NY最後の夜は中華と決めたからにはあの噂の店に行かなければ…タクシーを飛ばしてチャイナタウンへ。
何と言っても店一番のウリは小龍包。ジューシーな蟹粉小龍包らしい。店の前には日本語や中国語、英語の雑誌の取材記事が貼ってある。
経験上、こうしたお店で美味しかった例がない。
止めとく?でも行列をつくってまで待っているし…どうするべきか。
ええいっ!騙されて見るか。
わぁ~!しっかり騙されました。
出て来た小龍包は、お互い一口食べただけで、次に箸をつけるには相当の勇気が必要である事を悟った。
冬瓜のスープに至ってはとても食べられるものではない。
トロトロの筈の冬瓜は分厚い皮ばかり、人参やきゅうりは生煮え。
どうしてこんなモノが行列を作るのか?
他の人の舌がおかしいのか、私たちの舌がおかしいのか解らなくなって来た。一箸で止めた
隣のアメリカ人グループ(旅行者)が怪訝そうな顔をして見ている。
思い切り不味そうな顔をして、こんな物を食べてちゃだめだよ
口直しに、改めての食事は昨夜のエスカ。再びタクシーを飛ばしてミッドタウン.ウェストへ。ドアを開けるなり、満面笑みを浮かべて支配人が「ゆぁーうえるかむ。また会えましたね」気分がいいじゃぁありませんか。
クロークにコートを預けると美しい彼女が「ゆぁーうえるかむ。今夜もですね」嬉しいではないですか。
バーカウンターに行けば昨夜のバーテンダーが「ゆぁーうえるかむ。良く来てくれました」全員が常連客のように扱ってくれる。
気分がいいじゃぁありませんか。
これはサービスだと言ってワインやつまみを次々と出して歓待してくれた。どれもこれも美味しいよ~お~
NYにエスカがあって良かった。
考えてみると今回の旅は幸運続きだった
天候に恵まれ、たくさんの人に逢えたし、
その上、ご馳走にもなった。
飛行機の中では隣のアメリカ人のビジネスマンにワインを、昨夜はアンドレにワインを、そして今夜もエスカでワインやブルスケッタなどなど…そして、この後で起きた恐ろしいほどの幸運はあんびりーばぶる!
朝、ピカピカするテレホネ。
「なんかピカピカしているわよ。出てみて」「えっ!」慌ててフロントに向かった相方の顔はこころなしか色白。
エスカから戻り、ホテルのバーで更に一杯といった私はクレジットカードを落としてしまったのである。買い物上限500万円のカード。
きゃっ!と気付けばまだしも、部屋に戻って泥酔。
このホテルはエレベーター前のガードマンに、必ずルームキイカードを見せなければいけないシステムとなっている。
どうも、その時に落としたらしい。信じられな~い。落としたカードが戻ってくるなんて、しかもアメリカよ。
ガードマンが良い人でよかった
この幸運、皆様におわけしなきゃ、感謝、感謝。
帰りはお土産を沢山買って大盤ぶる舞いだわ。
エルメスのチーフ、スカーフ、ティファニーのステーショナリー、アクセサリー、ナイン,ウェストのシューズ…
だって、クレジットカードが戻って来たんですもの(完)
2011.1/24(月)ニューヨーク18 :15-ロス21 35
ロス1/25(火)0;10-羽田1/26(水)5 :15無事帰国