Borderママの「国境らへんの」ぼやき日記

危険な南の国境生活
北の国境で村民生活
現在デトロイト郊外で母子家庭

心残りなのは

2011-08-12 16:38:17 | ぼやき生活
日中は25度くらいある、まだ夏な感じの北の国境

でも、やっぱり風が肌寒い・・・

今日の夕方からシオラーノは、大金持ちのクラスメイトの

誕生会に御呼ばれで、何とお泊り

オハイオから帰ったら、招待状が届いていた・・・

ダイジョウブかな




今回のオハイオ帰省で、一番先にするつもりだったのは

3月からナーシングホームに入っている

若造のおばあちゃんのお見舞いだった

出発前に「あまり調子が良くない」と聞いていたから

寝ずに運転して帰ったその日のうちに、訪問するはずだった


到着してMamから聞いたのは

前日の昼前に亡くなった だった

私たちが北を出発してすぐ、運転中なので

Mamも伝えたくなかったそうだ


うちの母と同じ年のおばあちゃん

長年色んな病気や手術をし、数年前からは持病の糖尿が悪化し

アルツハイマーも始まって、去年の夏に会った時は

ものすごく不思議そうに私を「ガン見」してたっけ

あと1日待っていて欲しかったな

亡くなる前日にはMamに

「若造は何処に住んでるの?」

「あのリトルガール(シオラーノ)はどうしてる?」って聞いたそう

最後に記憶が戻ったんだね・・・


お通夜(こっちは昼間だけど)にはたくさんの人がやってきた

私たちも、何年ぶりかにほとんどの親戚達と再会

Mamの実家での食事会で

シオラーノが、「ママ、友達できたよ」と嬉しそうに言う


親戚が近くにいなくて、色んなイベントに参加できないシオラーノ

そこにいる殆どが自分の身内とは理解できないよう

私が「ここにおるんは皆親戚やで」と言うと驚いていた

おじいちゃんとおばあちゃんには5人の子供

孫24人、ひ孫17人、祖孫5人の大家族


親戚の誰かが作った、写真のDVDがリビングで流れていた

その中に、私たち家族の5年位前の写真があった

一族の中のたった一人の日本人(外国人)の私

ずっと、ずーーーっと自分だけは他人 と感じていた


でもDVDの中に自分の写真を見たとき

私も家族の一員と思ってもらえている?

って思って、少し嬉しくなった


家族を亡くすことはとても悲しいことだけど

それによって、残った家族の絆も深まるのかもしれない


もうひとつ驚いたのは

若造の職場から立派な鉢が届けられていた


こういう心遣いって、嬉しいね

ありがとうビル(若造上司)



4年前の帰省の時


60年連れ添ったおばあちゃんとおじいちゃん

おばあちゃんが介護ホームに入ってから

毎日お見舞いに行っていたおじいちゃん

毎回帰るときは泣いてたそうだ

話を聞いて、自分はこんなに人を愛せてるのかな?と思った


また一人、クリスマスカードに記す名前が減った

おばあちゃん、安らかに眠ってね

そしてあんまり早くおじいちゃんを迎えに来ないでね