふうたい)
花材 : 木瓜(ぼけ) ・ 白玉椿

池坊ホームページより

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今日のお稽古では【水仙】の一種活けお生花。
まだ花が咲いていませんが。

私、驚いたことがあります。



↑ 正面 ↑



↑ 横から見ると ↑

どう見ても、そのまま剣山に挿しただけだと思うでしょう?

ところが、そうにあらず!

根元の白い皮のような部分=袴(はかま)からいったん全ての花と葉を
抜き取ってバラバラにして、長さ、形を調整して葉を組み直し(葉組み)、
花の茎1本と共に、再度はずした「袴」に入れ直す!

これがまた大変で!!!

葉の数、高さなどがきちんと決まっています。
そして、何事もなかったかのように

“もとから完璧なバランスを持つ”
【1本の水仙】 を作り上げるのです。

実はすごく手がかかります。ただ挿しているだけではないんです。

自然に見えて、実は自然そのままではなく
かなり手をかけて自然の美しさを演出しています

いけばなも奥が深い・・・・

もしかして、【女性の美】 と同様なのかも