CAFE PACIS

ユルゲンが「カフェで政治が行なわれているんだ」って言う。じゃあ、カフェで平和やるか。

ニューオーリンズからその3:タイムス・ピキューン紙の伝言板が伝える災害の恐怖

2005-09-03 00:32:43 | ニュース@海外
mediachannel.org--the global network for democratic mediaより

mediachannel Greg Michell編集(gmitchell@editorandpublisher.com)
2005年9月1日午後1:51掲示
 
 ニューオーリンズでの何千人もを巻き込む大災害が世界中で報道されているが、その間個々人の助けを求める声は聞こえてこない。この間、現地のタイムス・ピキューン紙は、救援を求める読者に向けブログ、討論欄、速報板を運営してきた。今朝、ここでの助けを求める声は身も凍るような状況を伝えるものになった。この三時間に寄せられた一部を伝えたい。

 「助けてください。
  いま伝え聞いたのですが、友人たちがロイヤル・ストリートの2716にある倉庫に閉じ込められています。外では銃撃が聞こえているそうです。」

 「いま、キャンプ・ストリートとセントマリー・ストリートの間に避難していた近所の人から話を聞きました。ジャクソン・ストリート沿いは銃殺死体でいっぱいだったそうです。12~15歳ぐらいの女の子が二人死んでいたのを見たとき、脱出しなければ身が危ないと感じたと言っていました。州兵はどこにいるんですか。救助してください。」

 「武装強盗集団がチューレーン大学医療センター(または病院)を包囲しているようです。屋根で身動きが取れなくなった医師がひとり父親(ニュージャージー州法律事務所の依頼人)に電話して警告しています。
彼らは屋根にいます。ヘリコプターで救助してください。」

 「リバーベンドの状況は絶望的です。
  今朝(木曜)、キャロルトンとセント・チャールズの付近にいるリバーベンドのおじと話しました。おじと何人かの(年配の)居住者が閉じ込められていて、治安は絶望的です。暑さは極限に達し、銃を持った略奪ギャングたちがうろついているそうです。彼らは切削機も持っていて家屋をぶち壊して押し入っています。おじたちにはいっさい避難情報がきていません。リーク・アベニューとリバー・ロードは水が引いていますが、外に出れば、撃たれたり、車ごと襲撃されるのを恐れて出られない状態です。少なくともダウンタウンの人たちは必死で助けを求めています。誰でもいいから電話で連絡を取ろうとしていますが、当然電話は不通。当局の人はこれを見たら、救援を送ってください。」

 「沿岸警備隊に、ニューオーリンズ大学キャンパスの建物を捜索するよう知らせてください。パトリック・ジョリーほか何名かが冠水した建物に閉じ込められています。ジョリーとは二日前に連絡が途切れました。彼は糖尿病で、他に何人かが一緒です。彼が最後に娘さんと話をしたときは、堤防決壊で水が押し寄せ、近くにいる女の子が喘息の発作を起こしていたそうです。市の関係者にキャンパスの建物全部を探すようどうか伝えてください。」

 「私の母は、デロレース・ペイジ伍長で、ニューオーリンズの保安官部門で仕事をしています。1時間ほど前彼女と話をしましたが、保安官代理たちと、囚人と一緒に移動する途中、タイムス・ピキューン社近くのブロード・ブリッジで逃げ場を失い、そこで4日間飲まず食わずで過ごしています。囚人を保護しに当局関係者が来たそうですが、保安官たちはそこにとり残されました。母は糖尿病持ちだし、すべてを失ったそうで、ものすごく心配です。お願いです、どうか、どうか母たちを助けてください。そこらじゅうで人が死んでいっているとも言っていました。救援を送ってください。」

 「孫息子を探しています。名前はブランドン・チャイルズで身長は120センチぐらい。6歳で金髪、目の色は茶色です。どこにいるか知っている人がいたら、billychilds@***charter.com.に連絡を下さい。」

 「いま義理の姉ビッキーから電話がありました。彼女は3,4人の大人と一緒で、一人が重度の喘息持ちで薬を持ち合わせていないそうです。昨日ボートで脱出を試みましたが、略奪者に銃撃されました。彼女は誰か救助できそうな人がいないかあちこち電話しており、だれか救援につながりそうな連絡先や提案を寄せて欲しいと願っています。どうか、現役・退役問わず州兵や軍関係者の知人がおられる方にこのメールを転送してください。サウス・カリボーンとウィローの間にある家のテラスで赤旗を振っています。
お時間・ご検討ありがとうございます。」

 「妹はビロクシで嵐を乗り切りました。彼女の18歳の娘はトラウマを抱えた病人で(アリシア・テイラー。飲酒運転者に轢かれた)、薬、チューブ摂取用栄養剤が今にも切れそうです。近所の人たちが草刈機の燃料を集めて彼らを避難させようとしましたがダメでした。通信手段がなく一切援助がきていない他の多くの人たち同様、彼らもいますぐ救援が要ります。軍にいる甥がジョージアを発って、チヌーク・ヘリでノラに救助に向かいましたが、自分の叔母といとこの助けにいけないなんて。状況は嵐の後の方がずっと悪く、救助の手は届いていませんし、ガソリンなしでは誰も脱出できません。」

 「この間ずっと掲示板の連絡を追っていましたが、まだ誰もザビエル大学の学生たちのことは書いていません。学生寮に、水も食料もないまま、少なくとも400人が閉じ込められています。私が把握している限りでは、警察はキャンパスに人が残っているか確認しませんでした。彼らがいますぐ救助が必要だと知らせるために書いています。女性たちは5階で男性は6階にいます。悲惨な状況で出来るだけ早い助けが必要です。」

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