37年間ありがとう!最終号まであと2号!
映画(洋画)情報誌のパイオニア、月刊「ロードショー」の廃刊へのカウントダウンも、いよいよ大詰めを迎えています。
今発売中の12月号は、アンジェリーナ・ジョリーが表紙。
表紙を飾る最大コピーは、“やっぱり、スターが大好き!”で、
別冊付録の「史上最大ボリューム652人のすべて スター大名鑑 2009 ザ・ファイナル」は、ちょっとした魅力です。(※注1)
そう、洋画の往年の輝きは、さまざまなスター達によって放たれてきたのですね。
私が洋画好きになった時代には、多くの大スター達がファンを魅了していました。
アラン・ドロンはまだまだ渋くてカッコ良く、ロバート・レッドフォードは笑顔が素敵なハンサムで、・・・え?古い?
「ロードショー」廃刊の大きな理由の一つに、「スターの不在」が挙げられていますが、本来、こういう媒体が映画作品からスターの卵を発掘して取り上げて、新たなスター誕生へと進展させることは可能であったように思えます。
ただし、それは、かつてのようにハリウッドに勢いがあり、どんどん魅惑的な映画が世に送り出されるという基盤があってのことでした。
残念ながら、今のハリウッドには、オリジナルの創造力もなければ、そこまでのパワーもありません。。。
衰退するハリウッド事情にも増して、メディア媒体が誌面からネットへと移行していった時代背景が、廃刊の大きな要因になっているのも否定できません。
何かしら洋画に興味を持った人が、より詳しい情報を得る為に向かうのは、書店ではなくPCの前だというのが、既に日常の世の中ですからね。
でもね、ページをめくって目の前に現れるピンナップ写真の強烈なインパクト、これには専門誌ならではの深い味わいがあるのです。
我々洋画ファンは、相変わらず洋画作品を愛しているものの、シネコンの登場で、上映を1回観ただけで部屋から追い出され、細部の観察や掘り下げてじっくり味わうことなど、到底出来なくなりました。作品に対する執着心も、希薄なものへとならざるをえません。
一方の観客側も、字幕離れが進み、吹き替え版しか見ない世代の到来など、洋画界を取り巻く環境は、本当に随分と変わってきました。
吹き替え版の普及で、映画館へ気軽に足を運ぶ輩が若干増えたとの話もありますが、俳優自身の音声から伝わる感覚も、実は作品の重要なファクターではないかと、往年の洋画ファンとしては思ったりなんかもするのですが・・・。
しかも、今の字幕というのは、要約しニュアンスをうまく伝える技巧が素晴らしく、あの文章を読むこと自体も、大きな魅力となっているわけで、至れり尽くせりが最高のもてなしではなく、そういう魅力があることを知らせるのも、大切なのではないかと、往年の洋画ファンとしては思ったりなんかもするのですが・・・。
月刊情報誌が消えていくのも、時代といえば時代ですが、普通にあったものが一つ一つ姿をなくしていくのを目の当たりにすると、なんとも淋しい気持ちになりますね。
モノに固執するのは、年老いた証拠でしょうか。。。(苦笑)
次号、11月21日(金)発売の「ROADSHOW 2009.1」が、いよいよファイナルです。
※注1
・・・とはいうものの、付録の「スター大名鑑2009」、
パリス・ヒルトンなんぞを載せるスペースがあるのなら、むしろ、デボラ・カーやキャサリン・ロスあたりを載せて欲しかったです。往年の名作女優を、蔑ろにしてはいけません。
個人的趣味ですが、私が一時期、顔も声もおしりもキュートだと惚れ込んでいたエミリオ・エステベス(※注2)は、若くて美しい「ヤングガン」あたりの写真を載せて欲しかった気も・・・・(笑)。
※注2
マーティン・シーンの長男で、チャーリー・シ-ンの兄にあたる人です。
「ミッション・インポッシブル」で、トム・クルーズ演じるイーサンの仲間で、エレベーターの箱の上に乗っていて、急上昇とともにグシャッと潰れて死んだ、あのジャックというエージェントです。いや、「飛べないアヒル マイティ・ダックス」の主役と言った方が、まだわかりやすいですね~(笑)。
映画(洋画)情報誌のパイオニア、月刊「ロードショー」の廃刊へのカウントダウンも、いよいよ大詰めを迎えています。
今発売中の12月号は、アンジェリーナ・ジョリーが表紙。
表紙を飾る最大コピーは、“やっぱり、スターが大好き!”で、
別冊付録の「史上最大ボリューム652人のすべて スター大名鑑 2009 ザ・ファイナル」は、ちょっとした魅力です。(※注1)
そう、洋画の往年の輝きは、さまざまなスター達によって放たれてきたのですね。
私が洋画好きになった時代には、多くの大スター達がファンを魅了していました。
アラン・ドロンはまだまだ渋くてカッコ良く、ロバート・レッドフォードは笑顔が素敵なハンサムで、・・・え?古い?
