レース前の練習走行は終わってしまいましたが、2日間で気づいたことがいくつかあったので、現在Dトラはバイク屋さんに入庫しています。
気づいた点としては
1. バンク角が足りない
ステップ・アンダーカウルをガリガリ擦っていても、タイヤのグリップにはまだまだ余力が残っています。SLyの最終コーナーだけはそこそこ限界に近づいている気配がありますが、それ以外のところでは平和そのもの。
2. フロントのチャタリング
トミンの1コーナーで毎周ひどいチャタリングが出ました。これが出てしまうと、それ以上寝かせられずスピードはガタ落ち、ラインも大幅にはらんで行きたいところに行けず、出口で苦しくなってしまいます。他のコーナーでは大丈夫なんですが、筑波のヘアピンで同じ現象が出るようだと困ります。
3. パワーが足りない
トミンのタイムを見て愕然。コーナリングスピードにはまだ余裕があるとはいえ、現状でもそんなに遅くはないはずなんだけれども、それでいて31秒5はつらい。
4. ギヤレシオが低すぎる
いかなるコースでも、ローギヤはまったく使い物になりません。使えるのはクラッチスタートだけでしょう。スプロケット変更は必須。
5. やっぱりタコメータは欲しい
これは以前から思っていたこと。「オフ車ならタコは要らない」なんていつの間に決まったんだろう?2ストなら吹け切るまで回したって壊れないだろうけど、4サイクルではそうはいかないし。それに、加速中はレブリミッターがあるからいいけれど、シフトダウンでどれくらい回っているのか分からないのが恐ろしい。突っ込みでシフトダウンしていいかどうかの目安がないので、仕方なくシフトダウンしないで回ってみたりしてるけど、本気で走るにはこれじゃ困る。
バンク角が足りない件に関しては、FRスプリング交換とバックステップへの交換が必要かなと考えましたが、今回はショップと相談してRスプリングは見送ることにしました。プリロードを締めこむことである程度解決できるはずですよ、とのことで。
FスプリングはWPをチョイス。他にはめぼしいものが見当たらなかったのですが、注文した後でPENSKEからも出ていたことが発覚しました。モタード専門ショップから出ているスプリングもいくつかあるのですが、車高ダウンが前提だったり(バンク角問題があって、これは困る。しかもインナーチューブカットが必須とか)、専用フォークオイル指定だったりで食指が動きませんでした。「秘密のブレンド」って言われても、ねえ。仕様を変えたくなってももとの数字が分からないのではちょっと。
バックステップはホントは入れたくないのですが(レースが終われば林道ツアラー&通勤快速だし)、これは仕方ないです。「まだイケるのに!」と2時間悔しい思いをするよりは、思い切って交換しましょう。何種類か悩んだのですが、おそらくSPICEのものになると思います。純正比up30mm、back35mmと比較的おとなしめのポジションですが、スプリング調整とあわせれば十分でしょう。up70mmのものとかもあるけど、ちょっときついかなと思いまして。
フロントのチャタリングは原因がよくわかりません。F荷重をかけても抜いても止まらなくて、鬼ハングオフで車体を起こしてもダメでした。ショップの店長さんと話していたら、まだフロント荷重をかけすぎなのかもと言われました。となると、もう少し後ろに座らなきゃならなくて、バックステップももう少し大幅にステップ位置が下がるものを選んだほうがいいってことになりますね。トミン現地では、Fフォークのダンパーを締め上げると少しマシになったので、Fスプリングとフォークオイル交換で改善してくれないか期待したいところ。
パワーが足りない件はかなり深刻です。最近、DトラオーナーのHPを調べていても、みなさん最高速度が150km/h以上で、中には160km/h以上の方もあるようです。自分の車両はどう頑張ってもそんなに出そうもなく、バックストレッチで心にスキマ風が吹きそう。HPを巡回していると、どうやらイグナイタを2000年以前のものに替えると全然別物のエンジンになるようですが、そこまでの費用はちょっとかけられないので、今回は見送り。何せ、イグナイタと配線キットの合計で4万円!さすがに、初陣でそこまでは(笑)。
ただ、パワーはともかく、このイグナイタをつけるとレブリミッター設定が10500回転から11500回転に上がるらしく、ここ一番であと1000回転回せるのは大きいですから、Dトラでのレースを今回以降も続けるようならいずれ入手する必要があるでしょう。
