姐さんブログ

時計、ジュエリーに囲まれての毎日はとっても幸せ!

2012.晩秋の和佐又ヒュッテ~初冬の大普賢岳へ

2012年11月26日 | 奈良

Dscn0102_525x700  Dscn0103_700x525_3 後方の真っ白な山が見えますか?これからあの山を目指してトレッキング開始です。一足早いハッピーホリディですね。樹氷に覆われた大普賢岳(1780m)です。

不安定な天候が続く昨今、祈りにも似た気持ちで奈良を出発。
南の空にはどんよりと重たい雲が…天気予報では曇りから晴れになっていた筈…とりあえず吉野へ。

吉野町~川上村~新伯母峰トンネル~上北山村、トンネルを抜け、すぐに和佐又林道をヒュッテにと登ってゆく。

駐車場に車を止め、登山準備が出来た処で駐車料金を払いにヒュッテに入ると「3時間まで500円、6時間で1000円、何処に行くのか?」と尋ねられ「えっ!何処か分からない」「えっ!」びっくりした顔が見つめる。
そう言えば、いつも相方の後を付いて行くだけで、何処に行くのかも知らないまま…きゃーっ!もし相方が怪我でもして動けなくなったら、間違いなく私は遭難する。地図も読めず、道に迷って、何処にいるのかさえも分からず凍死するのだ。
大声で「何処まで行くのぉ~」「大普賢岳」
そうか大普賢岳に行くのか。初めてだな…
1000円払って車に戻り、登りが3時間、下りが2時半と聞いたことを告げ「私は初めて登る山よね」と言えば「君は2度目です」
どおゆうこっちゃ!

じっとしていたら寒くて、登山にはもってこいの気温らしい。青空が広がって来た。かじかむ手でお握り(鮭)を1つ食べスタートする。
砂利道を進んで行くと先ほどの記念碑。
左に折れて「笙の窟」に向かいどんどんと進んで行く。
君の後を歩いていたのではトレーニングにならん!と最近、登り方を変えた相方は、先に進んでは引き返し、タッチしては再度登って行く。
日頃の行ないが良いのはどちらか?ドピーカンになってきた。Dscn0107_700x525

Dscn0110_525x700 Dscn0112_525x700 大きなブナ林を登り、最初の行場「シタンの窟」に到着。






古来、修験道の山として山伏の修行の場であった為、数多くの行場跡があり、行く手に朝日-笙ノ窟-鷲ノ窟と続く。
長い梯子を登って…日本岳コルに出る。

北斜面から吹き上げる風が厳しく冷たい。この付近からが険しくなり、梯子、鎖、鉄階段の連続。Dscn0113_525x700

「いらっしゃい~」頭上で声がする。梯子を前方に大きな岩が突き出た「石ノ鼻」に立った相方が見えて来た。
絶景!ドピーカンに映える大台ヶ原や日本岳、視線をぐるっとまわして弥山から釈迦岳、左に大きく迫るのはこれから登る大普賢岳。Dscn0118_700x525
「いゃ~ぁ、こんなに素晴らしい天気は年にそうあるもんじゃないゾ。山が俺達を呼んでるんだ」
キザなセリフを吐く相方がカッコ良く見えるのもドピーカンのせいだろう。Dscn0116_700x525






小普賢岳を絡め、急降下。樹氷が美しい。時折、星屑のように舞いながら落ちてゆく。凛とした空気の流れる中、荘厳な賛美歌が聞こえてくる。一足早いハッピーホリディ。Dscn0120_525x700 Dscn0125_525x700

固まった雪の上を慎重に歩を進め…梯子、鎖、が続き一段と登りの厳しい大普賢岳に取り付く。

子供の頃、直角に近い梯子を登って反対側に倒れた(幸か不幸か、反対側の軒に梯子が引っ掛った)あの一瞬の無重力感が甦ってくる。ブランコを勢い良く漕いでヒュ~ゥって戻る時のあの感じね。
「腰が引けているぞ!」やっぱりへっぴり腰になっていたか。だいじょうぶ、大丈夫…と言い聞かせ、急な梯子を登ってゆく。

Dscn0126_700x525_2  傾斜の穏やかな奥駆道との合流地点に出た。ふぅーっ。新雪で足を捕られないよう、100mばかり登り、風ひとつ無い頂上に到着。見渡せば山上ヶ岳、稲村岳、ハリゴヤの頭…あぁ~爽快!

