◆ ベッドの日であると同時にホームラン記念日。この並びからして明らかにぴーのことである。 因みに、前日: 9月2日 翌日: 9月4日 - 前月: 8月3日 翌月: 10月3日。 ◆ イギリスがアメリカ大陸にあった植民地の独立を認めざるを得なくなり、以後200年間で地位が逆転することに(1783年=アメリカ独立戦争の講和条約であるパリ条約が調印)。 ◆ 下田のお寺・玉泉寺に星条旗が掲揚され、美しい国による日本の蹂躙が始まる(1856年)。タウンゼント・ハリスが初代駐日アメリカ領事。
◎ ◎ 世界初 、K2山頂からのスキー滑降に成功した男、挑戦の物語 =後節=◎ ◎
- - - Webナショジオ Webナショジオ / Photo Stories / / 文=Aaron Teasdale/訳=ルーバー荒井ハンナ- - -
空気は薄く、バルギエル氏はカーブを曲がるたびに立ち止まって息を整えながら、標高7689メートルまで順調に下ってきた。ここから先は、キャンプや固定されたロープがあるメインの登山ルートを外れ、誰も足を踏み入れたことのない未知の領域へ分け入る。既存の一本道を行くのではなく、4本の登山道を結ぶ独自のルートを事前に描いてあったのだ。危険な道のりだった。(参考記事:「【動画】恐怖の断崖、バイクでヒマラヤに挑戦」) https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/040600168/
初めのうち、山をすっぽりと包む深い霧が、行く手を阻んだ。視界が効かない状態では、数ある崖やセラック、氷河を避けて通るのは不可能だった。より安全なアブルッチルートを行くという選択肢もあったが、そちらはブラックピラミッドと呼ばれる高さ600メートルの岩場をロープで懸垂下降しなければならず、全行程をスキーで降りるという目的が果たせない。緊張の1時間半が過ぎると霧が晴れ、前人未到の南側斜面へ向かって、歴史的挑戦の一歩を踏み出した。
その晩7時ごろ、バルギエル氏はK2のふもとのゴドウィン・オースティン氷河へたどり着いた。所要時間7時間、垂直距離にして3597メートル。命をかけた歴史的なスキー滑降は、こうして成し遂げられた。心も体も疲れ果てたバルギエル氏は、そのまま1時間半雪の上に横たわっていた。
「到着したときは、子どものようにうれしかったです。深い安堵感と幸福感を覚えました。一度もコントロールを失うことのなかった自分を、うれしく誇りに思います。初めのうちは自信をなくしかけたこともありましたが、終わってみると全て納得がいき、思っていたことがすべて正しかったのだとわかりました」
ポーランドは、草分け的な登山家を数多く輩出している。そのポーランド人でさえ理解に苦しむK2のスキー滑降という偉業に、国中が沸いた。国会議員や著名なジャーナリスト、元オリンピック選手から祝いの言葉が寄せられた。
この功績を最も深く理解しているであろうワトソン氏は、大局的な視点から、次のように語った。「宇宙の底ともいうべき成層圏まで、酸素ボンベも持たずにたったひとりで登り、スキーで滑降する。ロープなしでエルキャピタンへ登頂したアレックス・ホノルド氏と並ぶ、人類の偉業です」(参考記事:「ロープなしで900mの絶壁を初登攀、米ヨセミテ」) https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/060700213/
ダベンポート氏も言う。「これほどの規模で、これほどの強い意志を必要とする難題を乗り越えた者はいません。K2は、スキーで制覇されたのです」
=====K2 Photo Stories====
K2 SUMMIT VIDEO!
Experience the world's first ski descent of K2 with Andrzej Bargiel
・・・・・・明日( 寄稿した“シリーズ・登山家の横顔=ジョージ・マロリー(イギリス)/2014/03/21~より ) に続く・・・・・
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