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ピカソとモディリアーニの時代

2006-10-27 03:29:45 | 展覧会/イベント
Bunkamuraミュージアムで開催されていた、「ピカソとモディリアーニの時代」展を観てきました。
2日連続の美術館巡り…芸術の秋だ。

リール近代美術館から、19世紀末から20世紀初頭にかけての作品がやってきたというふれこみ。
モディリアーニは結構好きなのです。
以下、印象に残ったことをぱらぱらと。

ブラックはキュビズムのはしりな人らしいんですが、ピカソみたいな多様性は(今回見た限りでは)無いように感じました。
ピカソは多作の人だけあって、いかにもピカソってのから、ピカソらしくないピカソだねって作品まで色々ありました(妙な物言いですね)。
しかし先駆的表現なだけあって、モデルとなった人物の気分はどうだったんでしょう。
もしも私が肖像画を描いてもらうことになったら、ピカソ先生ではなくドラクロワ先生に一筆お願いしたいものです。

モディリアーニの人物って奇妙だけど、背景に暖色が多いせいか、なぜか温かい印象があります。
眼の描き方があれなんで、表情からそういったものが直接伝わってくる訳ではないのですが。

ミロは…よくわからない。
やったもん勝ち!見たいな作品です。
でもカンディンスキーはなぜか昔から好き。
ギミック的なものが全く無い抽象画だからかな。
多分天才的な論理性で描いていると思う(と勝手に想像)。

展示されているうちで私が一番気に入ったのはユトリロの作品。
ユトリロも好きなんでそれを割り引いてもぶっちぎりで一番よかった。
おそらく今回の展示中で唯一、伝統的な遠近法の影響を色濃く残した作品だったと思うのですが…
パリの通りを超完璧な一点透視法で描いているんですが、その消失点に至るまでの道に永遠の精神性を感じました。
通りに面した建物に切り取られた空も素敵。
100年前の街角の瞬間を切り取ったものだと思うとグッときます。


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2 コメント

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Unknown (acco)
2006-10-27 14:50:26
芸術の秋ですね~。

智くん絵好きなんだね~。

そんで詳しいよね~。

はじめて聞く画家の方ばかりよ。



ピカソと言えば、「夢」ひじで穴開けたって話。

「あ~ぁ」だよねw
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Unknown ()
2006-10-27 16:07:08
いやいや詳しくないって!

学生のころはあんまり興味なかったけど、今は好きですね。

たまに絵を観に行くと心がなごむわ~。

美術館は広々としていて空いてるせいもあるけど、居心地がいい。



全くひじ打ち禁止ルールにしとけ!

文化遺産だろうに…
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