超スローカーブ

更新が遅れても仕方ないと予防線を張ったつもりの、私ことブリダイが世相や身近な出来事について斜め切りしたごった煮

聞こえたのかな

2019-01-21 16:55:15 | その他
 我が家の小さな台所には二つの掛時計があります。
年末の恒例、大掃除で、この二つの時計も取り外してきれいに拭いていたら、高三の下の孫が「この時計は狂いっぱなしや、もう処分したら」と写真の時計を拭いている私に言った。
 確かにもう何年も前から、いかに調整しようとも時計の針の進みはどうしょうもなかった。

 でも捨てられなかった、高価な時計でもないのに。

 もう 47年も前になるが結婚と同時にこの家を買って、部屋には時計がないとなぁと二人で時計屋さんに入り 3個買い求めたのだが、真っ先に決めたのがこのみかん色の時計でした。



 これからの私等の生活はこの色の様な明るい家庭でありたいとの思いも重ねて買ったものだったのです。
 なので、私等にはこの時計は直ぐ進んでしまい時計の役目をしないからと、そう簡単には捨てられない何かがあるのだと孫に話しました。

 そして、お正月を迎え、ふとこの時計を見て、もうこれは癖になっているのだが、もう一つの時計に目をやると何と同じ位置に針がありびっくりもう一度見直ししてしまいました。

 掃除したとき二つの時計は同じ時刻に合わせて壁にかけたのです。
 これまでだともう 5分ぐらいはずれている筈なのです。
あれから進むことなく正しい時刻を刻んでいたのです。

 今日現在も二つの時計は仲良く同じ時間をさしています、奇跡が起こったようです。



 孫のひと声が聞こえたのだろうか…。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする