お祭り

　２日、喜多方・北諏訪神社の祭りを見てきた。



　子ども、年寄り、男や女が見守る中、御輿が練り歩く。

　通りは、（通りの名前は分からないが）、きっとこの町で一番の目抜き通りだ。衣料品や食料品や、さまざまな店が軒を連ねている。


　しかし、通りはけばけばしく明るくない。

　どちらかというと暗い。

　光は多くないし、強くもない。



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　「町灯り」というより「焚き火」という雰囲気。そのなかを練り歩いている御輿は、なにか神懸りにも感じる。



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　最近はエンターテインメントの要素が強すぎるようになってきたが、本来、祭りとは神懸りなものであろう。


　エレクトリカルパレードを楽しめるのは若いうちだけ。スイングジャズを楽しめるのは、一定の年齢を過ぎてからだけ。

　普通は。




　祭囃子に揺らぐ灯りに、神を感じることもできるかもしれない。少なくとも、癒しを覚える。


　忘れかけていた、心地好い祭りを見てきた。





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　翌３日は、会津本郷焼の「せと市」を見てきた。

　はねものの抹茶碗を買い求めた。

　薬の不具合振りが、実に愛くるしい。今年も、いい買い物をした。


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　１日半、息子と離れていた。ものすごく久しぶりに、静かな日々を過ごした。