姐さんブログ

時計、ジュエリーに囲まれての毎日はとっても幸せ!

2011.季節は巡り…1年ぶりの再会

2011年04月25日 | 奈良

Rimg0117 またやって来ましたね!ワラビの季節。
一年ぶりの再会は心が沸き立つ。
コレは今朝の収穫

毎朝登山の若草山はワラビの宝庫。
灰汁が強いので、鹿が食べない為ワラビだけが残るのである。登りながら取るワラビはゲーム感覚にも似てとっても楽しい。
でも、この場所は出始めの時だけ。日当たりが良過ぎてすぐに開いてくるし、硬くなるから
土に潜ってるのを採るのである。なにしろ初物を戴くワクワク感がこの場所のワラビさんの役目なのですから。
塩湯でして、叩いて、お醤油とおかかをふり掛けて、はい!出来上がり。
とろとろのオカカワラビは、柔らかく、ほろ苦く、新緑の季節が巡って来たことを告げる

今日のワラビは頂上付近の某谷間。
太くて柔らかくて…それにしても今年は上りが遅い。寒かったり、暖かかったりでワラビも落ち着かないのかも。
重曹であく抜きをして、パスタ、お寿司、すき焼き、リゾット、料理のバリエは天井知らず。
超簡単はワラビのサラダ。適当に切って、マヨネーズとお醤油でどうぞ。
シャキシャキした歯ごたえは、癖になる。
お酒のつまみに、ご飯のおかずにと出番だらけの優れもの。
鮮度が命の山菜は余り懲りすぎないほうが美味しい。

場所を移しながら6月まで採れるワラビは新緑とセットの神様からの贈り物。山椒まで傍に生えてるなんて信じられる?


2011.しつこくてゴメンね…これで完結

2011年04月17日 | 日記・エッセイ・コラム

Dsc_0330_2 NY最後の夜は中華と決めたからにはあの噂の店に行かなければ…タクシーを飛ばしてチャイナタウンへ。
何と言っても店一番のウリは小龍包。ジューシーな蟹粉小龍包らしい。店の前には日本語や中国語、英語の雑誌の取材記事が貼ってある。
経験上、こうしたお店で美味しかった例がない。
止めとく?でも行列をつくってまで待っているし…どうするべきか。
ええいっ!騙されて見るか。

わぁ~!しっかり騙されました。


出て来た小龍包は、お互い一口食べただけで、次に箸をつけるには相当の勇気が必要である事を悟った。
冬瓜のスープに至ってはとても食べられるものではない。
トロトロの筈の冬瓜は分厚い皮ばかり、人参やきゅうりは生煮え。
どうしてこんなモノが行列を作るのか?
他の人の舌がおかしいのか、私たちの舌がおかしいのか解らなくなって来た。一箸で止めた
隣のアメリカ人グループ(旅行者)が怪訝そうな顔をして見ている。
思い切り不味そうな顔をして、こんな物を食べてちゃだめだよ

口直しに、改めての食事は昨夜のエスカ。再びタクシーを飛ばしてミッドタウン.ウェストへ。ドアを開けるなり、満面笑みを浮かべて支配人が「ゆぁーうえるかむ。また会えましたね」気分がいいじゃぁありませんか。
クロークにコートを預けると美しい彼女が「ゆぁーうえるかむ。今夜もですね」嬉しいではないですか。
バーカウンターに行けば昨夜のバーテンダーが「ゆぁーうえるかむ。良く来てくれました」全員が常連客のように扱ってくれる。
気分がいいじゃぁありませんか。
これはサービスだと言ってワインやつまみを次々と出して歓待してくれた。どれもこれも美味しいよ~お~

NYにエスカがあって良かった。
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考えてみると今回の旅は幸運続きだった
天候に恵まれ、たくさんの人に逢えたし、
その上、ご馳走にもなった。
飛行機の中では隣のアメリカ人のビジネスマンにワインを、昨夜はアンドレにワインを、そして今夜もエスカでワインやブルスケッタなどなど…そして、この後で起きた恐ろしいほどの幸運はあんびりーばぶる!

朝、ピカピカするテレホネ。
「なんかピカピカしているわよ。出てみて」「えっ!」慌ててフロントに向かった相方の顔はこころなしか色白。
エスカから戻り、ホテルのバーで更に一杯といった私はクレジットカードを落としてしまったのである。買い物上限500万円のカード。
きゃっ!と気付けばまだしも、部屋に戻って泥酔。
このホテルはエレベーター前のガードマンに、必ずルームキイカードを見せなければいけないシステムとなっている。
どうも、その時に落としたらしい。信じられな~い。落としたカードが戻ってくるなんて、しかもアメリカよ。
ガードマンが良い人でよかった
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この幸運、皆様におわけしなきゃ、感謝、感謝。
帰りはお土産を沢山買って大盤ぶる舞いだわ。

