ダイス

今日から種牡馬達は一足早く昼夜放牧を切り上げ普通放牧になります。
朝から夕方15時くらいまでの放牧時間と変わります。


さて、放牧地ではダイス抜きをやっています。

ダイスとは・・。
エゾノギシギシという植物の俗称で
巷では馬が食べると腹痛になると言われたりします。

でも基本的に馬が好んで食べることはありません。

繁殖力が強く、放牧地に放置しておくと他の草の生息域を侵食します。

なのでこまめに人海戦略で抜きます。

放牧地の間も種が飛んでくるので要チェック。

使っている道具はスコップではありません。
こちら↓

先が二股に割れたダイスを抜くための道具です。
農協で売ってます。

抜いたダイス。

種が飛ぶ前の小さいうちに抜きます。

放牧地の草の中では異質なので広い放牧地でもわりかし見つけやすいのですが
やっぱりマメな作業です。

落ち着いてなんかいられない

今朝は少し寒さも緩み暖かい日差しが差しています。

昨日までのセリも好調のうちに終わりよかったです。
結局色々含めまして15頭を購入。
来週、さ来週には新しい仲間が増え、また賑やかになります。


さて、常に賑やかな放牧地の続き。

離れていった繁殖達は二手に分かれ

1組は、動かざるごと山の如しのように、麓でじっと見守るボスの元へ。

もちろん左がボス。

1組はまだ群れに馴染めない老舗繁殖の元へ押しかけ、お尻向けあい威嚇し合います。

右の栗毛はランデブー。
彼女が群れをかき乱す張本人かも？

でもまた早々に飽きてみんながいるボスの元へ娘たちも走りだし。


そして結局老舗繁殖も混じり、みんなで山を駆けおります。

みんなでゲートへ我先にと猛ダッシュ。

何故か降りてきた姿が泥んこのベル。


はぁ。
落ち着きなさすぎます。

でもこんなんでも再来年、母になるときにはしっかりするものです。
今のうちに思う存分、はしゃいで下さい。
怪我しないようにね。