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いだてん — 関東大震災がトレンド入り

2019-06-18 18:24:00 | ドラマ
twitterで関東大震災がトレンド入りしていて、なんじゃこりゃ、と思ったら、いだてん絡みなんですね。
 
いだてん ではなく 関東大震災 がトレンド入りというのも面白いですが、今回は関東大震災とそこにいる、いた人々の描写が非常に印象的だったからではないかと思われます。
 
セットや役者さんたちの服装やその汚らしさや、もちろん演技やストーリーの進行具合を見ても、今回はかなりNHKも力を入れた回だと思います。
 
前回の いだてん では、金栗四三さんがバカに見えるような事を書いてしまったのですが、今回の四三さんは、とっても男らしかった。前回のような描写は、スポーツに関しても、女子はバカにされて当たり前の時代を描いているわけですから、無理に波風立てずに周りの理解を得ていこう、というようなところを四三さんを通して描きたかったのか、とも考えてしまった。それに内容が暗くなってしまっては、物語の趣旨に沿わないのかもしれません。
 
今回の映像では、孝蔵が廃墟となってしまった寄席で関東大震災の悲惨な状況を話す場面はとっても印象的。その廃墟となった瓦礫の上に、普通に街を歩く人々や落語を聞きに来たお客さんの顔が浮かび上がるのですが、実際にはそんな人たちはいません。
 
 
一瞬にして、そしてその後の火事で命を失ってしまった人々。日常があっという間に失われた、という悲しみを表しているのでしょうか。
 
浅草の街がたった2日で消えた
 
と言うセリフがとっても印象的。
 
その後の、清さんのセリフも印象的でした。
 
喜びは喜びで思い切り声に出さないと。明るいニュースが少ねえからな。
 
1番の励ましのように思えます。
 
このドラマを見ていると、戦国時代の大河もいいけれど、近代史を知る上では、ある意味、重要な役割を果たしているのではないのか、という事。
特に最近はこのあたりの年代のドラマも少なくなった印象があるので、若い視聴者は、関東大震災の映像や詳しい話を聞けたのも、今回が初めてのような印象です。
 
戦国時代の大河ドラマが人気が出るのは、主人公が有名人で結末も知っているし、安心して見ていられるからだそうです。
要するに、水戸黄門のドラマを見ているような安心感。
が、このドラマはそういう視聴者にとっては訳わかんない展開。
でも、明治から昭和64年も歴史があったわけです。激動の時代でもありました。これからは戦争に突入して行く訳ですが、そういう時代でもスポーツに熱心な人達がいたからこそ今の日本があるのではないでしょうか。
そういう事を再認識するのには、うってつけのドラマが いだてん だと思います。
 
歴史は戦国時代だけではありません。
 
日本の近代史を知るのにも秀逸なドラマです。
 
 
 
 
 
 
 


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