LOVE - GOLDEN APPLE

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君の名は。 -- 胸キュン & 色々な要素が詰まっている。

2017-09-10 16:01:46 | 映画


昨年、社会現象にもなった「君の名は。
私の周りにはこの映画に興味を持っている人はいず、また混んでいる映画館に行くのも嫌だったので、ネット配信が始まったら見ればいいや、ぐらいに思っていました。また、男女入れ替わりというストーリーがよくあるストーリーにも思ってしまっていました。

そして、ようやくネット配信が解禁。
今回はu-nextで視聴。会員特典で0円で。と言っても毎月の会費は支払っていますが。。。

その感想は、この年代でも胸キュンもの。ということで、

🍎🍎🍎

とさせていただきます。

男女が入れ替わって、というのはよくある話。がその時間軸が実は3年位 ズレているということが徐々に明らかにされます。
入れ替わりが起きている間のストーリーはコミカルなかんじでしたが、瀧くんが三葉や湖のある町を探し求めて行くところからラストまではシリアスで怒涛の展開。

この辺り、よく計算されたストーリー展開だと思いました。全く飽きることがありません。
そして、お互いの姿を追い求めて行く間に、高校生同士の純愛が大人の恋愛に変化して行くような描写。
それだけではなく、入れ替わり以外にもSF的要素や災害の悲惨さ、さらにとても日本的な田舎の美しい風景や人々の集い、神社の儀式やお祭り、そして都会と地方の比較などたくさんの事が加わっています。和歌もありました。
神道的な言葉とか神事がちりばめられています。
ですがこの映画では、神道というよりも古神道に近いような要素が物語の中心なのではないのかとも思わされました。組紐をモチーフとした人との繋がり、常世と現世の描き方。

森羅万象に神が宿る。

日本人って、意識していなくても古神道的な要素を魂の奥底に持っているのではないでしょうか。
この映画がメガヒットになった原因って、この映画が持つ惟神的要素なのではないのかとも感じるようになりました。
観客が無意識のうちにこの映画によって魂の奥底を揺り動かされたような。
そういう事を考えると、この映画、単なるエンターテイメントというよりは極めて宗教色の強い映画かもしれません。映画の醸し出す雰囲気が「千と千尋の神隠し」に似たようにも思えました。

オープニングでは今後の物語の展開を数秒で説明しています。それも面白い描き方。要するに、オープニングがネタバレですね。ここで、瀧くんの身長が伸びているところに、時間の経過という事を表しているようです。

また、場面場面で昔の映画を思い出しました。瀧くんが一心不乱に絵を描いている時は「未知との遭遇」,彗星の衝突では「インパクト」, 謎を追い求めるときは「インターステラー」そして彗星衝突を回避するあたりでは「千と千尋の神隠し」を思い出した私。その他にもあったかな❓






ですから、どこかで観たようなストーリーのようにも思えましたが、一つのアニメとして見ると新鮮です。

風景の描写は大変綺麗。


特にお気に入りの場面は、入れ替わった二人が出会う場面。ようやく出会えたけれど、もの悲しさが漂っているような雰囲気。風景が綺麗なだけに、その悲しさがしみじみと感じられます。
この、風景の素晴らしさは劇場で見たかったですね。





今、新海監督の他のアニメもu-nextで見ることができます。私はこの監督のことは全然知らなかったので、この監督がどういう作品を作ってきたのか興味が湧いています。早速観てみよう、と思っているところ。
ちなみに新海さん、長野県出身でそれも佐久地方の方です。


こういうところ、海外版ではどうやって訳したんでしょう。「誰そ彼」って英語で良い単語があるのかしら。Who is he?では全然意味が違うし、 twilightでも全くこの映画での意味するところから離れているし。でも、おばあちゃんの説明があったと思うので、それで理解してくれたかしら❓


「君の名は。」予告
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