葡萄舎だより

海峡の街・下関の、葡萄舎の住人・洒人 (しゃじん) が身の周りの些事片々を書き綴ります。
本人は日記のつもりです。

筋書きにない

2006年09月13日 17時54分57秒 | 日記 ・ 雑記録
私は賑やかなことが好きな人間で、
私の周りに同好の人間が集まって賑やかになるのか、
賑やかな集まりを求めて私が飛び込んでいくのかは知らない。

月に3度のワイン会の他には、同級生の集まりがある。
2ヶ月に1回、中学同期の8人が長門市で集まる 「三八会」 がある。
不定期だが、2~3年に1回 「向陽三五会」 がある。 小学校の同期だ。
年に1~2回、「四一会」 がある。 高校の同期だ。

「四一会」 は長門市での集まりだが、下関では 「下関四一会」 がある。
しばらく活動が低迷(休止)していたが、今春復活した。
今秋には、また集まろう、となっていた。 会場は葡萄舎。
私がワインをフンパツし、好評のアサード(焼肉)を提供することになっていた。
幹事は、高校以来のパートナーの I女史。

その、I女史からはがきが届いた。 実妹が急変して付き添っている、と。
私に、段取りを進めてくれ、と。 3日前のことだ。
ケイタイの番号が記してあったが、どう進めるか躊躇して連絡が遅れた。
今日電話したら、I女史が押し殺した声で電話に出た。
もしや、と思い、ヤバイっと思った。
ついさっき、妹さんが亡くなったという。

タイミングの悪い時って、こんなもんだ。
不意を食らったら、慰めの言葉も、お悔やみの言葉も、とっさには出てこない。
しどろもどろで電話を切った。 未だ、修行が足りない。 嗚呼。
でも、考えようによってはこれでよかったのかも。
言葉足らずでもお悔やみは言えた。 不十分だけども慰みも言えた。
さもなければ、私の立場がない。 これまた、嗚呼。

当ブログの親サイト 「葡萄舎彩々」 へもお越しください。
http://members.jcom.home.ne.jp/budohsha/