写真は20年以上も前のものとなりました

つれづれなるまゝに日ぐらしPCに向かひて心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつづっていきます

元日営業

2014年01月01日 | 歴史・史実

 

常識は偏見のコレクション・・・

 

 「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクション」

アルベルト・アインシュタインの名言 である。

 

身につけていないのなら、非常識だと言われても仕方ないし、

知れば、目から鱗の良い機会にもなる。

 

 

 

 

 

今や、常識となっている元日の営業。

コンビニは言うまでもなく、食品スーパーもほとんどが

1月1日も営業をしているが、実は、この元日営業、

歴史がとても浅い。

 

つまり、元日営業というのは、最近の風潮でしかないのだ。

 

いつから始まったかというと、平成8年(1996年)。

スーパーマーケットのダイエーが全国規模で元日営業を開始し、

当初は、全国の流通業界からゴーゴーたる非難を浴びた。

 

「そこまで出し抜いて売りたいのか?」

「そこまでしないと売上げが確保できないのか?」

 

まあ、実際、平成16年(2004年)年にダイエーは倒産するのだが・・・。

 

倒産はするのだが、借金や負債総額があまりにも大きすぎるので、

通常の会社更生法では潰すに潰せない、ということでダラダラと

引き延ばし、族議員とかも動いて、「産業活力再生特別措置法」という

甘々の法律で生き延ばしを図り、最終的は民主党フランケン岡田の息で

イオンが吸収した形となり、今日に到っている。

 

当初から隣接する田畑とかの土地を余分に買っておいたので、

隣接する商業地となって値上がりしていくのをニタニタと見守りつつ、

こういう事態になってから、田畑から宅地へという錬金術で不動産を

切り売りして債務を支払い、経営破綻という事態だけは回避した。

 

安く田畑を売った農民、インフラ整備に協力した行政・・・みんな

いいように乗せられてた訳だ・・・。

 

 

当初は非難していた、他の業者も、

店を開ければ儲かる、という事態に手をこまねいているはずもなく

「初売り」という美しい文化も足蹴にして、我も我もと参入していった。

 (福袋という詐欺まがいだけは残して・・・)


消費者に便利さを供給する」という苦し紛れの言い訳付きで・・・

・・・それ、コンビニからの受け売りでしょ? (convenience;便利)

 

 

コンビニの歴史を見ると、

セブンの1号店が、昭和49年(1974年)。

翌年には、すでに24時間営業の店も出現している。

 

私事だが、昭和54年に東京で長期研修で生活していたとき、

初めて「セブン-イレブン」の看板を見た。

 

 

 大きな「7」の文字の上に「ELEVEN」と書いてあり、

「なんで『7』に『11』のルビふってあるの?」と聞いた記憶がある。

 

当時は、7時から11時までという長時間営業している商店、と

いうことだったが、既に24時間営業店も、あるにはあったわけだ。

 

「7時から11時まで開いている」ということが画期的だという、

今ではちょっと想像もできないことなのだが、個人的にも日頃から

衰退が続く地域商店街の小売店関係者に、

「通勤者がいなくなった9時に店を開いて、帰ってくる前の7時に

店を閉めてりゃ、そりゃ、お客に来るな、と言ってるようなもんだろ?」

とか言っていたので、その ロゴそのものに大きな興味を持った。

 

それからは、POSシステムとかマーチャンダイジングとか

発注・配送システム、棚割、データベース・・・「情報化」というものの

本質みたいなことの多くを、「セブン-イレブン」に関連する書籍などを

読みあさって理解した。

 

理解した事柄を、友人の経営する「ローソン」のレジを見せてもらって

確認したりもして、理解を深めていった。

 

 

(当時、まだ 7-11は近くに進出していなかった・・・)

 

 

 

日本では当たり前となっている24時間365日営業だが、

ドイツにはコンビニがない。法律で禁じられているからだ

 

1956年に定められた「閉店法 Ladenschlussgesetz 」では、

長時間労働を防ぐため、今でも原則、商店の営業を

平日の午前6時~午後8時に限っている。

土曜日は午後2時までの営業、日曜日は完全休業である。

(例外として、ガソリンスタンドや薬屋、空港などは営業)

 

大事なのは労働者の休みであって、消費者の利便性ではない

という思想が徹底しており、利便性を少しガマンすれば、労働者の

時間が作れる、というもの。

 

日本ではサービスする側が、「神様」とまで持ち上げられるお客の

要求にとことん応えようとして、どんどんサービスを加熱させ、

更には、他社との競争まで加わって24時間営業の店が増え続け、

SCからも「定休日」が消えた。コンビニやファストフード店の、

名ばかり店長の窮状をはじめ、しわ寄せは働く者に課せられる。

 

 

結果的に、地域の小規模小売店の保護にもつながっており

それが地域文化の保護にも結びついている。

 

いかにも合理的なドイツ人らしい発想である。

 

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コンビニ利用時間帯

http://www.garbagenews.net/archives/2075875.html

 

 

コンビニエンスストア上位14チェーン別の都道府県店舗数

http://uub.jp/pdr/m/c.html

 

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ドイツ産ジョーク集より

 

ある夫婦がけんかをして口をきかない。

その夜、ご主人は居間のテーブルにメモを置いた。

『明日の7時に起こすように』

翌朝、彼が起きたのは10時だった。脇にメモが置いてある。

『7時よ。起きて!』

 

 

女は洋服のセンスがない。でなけりゃ、

あんなにしょっちゅう 「ねぇ、これ似合う?」などと聞くはずが無い

 

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自分の国の悪口を言うのが日本人

日本人の悪口を言うのが韓国人

日本人と韓国人の悪口を言うのが中国人

 

 ・・・問題は日本の左翼新聞だ。