超スローカーブ

更新が遅れても仕方ないと予防線を張ったつもりの、私ことブリダイが世相や身近な出来事について斜め切りしたごった煮

末広がりは美しい

2015-12-23 02:43:56 | 歴史探訪
 おめでとうございます
 今年もどうぞよろしくお願いいたします。



 姫路城に限らず、日本の城、とくに三層、五層の天守閣は
下の階層へいくほど拡張していく末広がりになっています。
 破風や軒反りは、城を優美かつ壮大に見せています。
そして石垣と一体となって、よりいっそうの風格、壮麗さを
見せています。
 石垣の美しい扇を広げた形に積む、いわゆる扇の勾配で
積まれている特徴は先に投稿したとおりです。
 破風にも入母屋破風、千鳥破風、切妻破風などがをうまく
組み合わされ、日本の城の造形美を際立たせています。
 
 この屋根や石垣の優雅な曲線はなぜ生まれたのでしょうか、
私はその答は富士山にあるのではないかと考えています。
 末広がりの八の字に描くカーブは、雄大かつ優雅に思う、
つまり、富士山のイメージが日本人の美意識の根底にあるの
ではないでしょうか。

 余談ながら、姫路城は「おもてなし」で名を上げた方の様
に正面でなく少し斜め方向から見るのが一番美しく見えると
思います(笑)

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