酒と地域と近代化遺産・庵田の日常雑記

『地域文博・高炉館』管理人庵田の、愚痴と嘆きとどうでもいい日常。

対岸の火事、身内の火事

2006年02月17日 00時40分38秒 | 地域情報
北九州市の繁華街で火災、飲食店など10店舗全焼
(読売新聞記事より)


災害に関する記事というものを、子供の頃は何かのイベントのように感じていた事もあり、こういった記事に関しても何らかの変化が起こるのでは、という期待感を思うこともありました。
いったん会社に勤めていたときに、「安定した生産活動」に対する最大の敵はこのような災害だと改めて気付き、それに対する恐怖感を持つようにもなりました。
そもそも近代化遺産の研究保存に携わってからは、災害記事を見る度に「貴重な文化財候補が失われていく、ああ、もったいない」とまあ、不純な動機ながらそういった意識は出来てきたわけですが、

さすがに親戚の店が火事に遭ってしまうと、ちょっと冗談になりません。
この感情を何と表現すればいいのでしょうか、怒り? 虚しさ?
角の山口銀行付近が現場検証のために封鎖されているところを見ると、一体何のためにこのような事象が起こったのだと、
過去数年で既に周辺が数区画ずつ火事に遭い、建て替わっているところを見るに、何か恐ろしいものを感じずにはいられません。
今はただ、一日も早い復興を祈るばかりです。