ますぶちStyle/宝石箱の片隅

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ますぶちStyle/宝石箱の片隅「パイプの煙=64」『皆中稲荷神社』

2015年02月16日 | 日記

 

 

ますぶちStyle/宝石箱の片隅


「パイプの煙=64」


『皆中稲荷神社』

 

 

 

私が住んでいる近く、JR新大久保の近くに、
「皆中稲荷神社」なるものがある。


小さな神社なのだが
不思議と人のお参りが絶えない。


私は全くの不信心者だが、
妻はここに良くお参りに来るらしい。


何かとご利益があると云うのだが、
私も2、3度この神社に連れてこられた。


身体が元気だったら、
この周辺の飲み屋に夜な夜な通ったところだな、
などと近くのまだ店が開かない飲み屋の軒先を
ジロジロと見て回っていたが、
改めてこの皆中神社の由緒を知りたくなった。


ネットでひいてみると・・・
1533年(天文2年)9月のある夜、稲荷大明神が鉄砲組(幕府直轄の鉄砲組百人隊)与力の夢枕に立ち射撃を伝授した。その霊験が評判となり、皆中稲荷(みななかのいなり)と呼ばれるようになった。その後「当たる」ものに利益があると人気をあつめ、現在は「賭けごとの神」として親しまれている・・・。


どうりでこの周辺を百人町と呼ぶのは、
鉄砲組百人隊からきていることも判明した。


しかし1533年と言えば江戸は北条氏の時代で、
徳川家康のものにはなっていない。


また太田資長(道灌)が
江戸城を築城したのは1456年のことだ。


こうして見ると江戸も家康のものになるまでに、
少しずつ整備されてきたことが伺える。


人民が生活をしているのだから
当然といえば当然なのだが、
一般的には家康によって
江戸が開かれたような錯覚があるから、
たまにこうした事績に触れるのは
何か得をしたようで嬉しいものだ。


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2015年02月16日 | 日記

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「Nightcap=68
ジュエリービジネスのスクラップ&ビルド(3)」

 

 


『安いには安いだけの理由がある』

 

 

 

最近、新聞の広告欄や折り込みチラシで
明らかに「超破格設定」「二重価格」や
「おとり広告」などの
不当表示が垣間みられるようになってきた。


これらはもう30年前のバブル期に顕著だったもの。


消費税がアップして、
実質値引きがおこってきた事と
関連性があるのではないだろうか。


また欺瞞広告といえる広告が頻繁にみられる。


広告欄やチラシなどでは文章表現が巧妙で、
重箱の隅をきちんと読まないと、
判りにくい表現が随所に仕掛けられているのだ。


うっかりすると騙される事になるので、
消費者からみると要注意事項になる。


特に多いのは「超破格設定」で、
80%割引など明らかに原価割れの表示。


まともな仕入をしている商品であれば
絶対におこらない事だが、
例えば何処かの問屋さんが倒産し、
そこから闇ルートで放出された商品などは
二束三文で転売されるから、
上代100万円の指輪が
10万円の価格になってもおかしくはない。


しかしこういった表示は、
おとり広告と抵触してくる。


店がオープンした直後に買いにいったらなかった
などという例である。


こういった行為を繰り返していると
やがて客の信用をなくす事になるのだが、
一向に改まらないのは、
兎に角安く買えればいい、という
客側の真理も手伝っているのだろうか。


また法外な割引も
二重価格や、偽物の商品である事が多い。


これらはすべて景気に左右されるので、
結局はイタチごっこになってしまう。