【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》

古都、薬を売る老翁(壷公)がいた。翁は日暮に壺の中に躍り入る。壺の中は天地、日月があり、宮殿・楼閣は荘厳であった・・・・

今日(狂)の狂言 : 09月15日(日曜日) & 旅と文化の足跡が野帳

2024-09-15 05:10:45 | 浪漫紀行・漫遊之譜

★ 忘備忘却録/きょうの過去帳・狂 

◆ イギリスで世界最初の鉄道が開業すると共に、世界最初のグモッチュイーーンに成功する(1830年)。即ち、開通式典で世界初の鉄道死亡事故が発生。 ◆ マクドナルド御用達の全国紙「USAトゥデイ」が創刊する(1982年)。 ◆ 星野仙一が関西圏を沸かせる18年ぶりの偉業(駄目虎→猛虎)達成(2003年)。しかし、五年後には関西圏のみならずリーマン・ショックで日本全体が青息吐息。

◎ ◎ 創刊120年以上の“ナショジオ”が綴る【 そうだったのか! 】 =第2回= ◎ ◎

1901-1920期 « 北極点を制覇せよ!(1/2) »

……National Geographic Journal Japan 〉 ニュース〉 旅&文化〉 より……

・・・2011年12月7日 / (Web編集部S)

 1906年7月号の野生動物写真の大ヒットなどのおかげで、1906年12月号の『ナショナル ジオグラフィック』の発行部数はおよそ2万部まで伸びました。  前年より約8500部の増加。  1908年にはページの半分以上を写真が占めるようになり、その後も部数は順調に増え、1910年末には約7万5000部になりました。

 4年間で5万5000部増。1年あたり1万部以上のペースです。いいなあ(笑)。  雑誌が売れた分だけ、おのずと探検・調査への支援も増えました。なぜなら、ナショナル ジオグラフィック協会はNPO、非営利組織だから。儲かったといって、利益を仲間うちで分配することはありません。すべて次の活動に使っているのです。

 えっ、そうなの? 全然知らなかった! という人は『ナショナル ジオグラフィック日本版』をいちどご覧になってみてください。スタッフ名とかが並んでいるうしろのほうのページ(奥付)には毎号こんなふうに書かれています。

「ナショナル ジオグラフィック協会は米国ワシントンD.C.に本部を置く、非営利の科学・教育団体です。1888年以来、9000件を超える研究・調査プロジェクトを支援し、陸、海、空の世界に関する知識の向上に貢献しています。」(2011年12月号167ページより)

 協会が非営利組織である理由は、初代会長であるガーディナー・グリーン・ハバードの会長就任演説が象徴しているでしょう。次の会長のグラハム・ベルと、さらに初代専任編集長のギルバート・グロブナーがその意志を受けつぎました。

 協会による探検支援の第1号は、アラスカとカナダの国境近くにそびえるセント・エライアス山の探検調査でした。 黒字になった1906年以降は、初代会長の名前をとって、偉大な探検や発見をした人物に贈る「ハバード賞」を創設し、“ハバード・メダル”を贈呈。 同時に助成金の制度を整えて、より精力的に探検や研究を支援します。

 最初にハバード賞を授与したのは1906年12月15日。受賞者は、同年に北極点まであと282kmの場所に到達したロバート・ピアリです。 これは当時の最北地点記録でした。 式典で金メダルを授与したのはセオドア・ルーズベルト大統領です。

 さらに、協会はピアリに1000ドルの助成金を支給。 その受賞から1年半後、ピアリは「ルーズベルト号」に乗ってニューヨークを出発し、ついに世界ではじめて北極点に到達します。 1909年4月6日のことでした。

 ピアリの北極点探検については、さまざまな書籍が出ているので、ここでは書きません。 また実は、ホントにはじめてだったのか、あるいは、北極点に到達したのかを疑問視する向きもあります。

 結局、真相はいまだにわかりません。100年以上も前ですから、きっとずっとわからないのでしょう。 「北極点到達は藪の中」というところですが、すぐ近くまで行ったことは明らかですし、その後、外部から補給を受けずに犬橇で北極点に達した探検隊が77年後のウィル・スティーガーまで現れなかったことを考えると、偉業であることは確実です。 ちなみに、世界ではじめて犬橇を使って単独で北極点に到達したのは植村直己でした(協会はウィル・スティーガーも植村直己も支援しています)。

 ピアリが北極点に到達したというニュースを聞いて、同じく世界初の北極点到達を目指していたロアール・アムンセンはすぐ、そして、秘密のうちに目的地を南極に変更します。秘密にしたのは南極点に一番乗りするためでした。

 20世紀のはじめは、北極点と南極点はまだ想像上の場所といった感じで、世界地図では空白になっていました。 誰も行ったことも見たこともなかったのだから、それはそうでしょう。今の感覚でいえば、月とか火星ぐらいだったのかもしれません。 であれば、ピアリやアムンセンはさしずめアポロで月に行った宇宙飛行士なみのヒーローですね。 ピアリは

 と、書いている最中に、協会が支援する研究・調査プロジェクトが10000件を超えたというニュースが飛び込んできました。グッドタイミング!

『ナショナル ジオグラフィック日本版』の奥付でも、どうやら2012年2月号から「9000件」から「10000件」に変わる予定です。2月号が発売されたら、ちょっとのぞいてみてください。そして、ナショナル ジオグラフィック協会の研究・調査支援はまだまだ続きます。 (Web編集部S) 

アムンセン -1905年の北西航路横断航海、R.F.スコットの悲痛な遭難で幕を閉じた南極点到達競争(1911年) ・ 1926年の北極点到達 等々は別冊にて記載済み。ご参照 ⇒ https://thubokou.wordpress.com/2013/08/20/探検家・冒険家%E3%80%80=12-①=/ 

明日 “ 901-1920期 北極点を制覇せよ! “ に続く・・・・・

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