世田谷美術館でルソー展を観てきました。
実は常設展の「イギリス的なるもの」を見に来たらたまたまやっていた、というのが正直なところ。
これまで素朴派にはあまり思い入れがなかったのですが、なかなか楽しめました。
あくまで素人考えですが、素朴派には画派としての技法的な統一感は無く、描きたいモノ(コト)を注目して描く…というのが特徴かと思われます。
葉っぱの葉脈や、岩肌などを偏質的に描いたり、デッサンなど無視して中心となる人物を大きく描いたりしていて、現実的な主題に非現実性を与えている感じ。
特にルソーの絵は、描かれた光景がルソーの思惟に引っ張られたように、不可思議な世界へと変化して見える。
シュールリアリズムが鑑賞者に対し視覚的に幻惑を仕掛けてくるのに対し、素朴派の絵は心理的に訴求してくるように感じました。
ゆえに鑑賞者と感性がマッチしないと、ただの稚拙な絵に感じられるかもしれません。
作品の解釈は基本的に鑑賞者にゆだねられていると考えるので、判定は自分勝手で良いのだと思います。
12月初旬迄開催しているので、興味をもたれた方は是非どうぞ。
常設展の方はイギリスの現代美術展でこちらも面白かった。
私は彫刻などより絵画が好きなんですが、こと現代美術に関しては立体の方が面白くて好きかも…と思った次第。
写真でも非常にプリミティヴなものがあったりして面白いです。
特に現代モノだと、完全に個人的な好き嫌いで決めてしまうので、意味不明でも好きなものは好きって感じですね。
10/27 付記
画像とリンクを追加、一部文章を改訂
実は常設展の「イギリス的なるもの」を見に来たらたまたまやっていた、というのが正直なところ。
これまで素朴派にはあまり思い入れがなかったのですが、なかなか楽しめました。
あくまで素人考えですが、素朴派には画派としての技法的な統一感は無く、描きたいモノ(コト)を注目して描く…というのが特徴かと思われます。
葉っぱの葉脈や、岩肌などを偏質的に描いたり、デッサンなど無視して中心となる人物を大きく描いたりしていて、現実的な主題に非現実性を与えている感じ。
特にルソーの絵は、描かれた光景がルソーの思惟に引っ張られたように、不可思議な世界へと変化して見える。
シュールリアリズムが鑑賞者に対し視覚的に幻惑を仕掛けてくるのに対し、素朴派の絵は心理的に訴求してくるように感じました。
ゆえに鑑賞者と感性がマッチしないと、ただの稚拙な絵に感じられるかもしれません。
作品の解釈は基本的に鑑賞者にゆだねられていると考えるので、判定は自分勝手で良いのだと思います。
12月初旬迄開催しているので、興味をもたれた方は是非どうぞ。
常設展の方はイギリスの現代美術展でこちらも面白かった。
私は彫刻などより絵画が好きなんですが、こと現代美術に関しては立体の方が面白くて好きかも…と思った次第。
写真でも非常にプリミティヴなものがあったりして面白いです。
特に現代モノだと、完全に個人的な好き嫌いで決めてしまうので、意味不明でも好きなものは好きって感じですね。
10/27 付記
画像とリンクを追加、一部文章を改訂
軽いシンクロだな。
そろそろ散策には肌寒くなりますな。
一枚多めに着込んでお出かけください。
調べてみると、面白い構図の人ですね。
特に動物なんかはエジプトの壁画を思い出しました。
遠近感もバラバラなので、見ていて幻惑されます。
かといって描いている主題は現実のものなのですが…