セブ島移住者の本音トークⅡ

セブ島でNGO活動に従事する管理人が、フィリピン人家族との奇妙な生活や、現地での国際交流について語ります。

停電...

2013-05-23 | セブ島移住生活考

一昨日の夜半から昨日の未明にかけて、久しぶりに停電しました。


原因は、雷でした...


その時、丁度、こちらの時間で午後10時半を回った頃でしたが、僕は、事務所で仕事をしていた中、雷鳴が聞こえました。


勿論、夜中の事ですから、雷鳴と同時に空には閃光が見えて、僕は、


『やれやれ、一雨、来るかな...』


…なんて独り言を呟いておりました。


その時、雷は、まだ比較的遠いところの感じがしていて、雨も降って来ない中、雷が近づいて来ている感じも全然、無かったのですが、ふと、外を見やった瞬間、雷鳴が轟き、それと同時に、冒頭の画像の電線が集中している(電柱の上の)部分から


“パーン”


...という乾いた音と共に、大きな火花が出たのが見えて



『あっ!』


…と、僕が声を上げるや否や、ウチの中は暗闇に包まれました。


まあ、こうした状況は、ここでは‘良くある事’ですが、この時は、余りにもタイミングが悪すぎました。


…と、言うのは、夜中に停電=真っ暗闇になってしまったのでは、如何に非常用電灯やら


【普段はコンセントに刺さっていて通電中には充電しています】


【一旦、通電が途切れると、こんな風に自動的に発光し4~5時間は持ちます】




或いは、オーソドクスにロウソクを用いたところで、事務仕事を続けられるだけの光量には足りません。


また、昼間の強い日差しに熱せられたトタン屋根が冷め切っておらず、しかも、階下の、それまでの炊事他による、暑い空気が事務所と寝室のある2階に上がって来て、電気が切れて真っ暗になって、エアコンも扇風機も使えない状態になった瞬間に、それはもう、蒸し暑いやら何やらで、そんな状況では、何も出来ないから、諦めて早々に床に就いたのですが、窓を全面開放しても、風もなく、結局、その後、雨も降らずに、気温が下がる要素はゼロだったので、どうしようもありませんでした。



更に言えば、これは、電柱にあるトランスか何かが雷でトンでしまった結果の停電なので、電力会社(セブではVECOという会社が独占しています)の担当者が修理に来ない限り通電はしない訳です。


それで、この時点で、僕が思った事には、昼間のこうした事態においても、復旧には、相当な時間がかかるのはアタリマエの状況をして、ましてや夜中に何処までの対応をしてくれるか分からないので、‘長くなるだろうな’と言う事でありました(苦笑)



...そうして、暑苦しくて、‘眠ったような、眠り切れないような状況’の中で、何度も起き出して、水をかぶって‘それ’を凌いでいたのですが、その内、ウトウトしかかったところで、ゲー トの外で騒音がしたので、いぶかしく思い、ベランダへ出て見ました。


...すると、そこには電力会社のモノと思われる車がやって来ていて、サーチライトで電線及び電柱のチェックをしかかっ ておりました。(その時、既に午前3時を回っておりました)


僕としては、明るくなるまで通電せず、冷凍冷蔵庫の中にあるモノが全て台無しになる事も想定していたので、


“あ~~、助かった...”


…と、ほっと一息つきました(笑)


…しかし、外の様子を見て、しばらく経っても、作業員が一向に復旧作業に入らないので、‘何でだろう’と思っていると...



こんな風に、ウチの前の道路には、道路を車庫代わりに使っている‘不届き者’の車が、常時、堂々と何台も路上駐車されているので、その中の一台が邪魔になって、‘問題の電柱’に作業員が上がる為のハシゴが掛けられず、電力会社の担当者たちが右往左往していたのに気がつきました。


問題の車はウチの隣の棟の連中のモノだった事が分かったので、
僕は、この状況に呆れるやら、頭に来るやらで、作業員たちに教えてやろうと思い立ち、階下へ降りていったのですが、やはり、近所で、この状況を見ていた御近所の誰かが、僕よりも先に、作業員たちに‘それ’を教えたようで、僕が降りた時には、彼らは既に御隣のゲートをノックして、問題の車のオーナーを呼んでおりました。


...程なくして、不法駐車の車は移動され、復旧作業が開始されたのですが、暗闇の中、まともな投光機も無くて、作業は難航し、夜明け間近、4時半頃になって、やっと通電しました。


...結局、停電後、復旧までに6時間近くを要したのですが、まあ、ここのスタンダードを考えれば、当初、覚悟していた(?)冷蔵庫の中の食材にも問題は出なかったので上出来としか言いようがないですね。日本ではアリエナイ事かも知れませんが(苦笑)


この日、僕は工業団地での勤務があり、朝は準備他で、遅くとも7時起きしないと間に合わない状態だったので、結局、2時間程度しか眠れないまま、出掛けました。


菜食中心にしてから、僕は4時間も眠れば、殆どの場合OKなのですが、流石に、この状況はキツくて、昼食後、携帯のアラームをセットして、会社の机に臥せり、15分程度、仮眠しましたが、それでもって何とか乗り切る事が出来ました...


まあ、こんな風で、ここセブには、先日の水問題も含めて、日常、思わぬ、そして、至る所に災害の種は蒔かれている(?)ので、備えが必要なんですね。


停電も以前に比べれば減ったのですが、まだまだ、決して、珍しい事ではないので、停電をしてダメージを受ける事が想定される方には、自家発電機を備える事、そこまでやらぬまでも、先に挙げた非常灯、それに、デスクトップタイプのPCを使う場合には、



この画像のUPS(無停電電源装置…と言っても、ウチのこのタイプは15分程度しか持たないので、PCの電源を切るまでの時間稼ぎか、若しくは、こうした落雷他による‘サージ’対策にしか使えないのですが...)は、最低限、備える必要があるでしょうね。(元々、電力が不安定で‘うねる’上、瞬間的な通電ストップによる‘サージ’もあるので、家電の寿命は短くなりますし、デスクトップPCを‘これ’無しに使うのは本当に危険です)


そんな訳で、これから、セブにお住まいになる方々には、ご参考にして頂けましたら幸いです。



 

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