NIPPON * BRASIL * ダブル目線 *

ブラジル日系人2世の父と日本人の母を持つ、ダブル国籍。ダブルな目線できままに綴ります♪

間違えたら・・・

2008-10-16 | ひとりごと

浅草の組紐の専門店 【桐生堂】

職人のおじさんが今日も組紐を編んでいる

ゆっくり、ゆっくり、地道な作業

おじさんはお客さんと話をしながら

根気良く紡いでいく



おじさんに聞いてみた

「もし、間違えたらどうするんですか?」

答えはシンプルだった

「間違えたら、元に戻せばよろしい」

「元に戻す方が難しいけど、時にはそんなこともあるわな(笑)」

  

なるほど・・・

時には元に戻してみたらいいこともあるんだな

戻すのもひとつの決断と勇気

そして初心へ


【ありがとう】がたくさん言える日♪

2008-10-16 | ひとりごと

 今日は【ありがとう】の日 



たくさんの人へたくさんの 【ありがとう】 が言える日

思い出してくれて 『ありがとう』

やさしい言葉を 『ありがとう』

きびしい言葉も 『ありがとう』

想ってくれて 『ありがとう』

たっぷりの愛情を 『ありがとう』

元気でいてくれて 『ありがとう』

産んでくれて 『ありがとう』

いつも楽しい時間を 『ありがとう』

貴方の存在に 『ありがとう』

すべてのことに 『ありがとう』

      

