【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》

古都、薬を売る老翁(壷公)がいた。翁は日暮に壺の中に躍り入る。壺の中は天地、日月があり、宮殿・楼閣は荘厳であった・・・・

「人間は何処に…」新・人類進化の道 =B11=

2020-03-11 06:09:37 | 浪漫紀行・漫遊之譜

DNAを分析すると 生物の進化の歴史を辿れる 人間でも同じこと

人間の細胞にある「ミトコンドリアDNA」というモノを扱って

ミイラや古い人骨などからそのルーツを解明、「人間とは何か」を問う

国立科学博物館人類研究部研究グループ長 / 篠田 謙一

【この企画はWebナショジオ_【研究室】「研究室」に行ってみた を基調に編纂】

(文=川端裕人/写真=藤谷清美、& イラスト・史料編纂=涯 如水)

  ヒトの進化はアフリカ限定だった! =3/3= ◆◇

アフリカを出てアジアに来たジャワの原人などは、100万年間ぐらいあんまり形が変わらなかったんですよ。ところがアフリカでは、どんどん変わっていって、しまいには解剖学的に現代人と変わらないやつも生まれてくる。だから、常にアフリカが新しい人類を生むホームグラウンドになっていたんです。そして、最後に飛び出したのが、今の我々の先祖です。このアフリカの奥の深さというか、バリエーションの大きさというか──」

 実に、アフリカは特別! という思いを新たにするのだった。

 様々な話題が出たジェットコースターのような対話の最後に、こんなことを聞いてみた。

 篠田さんが、インカのミイラについて研究を始めたのは、個人的研究史の中では比較的最近だ。ある時、誘われて(いきなり航空券か送られてきて!)南米ペルーに渡ったことがきっかけで、「ずるずると」研究分野が拡大した。こういった「偶然」が、篠田さんの研究自体にどんな影響を与えただろうか、と。

「──僕は日本国内の仕事から始めて、さらに朝鮮半島、中国、ベトナム、台湾などで発掘をしたり、DNAを調べたり、という仕事をしてきたんです。そうすると、そこで強烈に感じるのは、日本人とは何か、ってことなんですよ。ちょっと違う地域に住んでる人で、遺伝子も似てるのに文化は随分違うとか、常に日本人の起源を意識するんです。でも、南米まで飛んじゃうと、日本人はどうでもよくなってくる(笑)」

「──それで結局、人間って何だろうと考え始めるんです。亡くなった先代王のミイラがかしずかれ、次代王には何も残さないとか、我々から見たら不思議ですよね。でも、それは先祖崇拝でもある。僕らも位牌に手を合わせて先祖のことを思うわけで、そういうすごく基本的なところは、やっぱり人間って一緒で、普遍性があって……でも、特殊性もすごくあるんですよね。

それで、普遍性と特殊性というのが、今、僕の中ではキーワードになっています。博物館ですから、特別展をやって人を呼ぶわけですが、その普遍性と特殊性に触れて欲しいというのが、1つのねらいなんですよね」

 インカのミイラ文化から始まって、アフリカを起源にする人類史に思いをはせる、という今回のお話はこれでおしまい。本来ならかけ離れたテーマが、一人の研究者の中では自然に接続している。篠田さんが言う普遍性と特殊性は、まさにコインの裏表だと感じる。

※ 篠田謙一(しのだ けんいち)

1955年、静岡県生れ。国立科学博物館 人類研究部 人類史研究グループ グループ長。医学博士。佐賀医科大学助教授、国立科学博物館人類第1研究室長を経て、09年より現職。DNAの分析により、人類のルーツや進化を解明する分子人類学が専門。主な研究テーマは日本人の起源とアンデス先住民の系統と社会構造。著書『日本人になった祖先たち──DNAから解明するその多元的構造』(NHKブックス)のほか、『骨の事典』(朝倉書店)、『日本列島の自然史』(東海大学出版会)などの共著がある。

※ 川端裕人(かわばた ひろと)

