日本
ドラマ/青春
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第144回芥川賞を受賞しその放埒な言動とともに作者自身のユニークなキャラ
クターも話題となった私小説作家・西村賢太の同名ベストセラーを、「モテキ」
の森山未來主演、「リアリズムの宿」「マイ・バック・ページ」の山下敦弘監督
で映画化した青春ドラマ。
社会の底辺に生きる不器用な青年の恋と友情を巡る屈折した青春模様を赤裸々
かつほろ苦いタッチで綴る。共演は高良健吾、前田敦子。
(allcinemaさんより抜粋)
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1986年。日雇いの肉体労働でその日暮らしの生活を送る19歳の青年、北町貫多。
稼いだお金も家賃より先にお酒と風俗に消えてしまう自堕落の日々。
そんなある時、職場で新入りの専門学生、日下部正二と知り合い意気投合、
初めて他人と友達らしい付き合いをするようになる。
やがて貫多は日下部に協力してもらい、秘かに想いを寄せる古本屋の女性、
桜井康子とも友達になることに成功、思いがけず人並みの青春を謳歌し始める
のだったが…。
(allcinemaさんより抜粋)
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MOVIXで『ぱいかじ南海作戦』でも観ようかと思って出かけたら、時間間違えて
次の上映まで2時間近く待たないといけないので、仕方なく待ち時間が少ない
こちらを鑑賞することに。
主人公に全く共感できないんだが。
原作読んでないし、読もうとも思わない状態で観たんだけど、貫多には全くと
いっていいほど共感するところがなかった。
父親が性犯罪者で一家離散の憂き目にあったことは可哀そうだと思うけど、
若いのにそのどん底の生活から這い出そうとせずに酒・たばこ・風俗と目先の
快楽に身をゆだねていて、何かあれば中卒だからなのかとか卑屈な態度をとる
主人公にうんざり。
そんな貫多に嫌気がさして正二がいつまでも周りの責にして甘えてるんじゃない
って怒るが、全く同じ気持ち。
で、そんな貫多の行いで一つだけ痛快なのは、サブカルやマスコミ関連で
通ぶってるいけ好かない正二の彼女に田舎者めと暴言吐いたうえに、正二と
会えない時はオナニーしてるんでしょって聞くくだり。
貫多には共感できないけど、ここでは顔面15点のいけ好かない女へのイライラ
っぷりが勝ったので、ここは面白かった。
まぁ全体的にはあんまり楽しめなかったけど、主人公・貫多を演じた森山未來の
演技力は凄かった。
貧乏な主人公なので体絞ったり、卑屈な性格を一層際立たせるために猫背気味
で歩いたりと、うだつのあがらない貫多を上手く表現していたと思う。
お薦め度:★★☆☆☆(2/5)
クリックしてくださった方、ありがとうございます。
この監督さんは、人間のやーーな部分を描くのがうまいですよねえ。
見たくはないし、見た後も、いやーーな気分なんですが、見て損ではないと言う気持ちです。
コメントありがとうございます。
ほんとに森山未来のいやらしさ満開の演技は
上手かったですねぇ。
確かにやーーな部分があますとこなく描かれて
ましたね。見ていて嫌悪感しかなかったです。