【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》

古都、薬を売る老翁(壷公)がいた。翁は日暮に壺の中に躍り入る。壺の中は天地、日月があり、宮殿・楼閣は荘厳であった・・・・

今日(狂)の狂言 : 08月15日(木曜日) & 旅と文化の足跡が野帳

2024-08-15 05:10:14 | 浪漫紀行・漫遊之譜

★ 忘備忘却録/きょうの過去帳・狂 

◆ 不景気の憂さを踊って晴らそう!という趣旨で、この日から五日間日比谷公園で盆踊り(1932年)。この時流れた音楽がやがて全国津々浦々の盆踊りで流れる流行歌に。 ◆ ヒトラーもムッソリーニも既に死んでいるのに神州不滅を信じて日本列島での地上戦をもやり兼ねなかったのが、突然白旗を挙げたことで連合国の兵士も市民も戦争が終わった!と狂喜乱舞(1945年)。 ◆ 第二次世界大戦の勝利を享受した若者たちが、ニューヨーク州の広い野っ原にて3日連荘でロックを大音量で流して大騒ぎ(1969年=ウッドストック・フェスティバルが開幕)。

◎ ◎ 第4回「体育」はまったくダメでした (2/2) ◎ ◎

- - - ナショジオ・インタビュー 竹内洋岳 / 文=西野淑子/写真=田中良知) - - -

  ====日本人初の14座完登者となったのが、プロ登山家の竹内洋岳さん。さまざまな困難を乗り越えて成し遂げた偉業を振り返りつつ、山にかける思いを聞いた。(インタビュー・文=西野淑子/写真=田中良知) =====

 ――「アルパインスタイル」がすぐれた登り方ということですか?

  いや、そういうことではないです。ラルフとの出会いにつながったのは、極地法で山頂を目指したマカルーをはじめとする、私のそれまでの登山があったからこそ。大規模な組織登山も楽しいですし、機会があればまたやってみたら面白いと思っています。

 ――ところで、竹内さんは、高所登山のためにどんなトレーニングをしているのでしょうか?

  筋力トレーニングなどはまったくしていません。むしろ筋量を少なく保っています。筋肉は酸素の消費量が多く、そして重いんです。低酸素の中に入っていくのに不要な筋肉をつけることは、余分な荷物を持って行くのと同じようなもの。

 たとえばマラソン選手のトレーニングはマラソンだし、水泳選手のトレーニングは水泳ですよね。登山のトレーニングは「登山」が最も適していて、私の場合はそれが「高所登山」になります。スポーツに置き換えると、試合(登山)の後はレスト、そしてコンディショニング。トレーニング(山に登って高度順応)をして、試合(登山)。普通のスポーツならそのサイクルが数週間だと思いますが、私たちの登山では1サイクルがだいたい1年ぐらいですね。  

  ――それは、竹内さんが優れた身体能力を持っているからできることではないですか?

  調べてもらったことがありますが、私の身体能力は「普通」だったようです。肺活量も普通ですし、スポーツ心肺でもありませんでした。ちなみに子供のころは走るのも泳ぐのもだめ、球技も苦手。学校の体育で得意なものは何もなかったです。

  ただ、長年高所登山を続けていて、高所登山のための体が出来上がっているとは思います。  山登りをするためだけの体になっていて、ボールを投げたりとかする機能は、私の体からは省かれてしまっているんですね。プロ野球の始球式に出たことがありますが、野球のボールを触ったのなんて20数年ぶり。練習を含めて10球ほど投げただけで翌日筋肉痛になりましたから。

 ――そういえば、竹内さんは8000m峰で大きな事故にも遭っていますよね。2005年にはラルフさん、ガリンダさんと登ったエベレストで脳血栓に。突然意識を失うも、ふたりの必死の介抱で一命を取り留めたんですよね。

 エベレストのことは、あまり記憶がないんです。あとで脳のお医者さんに聞いたところ、脳の中で記憶を作る働きをする海馬は、低酸素に弱いんだそうです。だから、当時のことを全然思い出せないんだと言ったら、思い出せないんじゃなくて、記憶が作られていなくて記憶がないんだと言われました。

 ――そして2007年のガッシャブルム2峰では雪崩に。先頭で登っていたときに大規模な雪崩に巻き込まれ、竹内さんご自身は全身打撲、背骨や肋骨を折る重症を負い、パーティー内には亡くなった方もいました。このときのことも記憶がないですか?

  こちらはよく覚えています。

――体が動かない状態で日本に戻ってくるのも、帰国後の手術やリハビリも大変だったと思います。山を辞めたい、山が怖くてもう嫌だとは思わなかったですか?

  それは思わなかったですね。というか、なぜ辞めたいと思うのかわからないです。

  だって、辞めてしまったらおもしろくない、つまらないじゃないですか。本来、行きたくて山に行っているわけですから。山に行く以上、雪があって斜面があれば雪崩がないところなんてないですし、起きると思っていますから。そして、雪崩があることを怖いと思っていないんですよね。

 ――ケガの後遺症はありますか?また、体力面、考え方で変わったことなどは?

  痛みなどは若干ありますが、登山に支障をきたすものではないです。手術のとき背骨に入れたシャフトは、翌年抜いています。以前より疲れやすくなっているかもしれませんが、アスリートとして、すでに体力的なピークは過ぎていますから。

  今意識しているのは「ケガをしないこと」ですね。次にケガをしてしまえば、回復に時間がかかりますし、そのぶん登れる時間は減ってしまいます。若いときなら、多少のケガも早くよくなりましたが、事故を経て、体の疲労具合などもあると思いますが、回復のスピードは以前より遅くなっていると感じます。ガッシャブルム2峰の事故以来、そのことは意識しています。

 ――大きな事故も乗り越えて14座を完登。竹内さんの視線の先には今何が見えているのでしょう。ちょっとだけ教えてください。

次回“第5回 登りたい山があれば何をすべきか自ずとわかる”へ  

・・・・・・・・明日に続く・・・・・ ・

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森のなかえ

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