1964年、兵庫県明石市生まれ。千葉県千葉市育ち。文筆家。小説作品に、少年たちの川をめぐる物語『川の名前』(ハヤカワ文庫JA)、感染症制圧の10日間を描いた小説『エピデミック』(角川文庫)、数学史上最大の難問に挑む少年少女を描いたファンタジー『算数宇宙の冒険・アリスメトリック!』(実業之日本社文庫)など。ノンフィクションに、自身の体験を元にした『PTA再活用論 ──悩ましき現実を超えて』(中公新書クラレ)、アメリカの動物園をめぐる『動物園にできること』(文春文庫)など。サッカー小説『銀河のワールドカップ』風のダンデライオン 銀河のワールドカップ ガールズ』(ともに集英社文庫)は、4月よりNHK総合で「銀河へキックオフ」としてアニメ化される。
ブログ「リヴァイアさん、日々のわざ」。ツイッターアカウント@Rsider

明日、【津波研究者が見た“悪夢”】に続く・・・・・

◇ 中国人・韓国人と、日本人のDNAの違い

・・・https://youtu.be/TasfZMZkMZ0?list=PLlC3I1HrmA24u1ygVh9lnZbzeURQ5zAZk・・・

動画再生不能の時は上記URL(⇑)をクリックしてください

//////参考資料///////  

■□ 参考資料: DNAで読み解く日本の古代史(6/6) □■

 日本の近隣集団ではDをこれだけの高頻度でもっている集団はありませんが、チベットで人口の30%程度を占めていることが知られています。このことはもともと北東アジアに広く分布していたこのハプログループが、その後ハプログループOの系統により周辺に押しやられた結果を見ているように思えます。

 Y染色体は核の遺伝子で現在の技術水準ではどの時代に入ってきたのかを直接検証することは出来ません。主として法医学の分野で解析が進んでいますが、地域差を見出すことを目的とした研究はありません。

第10章 DNAが語る私たちの歴史

  仔細に見ていくと、日本人のルーツは大陸の広い地域に散らばっており、それがさまざまな時代にさまざまなルートを経由してこの日本列島に到達し、そのなかで融合していったのはあきらかです。もちろんこのような成立は日本列島に固有ではなく、特に朝鮮半島から中国東北地域には、この地にいたるまでの歴史を日本と共有する人々が住んでいます。

 あくまでこれらは集団の歴史を描くのに有効なのであって、個人の由来を教えるものでないことは認識しておく必要があります。

まとめ

 本書でも述べられている通り、発刊当時はまだサンプルが十分でもなくあくまで発展途上段階の研究であるし、例えば出アフリカの回数のように論争中のものもありますが、大まかな見取りを得るに大変優れた書籍だと思います。 また、考古学や言語学アプローチ、Y染色体の詳しいアプローチについてはこの本があります。

※ 川端裕人(かわばた ひろと)

1964年、兵庫県明石市生まれ。千葉県千葉市育ち。文筆家。小説作品に、少年たちの川をめぐる物語『川の名前』(ハヤカワ文庫JA)、感染症制圧の10日間を描いた小説『エピデミック』(角川文庫)、数学史上最大の難問に挑む少年少女を描いたファンタジー『算数宇宙の冒険・アリスメトリック!』(実業之日本社文庫)など。ノンフィクションに、自身の体験を元にした『PTA再活用論 ──悩ましき現実を超えて』(中公新書クラレ)、アメリカの動物園をめぐる『動物園にできること』(文春文庫)など。サッカー小説『銀河のワールドカップ』風のダンデライオン 銀河のワールドカップ ガールズ』(ともに集英社文庫)は、4月よりNHK総合で「銀河へキックオフ」としてアニメ化される。
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明日に続く・・・・・

  • 日本人はどこから来た?③ 

・・・https://youtu.be/j9hzPzSjb3w?list=PLlC3I1HrmA24u1ygVh9lnZbzeURQ5zAZk・・・

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・・・・・・山を彷徨は法悦、その写真を見るは極楽  憂さを忘るる歓天喜地である・・・・・

森のなかえ

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1 コメント

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Unknown (角次郎)
2020-03-12 03:07:47
フォローありがとうございます。
新しいアートのWEV美術館よろしくお願いします。

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