写真は20年以上も前のものとなりました

つれづれなるまゝに日ぐらしPCに向かひて心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつづっていきます

アパルトヘイト

2014年09月15日 | 歴史・史実

 

 

 

 

 

 

アパルトヘイトと言えば、南アフリカ共和国の、白人と非白人

(黒人やアジア系などの有色人種)との人種隔離政策で有名

で、ネルソン・マンデラ 等の尽力があって1994年5月に撤廃された

・・・・・はずだと思っていたのだが、今や、ググってみると、

イスラエルでの「アパルトヘイト・ウォール」が、より問題となって

いるようだ。

 

 

(ガザのアパルトヘイト・ウォール)

 

 

このような、高さ 約10mの壁がイスラエルの国に、400kmにわたって設置

されているのだという。

 

 

当然、住民の意向などは無視して工事を強行しており、逆らえば

テロの危険がある」という理由で住民を銃撃したりする・・・。

 

 

ガザ地区は壁で覆われた事実上の収容所 であり、

6カ所の検問所が、あることはあるが、パレスチナ人が自由に

通れるところは・・・無い。(ガザ地区基礎知識

 

(map-gaza)

 

 

エジプト革命 (2011年)までは何とか唯一、ラファ検問所での

行き来ができていたようだが、革命後は、それも困難となり、

「地下壕」による行き来などで、わずかな物資の交換しかできなくなった。

 

6月に始まったイスラエルのガザ攻撃では、その最大の目的の

1つに、この「地下壕」の破壊を挙げていた・・・・徹底的に孤立

させようという魂胆のようである。

 

他の検問所も、一応、物資や燃料の運搬用とされているが、名目

だけのようで、実質的にはパレスチナへの経済封鎖をしている。

 

海は海で、海軍が見張っていて、舟を出すこともできない。

 

閉じ込めることで不便さを強いて、不満が高まるのを待ち、

それが昂じて暴動が起きれば、それを理由に無差別の空爆をする・・・・。

 

イスラエル政府は、こうした憎しみが増幅されていくシステム

作ることで、パレスチナ人全体を「テロ組織」として見なせるようにし、

パレスチナに対する弾圧が国際的に容認される状態を作っている。

 

 

冒頭の画は、ガザ地区への無差別空爆の風刺図である。

 

囲い込んでから空襲爆撃するというのは、太平洋戦争末期の

日本全土への空襲(無差別爆撃)と同じやり方である。

 

細かくてよく見えないが、絵に描かれているのは多くが子供である。

 

こどもや女性を狙い撃ちに抹殺してしまうことで、パレスチナ人の

全滅を狙っている・・・・。

 

 

日本では、マスコミが必死こいて「ユダヤ人=被害者」という

図式を喧伝しているようだが、「だっふんだ・・・(?)」でも

指摘していたように、今の「ユダヤ人」を騙っているのは、イエスの

時代の「古代ユダヤ人(ヘブライ人)」ではないし、むしろ、今の

パレスチナ人こそが古代ユダヤ人であるらしいのだが、少なくとも

現在のパレスチナ問題というのは、間違いなくユダヤ人のほうが

一方的な加害者でしかない、というのが真実のようである。

 

 

 

 

 

 

アパルトヘイト・ウォールとは(パレスチナ情報センター)

・・・イスラエルでは「セキュリティ・フェンス」と名付けている。

 

ガザ地区の概要

特定非営利活動法人パレスチナ子どものキャンペーン

 

消されるパレスチナ人の街

・・・奪われていくカルキリヤの農地。

 

アパルトヘイト・ウォールがめざす「最終解決」

・・・・それは、一種の奴隷制度(slavery system)である。