嵐の月曜日

They call it "Stomy Monday"...but Tuesday's just as...

スタニスワフ・レム 『ソラリスの陽のもとに』

2006-03-17 22:35:29 | 昔日の読書人
年末読んでいた本を、パラパラと読み返していました。『ソラリスの陽のもとに』スタニスワフ・レム 著, 飯田規和 訳 1961年の作品なのでもう立派に古典でしょうか。近年、『ソラリス』として新訳版が出てます。原題が"Solaris"なので直訳なのですが、なぜか「陽のもとに」が付いている方がしっくりきます。詩的ですね。著名な作品なのでSF好きの方には釈迦に説法ですが…心理学者のケルビンが、思考 . . . 本文を読む

シンシア・ライラント『ヴァン・ゴッホ・カフェ』

2005-12-03 16:46:01 | 昔日の読書人
休日に読んだ本の話。シンシア・ライラント『ヴァン・ゴッホ・カフェ』カンサス州フラワーズにある、昔劇場だった建物にあるカフェが舞台となったおとぎ話です。店主のマークと娘のクララ、それとヴァン・ゴッホ・カフェを訪れる様々なお客たちが登場人物。そしてこのカフェでは次々と不思議な魔法が起こって、人々を幸せにするのです。魔法といってもほんの些細なことで、人々が気が付かないようなことだったりもします。童話です . . . 本文を読む

ジム・ロジャーズ 『商品の時代』

2005-10-16 19:19:21 | 昔日の読書人
読んでは休み、また読んではほったらかしにしておいた本、ジム・ロジャーズ著『商品の時代』をようやく読了しました。 著者はかのジョージ・ソロスと共同で設立したクォンタム・ファンドで、10年間で4000%のリターンを実現した伝説的な投機家です。(彼は自身曰く、基本的に長期でポジションを持つことしかしないため、投機家という感じはあまりしませんが。実質的には投資家も投機家も同じなのでは。)彼は今後、商品先物 . . . 本文を読む

絵本で回顧する。

2005-07-31 01:38:51 | 昔日の読書人
昨夜新宿で前の会社の人と飲んでいると、Kから遊びの誘いが。終電で帰宅してから就寝/起床してそのまま街へ。 原宿で雑貨屋やら服屋やらを見てまわりながら、渋谷に到着。歩き疲れたので文教堂に併設されてるカフェで一服。さらに同じフロアにある「足もみマッサージ」までしてしまった。足下から適度な刺激が身体を登ってきて、さらに心地よい音楽も流れていて最高です。どこかにトリップしそうになりました。本は読めるしコー . . . 本文を読む

電車男を電車にて

2005-05-21 01:07:15 | 昔日の読書人
今日は友達と八重洲あたりでディナーを、という話だったのですが、そのコが残業でお流れに。 いくあてがなくなってしまったので適当に夕食を済ませてからブラブラと有楽町まで歩いていきました。 何の気なしに有楽町駅前の三省堂に入って、平積みになってた「電車男」を買った。 買った理由を分析してみると… ①給料日だったのでつい無駄遣い ②先日たまたまマンガ版の「電車男」(原秀則のやつ)を読んだから ③電車通 . . . 本文を読む

豪徳寺参詣

2005-04-29 23:59:00 | 昔日の読書人
ゴールデンウィーク初日ということで、観光らしい事をしようと豪徳寺に参拝しました。 チャリで5分で到着では観光もヘッタくれもないのですが。 それでも気持ちよく晴れて、都心の自然を満喫。やはり緑が多いところは落ち着きます。 境内近くの石に腰掛けて、小一時間ほど読書。 読んでいたのは『ぼくは12歳』(ちくま文庫)という詩集で、著者は岡真史という少年。 「少年」というのは、彼は1975年、12歳の時に投 . . . 本文を読む

週刊誌

2005-04-20 20:51:00 | 昔日の読書人
ちょっと前の話だが、私の出身校に関するスキャンダル記事が某週刊誌に掲載されていた。 ネタとしてはありがちな話で、教授が生徒にセクハラを…とのこと。すわ、あの人?と思ったけど、幸い違った。 週刊誌はたいがい見出しの大仰さ程の内容は無かったりするけど、たいていは電車の吊り広告で見出しだけしか見ないので、脳内に相当いい加減な情報ばかり蓄積されてる気がする。 あと気になるのは女性誌の見出しの「小 . . . 本文を読む