たくさんのわたしの大切な人達、ご縁、自然、宇宙に

心から感謝します。

それが、伝えられる日。

 誕生日 


雨粒

2008-10-14 | ひとりごと

窓に丸い雨粒

まわりの雨粒をのみこんで太る雨粒

大きくなった雨粒はゆっくりと落ちてゆく

大きくなりすぎた自分をもてあますかのように

 落ちてゆく・・・落ちてゆく 

まるで飽くなき人間の欲望のよう

大きくなりすぎて自ら堕ちてゆく



映画 おくりびと

2008-10-11 | ひとりごと

映画 『おくりびと』

「納棺師」の仕事を初めて目にしました。

~ 人生最高の旅立ちのお手伝い ~



映画の中で主人公は始め、自分自身を含め、周りや奥さんから
“もっとマシな仕事を” と言われる。

だけど、私は素晴らしい仕事だと感じた。
ひとつの人生を終えて、新たな旅立ちへと送り出す、旅仕度のお手伝い。



脚本家の小山薫堂氏は言っていた。

取材で現役納棺師の方がこう言っていたそうだ。

≪ 死は究極の平等の世界 ≫



遺体を荼毘に付す焼却炉のおじさんから聞いた話を
アレンジして、実際に脚本に生かした言葉は・・・

≪ 死は、単なる門 ≫

誰もがそこを通り抜けて、また新たな道を歩んでいく。
「死」は決して終わりではなく、新たな旅立ちの際にくぐる 「門」。



【真実】 だからこそ普遍的で、これだけ世界中の人達の心を
惹きつける事ができたのではないかと思う。

映画の中を流れる美しいチェロの音色にも心が洗われた♪



「死」を思うことは、同時に 【生きる】 ことなのだと思う。

【生かされている】 自分を感じることのできる映画だった

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

第32回日本アカデミー賞、最優秀作品賞『おくりびと』が10冠獲得
 2009年2月21日の日記へジャンプ!  
★☆★


先輩 清原 和博

2008-10-06 | ひとりごと

先日球界を引退された

  清原 和博 選手 

学園の先輩です。

甲子園には小学生の頃から応援に行っていました。

チューリップハットをかぶって、あの“人文字”の応援もしました。




第67回全国高校野球選手権大会 
PL学園・桑田真澄投手(右)と清原和博内野手



清原さん本人と言葉をかわす機会もあり、

卒業時には、英語の教科書をポンとくれた事もありました。

ほとんど使用された形跡はありませんでしたが、

自分の名前だけは堂々と大~きく書いていたのが印象的(笑)。

あれから月日は流れ

清原さんはとてもやわらかな笑顔をみせる人になっていた。

本当に、心から ・・・・・

「おつかれさまでした


『今』を生きる

2008-10-04 | ひとりごと

一服の茶の楽しみ方について

ベトナムの仏教の僧侶であり、詩人でもある
ティク・ナット・ハンはこう言っている。

お茶を楽しむためには、人は完全に、
【今】という時に目覚めていなければならない。

【今】という瞬間を意識している時にのみ、
手は茶碗の快い温かさを感じることができる。

【今】という瞬間のみに、香りを楽しみ、
甘さを味わい、繊細さを感じ取ることができる。

過去のことを思い煩っていたり、
将来のことを心配していたりすると、
一杯のお茶を楽しむという体験を失してしまうだろう。

茶碗を見おろすと、もうお茶はなくなっているのだ。

人生もまったくこれと同じ。

【今】という時に完全に心を向けていないならば、
まわりを見回してみると、もうそれはどこかへ行ってしまっているのだ。

人生の感触、香り、繊細さ、美しさなどを
すべて見過ごしてしまう。

人生はただあなたの目の前をあっという間に
通り過ぎてしまうだろう。



~ 鎌倉 報國禅寺にて抹茶をいただく ~


過去はすでに終わっている。そこから学ぶことを学び、手放せばいい。

未来はまだここにない。未来に対する計画をたてるのはよい。
でもそのことを心配して時間を無駄にしてはいけない。

心配は必要のないこと。

すでに起こってしまったことを気に病むのをやめ、
起こらないかもしれないことを心配するのをやめた時、
あなたは【今】という瞬間にいることができる。

その時、あなたは人生の喜びを充分に体験することができる。



~ 鎌倉 報國禅寺 竹林にてもの思う ~


守られている

2008-09-23 | ひとりごと

 守られている
~ Estou protegida ~


そう感じることがよくある。

ブラジルにいた頃、道を歩いていてふと誰かに腕を引かれた。

一瞬立ち止まる。

工事中の建物の上から20cmほどもある
コンクリートの塊が目の前をかすめて、地面で粉々になっていた。

腕を引いた人は誰だったんだろう?

サンパウロの地下鉄の駅。

ものすごく急いでいた私は階段を駆け下りようとした。

足が滑って “頭から” 階段落ち。

かなり上段から。

2回転ぐらいはした。

その時も誰かに体をつかまれた感覚。

床に片ひざを立てて、しゃがむように着地。

100点満点のそれは美しい着地。

周りから 「Nossa!!!」(おぉ~!!!) の声が・・・(^-^;)

大怪我をしてもおかしくない状況だったのに

肩を少し打っただけ。頭もお陰様で無事。

すごく恥ずかしかっただけ(笑)。

だけど、守ってもらっていると心から実感。

本当にいつもいつもありがとうございます



 鎌倉(報国寺)でひっそりと美しく微笑む観音さま


選択 (a escolha)

2008-09-21 | ひとりごと

人生は選択の連続

結局は自分自身で≪すべて≫を選択している。

小さな選択・大きな選択
その繰り返し。

過去の自分も、今ある自分も、
そしてこれからの自分も

すべては自分が選んだこと。

選択肢が多くあるのは豊かで自由

その自由の中
何を選ぶ?

自由がゆえに迷う選択

でも、結局間違った選択は存在しない。

たとえ失敗だと誰もが思ったとしても
それが ≪学び≫ と名を変えることにより

すべては貴重な≪宝≫となる。

たくさんの宝を集める人生で



↑ サンパウロのスーパー ↑
手前の果物はオレンジ。緑色だけど、とっても甘く、ジュースにすると最高★
これだけあると、選びがいがある!?



似たようなものを選ぶとき
私はとても迷う。

例えば白いシャツ。

どこにでもあって、どれも同じよう。
だけど、必ず違いはある。
自分のこだわりポイントが絶対ある。

~ 何ゆえに自分はこれを選ぶのか? ~

ほぼすべてにおいて、私はこう考える。

時々 ≪自分≫ が面倒くさくなる(笑)・・・


黒紐危機一髪!?

2008-09-19 | ひとりごと

驚いたのなんのって!!!

黒い糸?ひも? 

・・・・・ が、我が洗濯物に ぐるんぐるん に巻きついてて ・・・・・

タオルも服も 巨大なひとつの“塊” になっていた! 