「ロードショー」廃刊の大きな理由の一つに、「スターの不在」が挙げられていますが、本来、こういう媒体が映画作品からスターの卵を発掘して取り上げて、新たなスター誕生へと進展させることは可能であったように思えます。
ただし、それは、かつてのようにハリウッドに勢いがあり、どんどん魅惑的な映画が世に送り出されるという基盤があってのことでした。
残念ながら、今のハリウッドには、オリジナルの創造力もなければ、そこまでのパワーもありません。。。
衰退するハリウッド事情にも増して、メディア媒体が誌面からネットへと移行していった時代背景が、廃刊の大きな要因になっているのも否定できません。
何かしら洋画に興味を持った人が、より詳しい情報を得る為に向かうのは、書店ではなくPCの前だというのが、既に日常の世の中ですからね。
でもね、ページをめくって目の前に現れるピンナップ写真の強烈なインパクト、これには専門誌ならではの深い味わいがあるのです。
我々洋画ファンは、相変わらず洋画作品を愛しているものの、シネコンの登場で、上映を1回観ただけで部屋から追い出され、細部の観察や掘り下げてじっくり味わうことなど、到底出来なくなりました。作品に対する執着心も、希薄なものへとならざるをえません。
一方の観客側も、字幕離れが進み、吹き替え版しか見ない世代の到来など、洋画界を取り巻く環境は、本当に随分と変わってきました。
吹き替え版の普及で、映画館へ気軽に足を運ぶ輩が若干増えたとの話もありますが、俳優自身の音声から伝わる感覚も、実は作品の重要なファクターではないかと、往年の洋画ファンとしては思ったりなんかもするのですが・・・。
しかも、今の字幕というのは、要約しニュアンスをうまく伝える技巧が素晴らしく、あの文章を読むこと自体も、大きな魅力となっているわけで、至れり尽くせりが最高のもてなしではなく、そういう魅力があることを知らせるのも、大切なのではないかと、往年の洋画ファンとしては思ったりなんかもするのですが・・・。
月刊情報誌が消えていくのも、時代といえば時代ですが、普通にあったものが一つ一つ姿をなくしていくのを目の当たりにすると、なんとも淋しい気持ちになりますね。
モノに固執するのは、年老いた証拠でしょうか。。。(苦笑)
次号、11月21日(金)発売の「ROADSHOW 2009.1」が、いよいよファイナルです。
※注1
・・・とはいうものの、付録の「スター大名鑑2009」、
パリス・ヒルトンなんぞを載せるスペースがあるのなら、むしろ、デボラ・カーやキャサリン・ロスあたりを載せて欲しかったです。往年の名作女優を、蔑ろにしてはいけません。
個人的趣味ですが、私が一時期、顔も声もおしりもキュートだと惚れ込んでいたエミリオ・エステベス(※注2)は、若くて美しい「ヤングガン」あたりの写真を載せて欲しかった気も・・・・(笑)。
※注2
マーティン・シーンの長男で、チャーリー・シ-ンの兄にあたる人です。
「ミッション・インポッシブル」で、トム・クルーズ演じるイーサンの仲間で、エレベーターの箱の上に乗っていて、急上昇とともにグシャッと潰れて死んだ、あのジャックというエージェントです。いや、「飛べないアヒル マイティ・ダックス」の主役と言った方が、まだわかりやすいですね~(笑)。
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