今回は、エアクリーナーボックスからシュノーケル状に出ている吸気口部分、いわゆる「ブタ鼻」を除去するようにショップにお願いしていたのですが、ブタ鼻を含めたボックスの上蓋部分ごと除去した状態でセッティングをしてくださってます。ボックスの天井面の面積の約1/4くらいが吸気口という、クリーナーボックス仕様としては目いっぱいかな?という仕様です。これ以上だと「ボックス」とは認めてもらえないでしょうから、別にオイルキャッチタンクをつける必要が出てきます。
標準のメインジェットは#118なのですが、現時点で#135に上がっており、この状態でそこそこセッティングも出ているのだけれど、もう少し上のMJを取り寄せてさらにテストしていただけるとのこと。プラグも豪華イリジウムに変更。仕上がりが楽しみです。
それから、KLEEN(排気ガス浄化装置)は今回はそのまま。KLEENカットをやるとさらにパワーが出るようですし、費用もたいしたことないようですが、そこまでは追求しません。もっとのめりこんで、完全にレーサーにする気になったら考えます。
さて、現在発注している作業は、
- デジタルタコメーター&水温計取り付け
- クーラントからヒートブロックへの交換
- オイル交換(MOTUL 300V)
- オイルドレン、冷却水ドレンの各ボルトのワイヤーロック
- エアクリーナー加工、キャブセッティング
- フューエルキャッチタンク取り付け
- Fフォークスプリング・オイル交換
- Rプリロード調整(サスペンションを外さないと出来ない...)
- バックステップ交換
- Fスプロケット交換(1丁増し)
です。いじるのもバイクの楽しみの大きな部分ですから、ほんとは自分でやりたいとこだけど、時間も場所も・・・。
あと、タイヤはTT900からBT-090に替えるかもしれません。TZRに履かせているGPR-70spが2年経過して硬化しており、街乗りは出来てもサーキットランには厳しいという状態なので、BT-090が手に入れば(問屋さんで長期欠品中らしい)、Dトラでのレース後にTZRに付け替えて冬眠しているTZRを復活させる予定です。外した70spはDトラにつけてドリフト練習に?(笑)
今後、普段のサーキット走行はTZR中心で、NS-2のレースが近いときはDトラをメインに練習ってパターンになりそうです。となると、走るコースはSLy、FSWショートコース&カートコース、茂原、トミンって感じになりそう。あと、桶川は走ったことがないので、一度行ってみたいところですね。
いずれにしても、自分のバイクライフの中で始めてのMFJ公認レースです。楽しいレースになりますように!
↑
ここら辺がチャタってるw
月額5万円縛りはとっくにどこかへいってしまったものの、これ以上の出費はいかがなものかと思いまして。
大雑把に見積もって、デジタルタコ1万4000円、フォークスプリング2万円、バックステップ3万8000円と、この時点ですでに7万2000円。アンダーカウルは1万8000円したし、ヨシムラマフラーも5万円くらいだったので、タイヤ(TT900)も含めたDトラへの投資は車両価格と合計すると既に45、6万円になってます。これ以上突っ込むとWR250Xの新車価格とあまり差がなくなってくるので、一応自制しようかと(苦笑)。
Dトラだとオム爺さんのサイトは面白くって参考になりますよね!
マニュアルは捜索中です。
スミマセン(^^;
あ、それとお代とはいりませんよ!
僕はお金持ちとかそういうわけでは全然ありませんが、
なんかそういう時ってありません?(^^
それとたいした物じゃないですし。。
と思いますよ!
これなら15秒はイケますよ!
pれはたぶん20秒…(爆
え、120km/hが限界でしたか!?だとしたら、自分のDトラはアタリだったんですかね。のぶさんのDトラがぬふわkm/hだとすると、自分のはフルノーマルでぬうわkm/hに届きましたから。ジェッティング変更でどうなるか楽しみですね。ストレートでSRXに秒殺されない程度になってるといいな。
サービスマニュアルの件、助かります。急ぎませんので、ゆっくりで結構ですよー。
練習時間がとれないのは残念ですが、10/13・14にまとめて走れたおかげで問題点の洗い出しができたのは良かったです。今、規制前イグナイタを取り寄せそうになる自分を一生懸命抑えてます(笑)。
HOLYさん、20秒イケそうですか!僕は30秒切れたら御の字かな(笑)。