エルメスのチーフ、スカーフ、ティファニーのステーショナリー、アクセサリー、ナイン,ウェストのシューズ…
だって、クレジットカードが戻って来たんですもの(完)

2011.1/24()ニューヨーク18 :15-ロス21 35

ロス1/25(火)0;10-羽田1/26()5 :15無事帰国


2011.今更ですが…NYブログ完結編

2011年04月14日 | 日記・エッセイ・コラム

いろいろな事があり過ぎて、完結できなかったNYブログを再び。Dsc_0291_4 

Nysubwaymap   1月24日Todayは日曜日、買い物をしようにも主だったブティックはクローズ、心置きなく美術館巡りが出来る。フリック美術館と近代美術館(MOMA)に絞ってゆっくりしよう。ところが…

「今日はハーレムに行って、ゴスペルを聴こう」
ハーレム、あのハーレム!おお、まいがっと!
私は美しいものを観たいのです。選りによってあの小汚い、しかも治安の悪い場所に行くなんて…

地下鉄はcathedralpkwy駅を過ぎたころから雰囲気が変わってきた。<br・>車内はいつしか新聞やポテトチップの包み紙などが足元に投げ捨てられ、ジャンクフードの化身のように太った黒人達が乗り込み、唾を平気で床に吐くのである。
ソファーごと歩いて来たのではないかと思う程の巨大なお尻に挟まれ、身動きすら出来ない。ぺっぺ!と言いたいのは私の方だ。
どうか靴に掛かりませんように~神さま、仏さま。唾攻撃の恐怖は終点まで続く。何か私が悪い事でもしたのか?

地上に出て来た。
ホッとしたのもつかの間、薄ら覚えの教会を目指して、コレまたいい加減な地図を見ながら歩き回ること1時間。
なんやねん!だから行きたくないと言ったのに。
しゃあないやん!初めてなんやから。
北風が険悪なムードを増長させる。さぶ、さぶ、寒い~
クローズされた店のガラス越しには、絵の具を溶いたような赤や緑の飲み物が置いてある。あの黒人もこんな物を飲んでいるんだろうな…

着いた教会の名前は?もう忘れた。
信仰心を持つ人々が神を称え、感謝するために歌うゴスペル。
ぎぶみい、ぎぶみい…ソウルフルな礼拝は神憑り過ぎてちょっと参った。
もう充分だろう、早くセントラルパークに戻り、フリック.コレクションでフェルメールを観ようよぉ。
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生涯で30枚くらいしかないフェルメール作品のうち3枚がここにある。中でも『女と召使』は抜群の環境の中にあり、描かれた二人の会話が聞こえてくる。
ご主人様、今夜の食事は何に致しましましょうか?
そうだわね、旦那様のお好きな…なんちゃってね。

初めて観る本物のフェルメールの前でさすがの相方も感慨深そう。
だから早く来ようって言ったでしょ。美しいものは自ら、ぎぶみい、ぎぶみいではなく、ていくふぉーゆうなんですよ。満足、満足。
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ゆっくり廻ってMOMAへと移動する。
ここも絞って、ピカソ、ゴッホ、モネ、そしてアンディ.ウォーホルのハイライト編とする。それでも3時間はゆうに要するのである。
アメリカンポップアートがお気に入りの彼は、更に30分延長してもう一巡り。
燃料切れとなった私はベンチで外を眺めながら今夜の食事のことを考える。NY最後の夜は中華だ!

                  只今17:20分


2011.春風に乗せて…繋ごう次世代に

2011年04月05日 | 日記・エッセイ・コラム

Rimg0108_2 佐保川の桜がほころび始めました。
今年は被災者への応援メッセ-ジが書かれた行燈150本が並んでいます。

一人じゃないよ、私たちが見守っているよ…一緒に生きて行こうね
春風に乗って届きますように…

時計業界ではバーゼル情報があちらこちらで発信され、各ブランドの新作にワクワク。
年に一度、スイスのバーゼルで開催される時計の祭典。
世界中のバイヤーやプレスが集まって各ブランドの新作を取材したり、買い付けをします。
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今年は息子がバーゼルデビューです。
思えば私がバーゼルデビューしたのは20年前。初めてバーゼル会場に足を踏み入れた時の感動は忘れることができません。
あの感動があればこそ、こうして長く時計の仕事に携わることができたように思います。
20年後、小学生だった彼がこうして彼の地を踏んでいます

Rimg0107 20年の歳月は長くて短いものだとつくづく思います。

20年前、向かいの住宅地に植えられたオリーブの木は、冬の寒さにさらされて花芽ができ、8年目ぐらいから実もなるようになり、今では2階のベランダまで届くこの家のシンボルツリーとなっています。
毎年多くの人たちを楽しませてくれる佐保川沿いの桜も、変わらないように見えて確実に世代交代が行われてゆきます。

この思い、この美しい日本を繋いでゆかなければ…