Brilliant Creature

「ブリリアント・クリーチャー」過去ログ倉庫、アニメ・特撮・ファイヤーキング、その他もろもろ

日本版FOX&AXNドラマ

2010-04-14 04:21:00 | TV番組(ドラマ、他)
 この春スタートしたフジテレビのドラマ。tv
先週から放送が始まった「チームバチスタ2」は、毎話ねじれて謎を残した「1」と違って、基本的に一話完結で、病気の正体を突き止める・・・って、まるでFOXの「Dr.House」じゃないですか~tyushahospital
とはいえ、伊藤淳史と仲村トオルのコンビが好きで、やはり今シーズンも見てしまいますが・・・(笑)

今週から始まった「絶対零度 未解決事件特命捜査」は、あからさまにAXNの「コールドケース 迷宮事件簿」。
でも、第一級殺人罪には公訴時効がないアメリカと、公訴時効25年(2004年以前は15年でした)の日本とでは、劇中で取り上げられる未解決事件の年代の幅が違い、それがドラマの幅まで左右しそうです。
「コールドケース」は、事件当時の音楽が効果的にうまく使用されているところが、人気の一つになっていますが、これも、時効がないことで、幅広い年代の音楽が回ごとに楽しめるようになっているわけです。

また、アメリカで起こる事件には、年代によっては、露骨な人種差別が絡んでくる場合があり、画面に漂うその時代特有のどんよりとした重たい空気が、理不尽さをより強調し印象に残るストーリーを生んでいます。
公訴時効のないアメリカで起こる殺人の未解決事件、毎回毎回実にさまざまなケースが、「コールドケース」では描かれています。

とはいえ、身近な社会で起こった未解決事件を描く「絶対零度」も、第一話で、母親が白骨化した娘に語りかけるシーンなどは、遠い世界の出来事とは映らず、結構胸を突くものがありました。
髪に寝グセはあっても決しておちゃらけキャラではない、上戸彩演じる新人刑事、泉が懸命に事件に取り組む姿にも注目です。

ブレイクしている海外ドラマの骨子となっている部分の日本的アプローチ、さてさて今後どのような展開をみせるか興味のあるところです。