【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》

古都、薬を売る老翁(壷公)がいた。翁は日暮に壺の中に躍り入る。壺の中は天地、日月があり、宮殿・楼閣は荘厳であった・・・・

めくるめく知のフロンティア・学究達 =026= / 安藤寿康(10/14)

2020-05-02 06:08:05 | 浪漫紀行・漫遊之譜

見た目はホントにそっくりな双子 一卵性双生児なわけだ

つまり遺伝子が100%同じなのだが、性格や気質も見た目ぐらい同じなの?

認知能力とパーソナリティの発達を調べる「双生児法」

遺伝と環境が人間に与える影響研究する / 心理学者・安藤寿康

【この企画はWebナショジオ_【研究室】「研究室」に行ってみた を基調に編纂】

(文=川端裕人/写真=的野弘路 & イラスト・史料編纂=涯 如水)

安藤寿康・ドッキリ企画!双子を内緒で交換したら =1/2= ◆◇

安藤さんも関わったあるテレビ番組での双子にまつわる実験

 小学生9組と付き添いの成人女性2組合わせて11組の一卵性双生児を集め、それぞれ片割れずつ2つのグループに分けた上で、3泊4日のキャンプに送り出した。それぞれのグループに同じ活動をさせた後で、最後の日になって11組のうち5組を入れ替えた。入れ替わった組以外にはその事実を知らせなかった。結果、知らされなかった側で、誰かがそれに気づいただろうか。

「結局、1時間たってもばれなかったんですよ」と安藤さん。

「実際に2人並べると、一卵性とはいえ個性の差は当然どの双子にもあるんです。大人の双子に至っては、一方は髪の毛を赤く染めていて、一方は黒。それに、3泊4日いろんなことやれば、お互いの個性もわかってくるじゃないですか。なのにばれない。『あれ、服ちがうじゃん』とか言われたら、『いや、ちょっと着がえたんだ』とか言ってごまかすことはあったけど、ほんと、髪の色が変わっていても気がつかない(笑)」

 遺伝子が100%同じである一卵性の双子が、たとえそれぞれの個性を発展させたとしても、やはり、一般には「非常に似ている」というのは間違いなく事実だ。前に書いたぼく自身の高校時代の経験にも通じる。「遺伝子ぜんぶ一緒」ということは、かくも大きなことであると思える。

 その反面、双子がどう見ようにも見間違えようがないほど、違う「見た目」を獲得している場合もある。

安藤さんの体験では──

「女の子の一卵性の双子で、最初は男女の双子かと思うぐらい、一方がボーイッシュ、一方がお姫様みたいになっていた、というパターンに今まで2回出会いました。ジェンダーの問題って感じじゃなかったな。何かこう、自分を演出するということのバリエーションの大きさ。それを感じましたね」

 いわゆるセルフプロデュース極まれり、という例か。

 ただ、それだけでなく、もっと深い所で、心のひだに触れるような部分での個性も当然ある。

 先ほどとは別のテレビ番組で、双子の片割れと結婚した人たちに、配偶者を入れ替える実験をしたケースがあるという。その場合、わずか5分で、配偶者の入れ替わりが発覚したという。安藤さん自身、配偶者が、一卵性双生児の片割れでもあって、この結果には大いに納得する部分があるそうだ。

 遺伝子が同じ一卵性の双子はとても似ている。

 しかし、それでも、個性を発揮する。

 両方とも間違いのないことだ。

 そして、安藤さんたちの研究が明らかにしてきたように、我々も自分たちの遺伝要素によって、ある程度、パーソナリティや能力を方向付けられているらしい。 その背景に「遺伝子」という「実体」があることも、証拠がどんどん積み重なっている。

・・・・・・明日に続く・・・・

◇ 実は双子の芸能人10選!!

・・・https://youtu.be/50jh3ICoKIM・・・

動画再生不能の時は上記URL(⇑)をクリックしてください 

//////参考資料/////// 

■□ 参考資料: 【双子研究】一卵性双生児でも環境で20%の個人差が出る (1/2) □■

人に「遺伝」と「環境」が、どう影響しているかみることができる「行動遺伝学」。
 主要な調べ方として古くから用いられるのが「双生児法」だ。同じ家庭環境で育った一卵性双生児(遺伝的類似性100%)と二卵性双生児(同50%)を比較することで遺伝の影響を調べることができる。
 双子研究を始めて約20年、これまで1万組(2万人)の双子を調査してきた安藤寿康教授(顔写真)は、双生児法の特徴をこう言う。
「双子のデータさえあれば、どんなことでも類似性を比較することで遺伝の影響があるか、ないか、あったとしたらどれくらい強いか、年齢によってどう違ってくるか、また、例えば、ある病気と別の病気の2つの形質の間に共通の遺伝要因があるか、それとも共通の環境からきているのか、ということも統計的に分析することができます」

 人はすべてのことにおいて「遺伝」と「環境」の両方の影響を受けている。病気の発症も同じだ。

 例えば、糖尿病の家族歴がある場合、一般的に次のような確率で糖尿病を発症するといわれる。
「両親ともに糖尿病では約50%」「片親が糖尿病では約30%」「きょうだいの1人が糖尿病では約15%」「一卵性双生児の片方が糖尿病では約80%」「二卵性双生児の片方が糖尿病では約20%」

・・・・・・明日に続く

◆ 双子の大実験・万物創世紀 

・・・https://youtu.be/pOXDOkKZXgE・・・

 

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・・・・・・山を彷徨は法悦、その写真を見るは極楽  憂さを忘るる歓天喜地である・・・・・

森のなかえ

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1 コメント

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初めまして(^^♪ (miyan)
2020-05-02 09:52:39
今日はフォローありがとうございます。

今日の記事も興味深いですね。
楽しく読ませて頂きました。

これからどうぞよろしくお願い致します。
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