アコギおやじのあこぎな日々

初老の域に達したアコギおやじ。
日々のアコースティックな雑観

マーチンD-28 1961

2018-01-09 | Weblog



で、こちらがその古いマーチン。

昭和36年生まれのD-28。

相当にくたびれた外見ですが、いざ鳴らせば実力を発揮します。

音はでかいし、低温はビビーン、中音シッカリ、高音はシャリシャリ。

柾目のハカランダ単板、この時代のマーチンはトラスロッドがないので、演奏後は弦を緩めてあげてます。

楽器としての力は、やっぱすごいです。楽器も人間も、50年くらいないと「力み」は抜けませんな。



昭和36年のD-28は507台しか生産されなかったとのこと。

当時は楽器作りは手仕事だから大量生産はできなかったらしく、1970年代に入って機械化が進み、生産台数は飛躍的に増加していったとのこと。


ビンテージ物って、その値段の高さに反感があり敬遠してきたが、いざ弾いてみると、やはりその価値には納得せざるを得ない。


おれも昭和36年生まれ。相当にくたびれていることは自覚してます。願わくば、このギターのように、いざ鳴らせばでかい音が出せるものでありたい。


ケースは70年代、ギターは61年。

深いブルーのベッドにたたずむウエザーチェック入りまくりのD-28の姿を見ながら、わしも自分の老い方、越し方について考え、ブルーを深めていくのである。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« マーチン ブルーケース | トップ | 内田正人 ≒ 谷岡郁子 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事