先着の典型的な山ガール、山ボーイ3名が昼食を取っている。では、我々も…Dscn0130_525x7002_3 Dscn0137_525x700

今年初めての雪が嬉しかったのでピストンすることにする。

抜けるような紺碧(いや、茄紺と言うべきかも)の空にブナの白い樹皮のコントラストが素晴らし過ぎる…コースタイムで帰還。


和佐又ヒュッテの駐車場脇のススキが晩秋に輝いていた…今日もいい日だったナ(1121日)Dscn0138_700x525


2012.むかしむかし 遥かむかし…

2012年11月16日 | ちょっといい話

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素敵過ぎて知恵熱が出ちゃう~ぅ。。。。。。
伊勢丹のワンダークリスマス。

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クラウス.ハーバニエミの紡ぎ出す「12の王国の物語」鳥肌が立つう~ぅ。。。。。。
わあぁぁ~涙が出ちゃう~ぅ。。。。。。

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むかしむかし 遥かむかし
不思議な動物たちが暮らす「ワンダーエデン」には
12の王国が ありました。

そこは 大いなる自然とともにある 伝説の地。

12の王国を司る動物たちは
12の幸せを 産みだしたといわれます。
それはやがて 王国の礎となり
未来へと 受け継がれてゆきました。

そう、 彼らが紡いだ幸せは
今もどこかで 脈々と息づいているのです。

ようこそ伝説の世界へ

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現代人が忘れかけている大切なものに気付かせてくれます。
慈しみと愛に溢れた物語です。

12月25日(火)まで開催しています。
是非皆さんもご覧になってください!心が温まりますよ

伊勢丹のスペシャルウェブサイトでもお楽しみいただけます!
下記リンクよりご確認ください。
伊勢丹『Once Upon a Time In Wonder Christmas』


2012.最後の紅葉を満喫~明神平~国見山

2012年11月03日 | 奈良

Rimg0739_480x640_3 登山靴を新調したと言うのに…
マムートのトレッキングパンツを買ったと言うのに…
水曜日毎に雨に降られ山に行けない10月

最後の最後31日。何がなんでも行くぞ!

最高のトレッキング日和に恵まれて、明神平(標高1,130m)まで行ってきましたよ!ついこの間、遭難騒ぎのあったあの明神平ですが、滑り込みセーフで最後の紅葉を堪能することも出来ました。これで10月のトレッキングは2回

6時過ぎに奈良を出て、明日香村を抜け東吉野へ
2時間余りで大又林道最終地点の駐車場に到着。
四季を通して人気の有る明神平は、平日でも登山者がちらほら
すでに車が7台、内3台は夜露に濡れている所から野営をしての登山らしいRimg0752_525x700
オニューの登山靴に履き替え(ふふふ、うれしい~。3万7千円(高い!)の履き心地は最高だわ)幻想的な朝日に向かって林道を歩き出すRimg0756_700x525_2
しばらくすると見るも無残な崩壊状態の林道に出くわす。
昨年の台風の爪痕である。

へぇ~舗装の下はこんな風になっているのかと妙な所に感心しながらも、人工物は、コレほど醜く破壊されるものなのだ。正に瓦礫
ビルド&スクラップを繰り返している我々はこのままで良いのだろうか…30分歩いて登山口に入る。Rimg0761_700x525_2

入山届けを出して(遭難騒ぎで届け出内容が新しくなったらしい)明神谷を渓谷沿いに登ってゆく。
倒木や地崩れは在るものの、紅葉の進んだ木々がトレッキングに彩りを添えてくれる。
Rimg0763_525x700 明神滝を過ぎるともう別世界。Rimg0769_525x700
登るにつれ赤、黄色、オレンジの絨毯が幾重にも敷き詰められ、深まり行く秋を告げる。
サクサクと落ち葉を踏む音が心地いい。
ウヮ~ァ、すんばらし~いッ!
真っ赤に燃える楓の下で大きく深呼吸をする。
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此処から少し上った所が水場。
シャリバテする前に補給ってことでおにぎり休憩(朝から3個目ですよ)。
山の水は甘くて美味し~ぃ
あと少しで明神平に到着する。さあ出発!

思ったよりもあっけなく着いてしまった。草原のような明神平は風が吹き晒してかなり寒い。
登りはじめと同じ服装に戻し、新しくなったあしび山荘(台風で崩壊したそう)を後に国見山を目指す。穏やかな稜線を登ったり降りたりで水無山(1,440m)から国見山(1,248m)へ。 Rimg0777_700x525
Rimg0781_700x525_2 駆け足で過ぎて行く山の秋に身を浸しながら登って行く。
この間3組のパーティに出会う。Rimg0787_700x525 




少し足を伸ばして馬駆ヶ場でおにぎりタイムとする(コレで4個目、食べ過ぎか知らん)

風も無く、晴れ渡った青空の下で食べるおにぎりは絶品、いかな料理もかなわない。
思い切り大の字になって大空を仰ぐ相方。わかる、わかる、下界の憑き物が綺麗さっぱり落ちちゃったね

ここは三重県と奈良県の県境です

秋の日暮れは釣る瓶落とし…さて、そろそろ下山するか…(続く)