昔、テリー伊藤さんの「お笑い北朝鮮」という本がありましたが、今回のトランプ新大統領の初めての記者会見を拝見して、まさに「お笑いトランプ記者会見」という言葉しか浮かびませんでした。厳かな記者会見であるはずなのに、大笑い❗️
日本の下手な漫才見ているよりも、よっぽど面白かった、と言っては語弊があるでしょうか。
トランプもトランプですが、メディアの皆さんもこういう姿勢で良いのか、という疑問もあります。
というのも、選挙戦の間、アメリカのメディアはほぼ、ヒラリー支持ということを明確に打ち出していました。メディアが偏った報道で良いのか、という疑問もありましたが、それにもかかわらず、トランプが当選。
そういうような経緯もあって、トランプさん、今回のようなメディアに対する態度になったと思います。メディアに対するトランプの報復、と捉えても良いかも。メディアはメディアで、トランプのあら探しに必死になっています。
でも、そんなトランプを選んだのはアメリカ国民。メディアはそのような人たちをも敵に回している、とも思えますが。。
メディアが率先して、アメリカ分断、を望んでいるのでしょうか。
ですが、第三者としては「面白いからもっとやれ〜」なんて無責任なことを思ってしまいます。
トランプさん、今までの政治の世界で見られた、腹の探り合い、ご機嫌伺い、根回しなど七面倒くさいことは一切省き、ストレートにこれやりたい、あれやりたいと発言しているところは大変面白い。それが実現できるかどうかは別ですが、今後のトランプ政権と付き合っていくには、今までの常識は一切かなぐり捨てなければいけないかもしれません。
こんな状態で、すぐそばに迫っている就任式、無事に終えるのでしょうか？一番興味があるのが、あの宣誓式をきちんとやれるのかどうか？トランプさんって宗教的な人物に思えないし、God Bless You.というおきまりの文句も聞いたこともないですし。。
この記者会見とは別に、女優のメリル・ストリープさんのゴールデングローブ賞の授賞式でのスピーチが話題になっています。私はストリープさんが「ホロコースト」というテレビドラマでデビューして以来注目していた女優さんで大好きですが、授賞式という場であのような発言をして良いのか、という疑問もあります。こういう席で言うべきことかと思いました。彼女くらいの立場だと発言が世間に与える影響は強いですから。
FOXニュースの女性キャスターは、「メリルのスピーチはなぜトランプが勝てたのかを示している。ハリウッドの人々がそれに気づきはじめないと、再びトランプを当選させる手伝いをすることになる」とつぶやいたとか。
今のアメリカの実際の生活って良く理解できていないのですが、都市と地方の差がものすごいということだそうです。地方だと職もなく年収も少なく、という夢もない生活だそう。日本でもある意味同じような状況かもしれませんが、アメリカの格差はもっとすごいようです。そういうような場所に住んでいる人たちが夢を託してトランプに投票。
都会に住んでいれば、そのような地方の苦しみ、というのは理解できていないのでしょう。また、日本みたいにNHKとか紅白歌合戦とかの全国放送もないし、時間も違うし人種も様々なので、「全国一緒」のような認識を持つことが難しいかもしれませんね。
さて、第三者的には就任式が別の意味で楽しみ。
