可愛いサクラちゃん
虹の橋を渡って行ったサクラちゃん。
かりなが言う事を聞かない時の切り札、サクラちゃん。
かりなが呼んでも来ない時
「サクラちゃんを呼ぼう」
と言うと、かりなは火の玉の様に現れ、
かりながエサを食べない時
「サクラちゃんにあげよう」
と言うと、かりなはエサをサクサク食べ、
かりながなんだかんだ言う事を聞かない時、
「サクラちゃん、サクラちゃん」
と、言えば何故か、かりなは言う事を聞く。
サクラちゃんは、かりなのライバルだったのだ
(しかも、かりなが思ってるだけ)
サクラちゃんは、お隣さんの家を飛び出しすと、私の家の庭に来た。
離れた(逃げた)時には必ず私の家の庭にいた。
走り回ったり、サッシを叩いたりして、庭にいる事を知らせる…それも満面の笑みで。
もう、可愛いったらない♡ラブリーサクラちゃんなのだ。
かといってベタベタはしない。
どちらかと言えば「ツンデレ」
それも可愛い。
私の母が大好きだったサクラちゃん。
晩年のサクラちゃんは、耳が聞こえなくなり、会っても良く分からなかったみたいで寂しかった。
毎日、お留守番をしていたサクラちゃん。
歳を取ってからは、鳴き声が聞こえる度、心配でならなかった。
もう、その声もしないんだなぁ…
寂しいよ、サクラ
この、悪魔の様に手の掛かるかりなも、いつかは逝ってしまうんだ…
と、感慨に耽っていると、グーグーとイビキが聞こえて来た。
冷房の効いた部屋で眠っている、へそ天かりながそこにいた
★おまけの話★
今日も、お散歩に行こうと外に出た途端、全身で嫌がりうずくまるかりな。
と、そこへ柴犬を連れた女性がやって来た。
柴犬さんは女性の側を離れずに歩調を合わせて歩く、理想的なお散歩だ。
「こんにちは♪」
と挨拶。
かりなを見て女性が
「キレイなワンちゃんで…」
と、言う褒め言葉を全部聞かない内に、我、かりなさんは
「ワン!」
と、威嚇。
折角、褒められているのに、バカ。
そう褒められる事はないのに、ブタ。
最後まで聞けよ、シロ!
ビックリして立ち去る女性と柴犬。
かりなと言えば、駄々をこねてうずくまっていた癖に、柴犬を追いかけダッシュ。
今度は、飼い主が引っ張られる惨事。
全くこの犬は…
いつもの事ながら、辟易する飼い主なのでした〜。