NHK 経世済民の男 高橋是清

昨日から始まった、NHK放送年９０年ドラマ、経世済民の男。

NHK放送90年ドラマ 経世済民の男

その第一話はオダギリジョーさん演ずる高橋是清です。
オダギリジョー主役の高橋是清って一体どういうドラマになるのか、多少は不安もありました。写真で見る高橋是清とオダギリジョーさんがあまりにも違いすぎるし、その演技に対してもイマイチ不安がありました。

ですが、初回を見て、これはこれでありかなと。。まあ、高橋是清を実際見た事がないのですが、こんなやさ男だったのかと思いましたが、体格はどうでも、性格は案外飄々としていたのかもしれません。
（実際の高橋是清はそのふくよかな風貌からダルマさんと呼ばれていました。）




とにかく生まれたときからドラマ性に富んでいる、高橋是清の人生。たいした学校出ている訳ではないのですが、アメリカに渡り英語はぺらぺら。どういう訳か、政府のお役人さんにたくさん知り合いがいる。
そして、だるまさんのように転んでも転んでも起き上がる事を続けていた彼の人生。 自分の興味のある事、やりたい事を肩肘張らずなんでも実際に試していったのでしょう。そういう経験が後の大蔵大臣、総理大臣につながっていったのだと思います。
ですから、案外オダギリジョーさんの演ずる高橋是清像のほうが合っているのかもしれません。

でもたった２時間という時間で高橋是清の人生を描くわけですから、ほぼ駆け足。
その辺り、物足りないと言えば物足りない。もう少し時間かけても良かったのではないのかとは思います。
高橋是清の人生を知っている人は知っていますが、知らない人は当然知らない。ので、全く知らない人がこのドラマ見ても、追いついていけるのかな、と不安はあります。

第二話は小林一三、第三話は松永安左ェ門ですが、この二人を全く知らない人たちにもストーリーが理解できる構成になっているのか、その点も興味があります。 来週は高橋是清の二回目。オダギリジョーさんが晩年の高橋是清をどう演ずるのかにも興味がありますね。