ビッグレッドファーム 公式ブログ

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けもの道

2010-10-14 | 
立て続けに野生動物を近くでとらえることができました。


両端にいる鹿2頭、おわかりいただけますか?

馬の影に隠れながら至近距離まで接近。
じっと立ってカメラを向けてもしばらく気づかずにいました。

・・いや、気づいてますね。左の鹿は目線がこちらに。

鹿の真っ白、フワフワなお尻。
1度触ってみたくて仕方がありません。

最近、鹿の毛替わりも進んでいるようで
放牧地で見かける鹿たちが茶色くなってきました。

特に立派な角を持つ牡鹿は深い濃い色の毛で体格もよく目立ちます。
足は速くありません。
角が重いのでしょう。

そんな鹿たちが茂みを通り抜けた跡が見られます。

けもの道です。

真ん中のあたりだけ笹が倒されて道ができています。

こちらは小動物用のけもの道。

中央だけ草がなくなってますね。

ここはキツネやタヌキなどが使用していると思われます。

そんな小動物たちは、見かけてもなかなかすばしっこく、近くにも寄れないため
カメラに収めるのは望遠でもない限り困難なのですが
先日、放牧地の奥地に踏みいると、すぐ隣をキツネが駆けて行きました。

奇跡のショット。・・なんです。普通のデジカメでは。

キツネは普段全く寄ってきませんが、何かのきっかけで人に餌などを貰うと
すぐにそれを覚えてしまうようです。

観光地などはそれで問題にもなっていたりしますね。

以前、何もない国道沿いの信号で止まった際に
キツネが脇から出てきて餌をねだる仕草にびっくりしました。
観光バスなどもよく通る道路なので、きっと餌をもらう事を覚えてしまったのでしょう。
あのキツネはもう車への警戒心は薄れてしまっていました。

野生動物には、野生のままで過ごせる方が彼らの生き方だと思うのですが、
人間と交わる生活圏でのお互いの共存は一筋縄にはいかず難しいものだと感じます。

調教馬の削蹄

2010-10-14 | 
チリの落盤事故で閉じ込められた作業員の方たちが無事救出されて良かったです。

2ヶ月以上、狭い空間に沢山の人が閉じ込められるのはどういった心境なのでしょうか。

有り得ない環境の中、本人も家族も強く耐えたのだと感心致します。
最後まで無事に救出が終わりますように。


さて、以前、繁殖の削蹄の様子をご覧いただきました。
特別な違いがあるわけではありませんが、今回は現役馬の削蹄の様子。


クイーンです。


まずは前足の蹄の状態を確認。


軽快なヤスリ捌きでジョリジョリ削ります。


トモを削るときにはこんな感じ。

馬が本気で蹴ってきたら・・と思いますが
馬が足を引いて抵抗を見せた時には、馬を持つテコとのコンビネーションで上手く交わすことでしょう。
プロですからね。

そして最後に歩様のチェック。

滑らかな歩様で一発合格。

ここまで5分もかからない作業時間。
素早い的確な判断で次々とこなしていきます。