来年は私にとって人生の大きな節目。
大きな手術や小さな手術で体中を切り刻みながらも、元気でハッピーに過せることに感謝して…二人でヨーロッパアルプス最高峰モンブラン（４，８１０ｍ）登頂を目指そう！題してアラカン登山
目標設定が出来たからには身体を鍛えなければと早速、大峰奥駆の弥山へ。
いつもは近畿最高峰（八経ヶ岳１，９１５m）最短コース、行者還トンネル西口から登るのであるが、今回は超上級者コースの登山道として有名な双門コースを行くことにする（と言っても都合、途中までなんですけれど…）。それにしても初めての私にはかなりのビックリコースでした。
７時前に奈良を出発し、天川に向かう。
４日前の台風の影響で川の増水が気になりつつも、みたらい渓谷を過ぎ、熊渡到着。
ここから弥山川渓谷を登ってゆく。
腹が減っては戦は出来ぬとお握りを１個食べ、飴を５～６個ズボンのポケットに忍ばせ、いざ！
橋を渡ると看板に「急な岩場や梯子が続く上級コース。至る所に転落の危険箇所が…」と書いてある。ガレ石のごろごろする林道を４０分ばかり歩くと白いガレが延々と続く白川八丁に出る。この下を川が流れているなんて、自然はミステリアスなことばかり。
伏流水の湧出が随分手前から現れ始めたらしく「こんな処からの湧水は初めてや」と相方。やはり先日の台風の影響だろう。
水量の増した沢の飛び渡りは結構大変だった。足の長い相方はひょいと跨いでいとも簡単に渡って行くも、短い私は跳ぶしか無かったし…対岸でクリアする度に拍手喝采。ドボン無し、凄い！３０分余りでエメラルドグリーンの水がキラキラと輝き、宝石のようなガマ滝に到着。癒されるな～ぁ。
ここからは急斜面を梯子、鎖、ロープ、木の根っこを頼りに、泥濘んだ足場をアップダウンで１時間余り。
再び川に出て、濡れた大きな石の跳び渡り。ここもドボン無し！パチパチ（拍手）最初の難所といわれている巨大岩の沢へりに到着。
ぶらさがったり、四つんばいになったり…最後は今にも切れそうなロープで橋桁によじ登る。アクロバチックなここはヨガのお陰でクリア（身体の柔軟さが勝負）。
回り込んで…突然、瀑布の音。一の滝、二の滝に到着！水しぶきが対岸にいてもふりかかる。
天然ミストを浴びながら、濡れた平らな岩場を銅線を頼みに慎重に降りて行く（軍手を持って来るべきだった～ぁ）。
吊り橋の上から滝を見るも一興。
見上げる二段滝は豪快で見応え十分。自然の造形美はダイナミックで神秘。神々しいとしか言いようがない。思わず合掌。
登り始めて約２時間半（ゆっくり歩き過ぎました）
これから先が面白いらしいが次回と言う事で、今日は此処で引き返します（この後、とっても素敵なマダムのＣａｆｅに伺う予定有り）
帰りは慣れたもので急ピッチ。途中、エメラルドグリーンの渓流を眺めながらおにぎり休憩。久しぶりに食べたカップラーメンの味がめっちゃ濃かった。もっとハードに身体を使わなければ食べられないシロモノだったのね…
あぁ～面白かった！やっぱり山はいいね。来週も行くか
週一レベルでトレッキング出来たらモンブランは楽勝。頑張りますよ（10月10日）