犯人はコイツ  ↑ 

ウエストの紐が見事に分解 
ほぼ全てほどけて、残るはたったの20cmほど(笑)。

ショックが収まって、よく見たら・・・・・

ちょっと面白いし、何気にキレイじゃない?!


(すみません・・・・すご~く くだらないですね・・・・) 


人と人のつながり

2008-09-15 | ひとりごと

親友のアクセサリー作家

 sonosono 



洗練された美意識とオリジナルな感性
高いプロ意識をもつ、一流のアーティストです。

京都の知恩寺で開催されている『手づくり市』に
本日15日に出展しました。

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私がブラジルから再び日本に帰国してから
しばらく音信が途絶えていた友人が大阪にいます。
インターネットのSNSで私を探し出して、メールをくれた友人M。

昔ならそのまま、会えずに終わるのが当たり前。
だけど、こういう素敵な機会もあるネットの世界。

その友人M が、今日知恩寺へ出かけ、
なんと、sonosonoに遭遇★

もちろん二人は互いにまったく面識がありませんでした。

共通の友達である【ワタシ】を起点にして
新たな出会いが生まれたのです。

人と人がつながるって素晴らしい♪

と、ちょっと嬉しかった祝日の出来事でした
2人の友人にありがとう! (^_-)-☆


どこの空?

2008-09-12 | ひとりごと

今朝目覚めたとき

自分がどこにいるのかしばらく分からなかった

直前まで、私は懐かしい空をみていた

ブラジルの空

今の一軒家の実家に移る前にいた

アパルタメントの小さな窓から見た空

小さな窓でも私はよく空を見ていた

ひたすらまっすぐに厳かに降る雨の日も

部屋の隅まで届く太陽がまぶしい日も

なにもかもがグレーな雲の日も・・・

新しい部屋に移っても、毎日毎日空をながめた


朦朧とした意識の中でぼんやり考えた

どこの空?

遠くでヘリコプターの音が聞こえる

少しずつ戻る意識の中で、言葉で認識する

東京の空

どうしても浮かばない東京の空のイメージ

私は何を見てきたのだろう?

テレビの中で見る東京の空

見た気になってただけの日本の空






Sa'bado(土曜日)

2008-09-06 | ひとりごと

Sábado 
(サーバド = 土曜日)
午後のブラジルの街は・・・


どこからか音楽や人の笑い声が聞こえてくる・・・♪

街全体が休日を楽しむ雰囲気で溢れている。

ブラジル人は遊びの天才!

楽しむことにかけては誰にも負けない。

お金のあるなしは関係なく、
それぞれが思い思いに好きなことをする★

日が落ちる頃には、こんなふうに・・・



Botequim(ボテキン=居酒屋)に集まって・・・



好きなお酒を選んで・・・



美味しいものを食べて、飲んで、騒いで ・・・   

                      

無性に懐かしくなる時があります 

今、家でできること・・・

とりあえずカマンベールチーズと野菜のミニクラッカーで
おつまみ作って + わかめとオクラのサラダ +
オーストラリアのスパークリングワイン

ワインのピンクの泡はとてもきれいで・・・
ブラジルの夕日の色を思い出しました。
ひとりで乾杯するのも なんなんですけど・・・・



あいさつ

2008-08-29 | ひとりごと

ブラジルのごあいさつ

 
 BEIJO & ABRAÇO 
(ベイジョ & アブラッソ = キス & ハグ)


誰かと会った時、別れ際、
嬉しい時、楽しい時、etc ・・・

握手ももちろんあり!



Abraço!  アブラッソ! 

人のぬくもりを感じるのはいいものです♪

人をあたたかく感じます♪



Beijo!  ベイジョ!
 

小さい頃、家では普通にキス&ハグをしていた。
幼稚園でも大好きなお友達に同じようにごあいさつ。
でも友達は驚く。幼稚園の先生に注意された。
他のお友達にはしないように。
日本でのお話です。

どうしてなんだか、さっぱり分からなかった、あの頃・・・


日本では挨拶で互いに触れ合うことは少ない。
言葉とお辞儀で奥ゆかしく・・・

それもいいけど

なんだか寂しい気がするワタシ

Beijos & Abraços

なんだか、もっと大切な何かが伝わる気がする・・・