米山公啓 お酒で脳を元気にする方法 (1)
冬はお酒が美味しい季節でついつい飲み過ぎてしまいます。
お酒と健康の関係は、なかなか難しいものです。お酒と認知症の発症との関係も、
飲み方によってその影響が変わってきます。脳のためにはどんな飲み方がいいのか考えてみましょう。
1日2合以上飲む人は、飲まない人より、脳萎縮が10年早く進むと言われています。
だから多量の飲酒は脳の健康にはマイナスです。
お酒を飲める人が、適量を飲んだとき、最も脳にプラスになってきます。
適量とは、1日量として、日本酒1合、ウイスキー水割り一杯、ビール中瓶一本、ワイングラス2杯のいずれかです。
おおざっぱに言えば、お酒というのは、酒の種類に合わせた一杯が健康にいい量なのです。
ただ、お酒を飲める人が、適量で止めるのは、非常に難しいでしょうから、
なかなか脳の健康を考えた飲酒は難しいものです。