誰もが自分史の中では、「自分」が主人公だ。悲しいこと嬉しいこと悲喜交々がその人を創り出している。僕だけが昔と変わらず生きているわけじゃない。僕も一敗地にまみれて此処にあるのだ。その齢でまだ学生しているんだぁ…偉いねぇとよく言われるが、決して偉くも何ともない。ある人から見ればそんな暇があるなら稼げよ! と言われても仕方ない過去も背負っている。
若いときは、まともなことで思ったことは必ず叶うと信じていた。でも、社会はそんなに甘くなかった。取り返しのきかない失敗をして電話ボックスで泣き崩れたこともある。「頑張っても無理」という挫折を味わって確かに僕は変わった。それまでの人生は、自分で切り拓いた人生じゃなかった。ちやほやされ、乗せられたステージで踊らされているだけだったのだ。もとよりそんな大舞台では主役を張れる器ではなかったのかもしれない。
でも、僕は自分のやってきたことを否定はしたくないんだ。これもあれも自分のやったことだからね。講師の仕事をしたのもそれまでの自分の仕事が血となり肉となっていると思ったからだ。「宅建講師」は天職だと思っている。僕以上に実務取引に精通した講師はそうはいないはず…。足りないのは「見栄え」ぐらい? こればっかりはねぇ…(^^ヾ でも、たまに大学院にスーツを着ていくと、すれ違う学生がみんな挨拶をしてくれる。先日も、同じ研究室の仲間に、さすが不動産屋さんですね! と、感心された。そうかぁ、教授には見えないのか…。
今日、八軒のアパートの解体が終了した。とてもすっきりとなって…。今回はいい仕事をしたと自分でも思う。ただ、ゴミおじさんがねぇ…どうしてるんだろうと思うと…。ところが、僕が現地の確認をした後、解体を依頼した社長が行ったらしいのだが、なんと、敷地内にソファーの一部が置いてあり、どうも例のゴミおじさんが運んだものらしい(><)他人の土地への不法投棄(彼は置いてるつもり)だよね…。生活を奪われたのだから、彼も必死なのだろう。でも、やはり人の土地を勝手に使用するのはいかんよね。世の中が彼にとってはおかしいのだろうけど、ルールに「甘え」は通用しない。毅然と対処しなければなりません。
八軒からH大へ行く途中、赤信号で停まっていると、横断歩道を見たことのある人が横切っていく。もう何年も会っていなかったが、以前の受講生だ。ちょっと草臥れちゃったのかなぁ…。昔は背筋をピーンと張って颯爽と歩いていたのに…。いつもいつも主人公でいると疲れちゃうよねぇ(^0^;彼女にもこの10年近くの間いろんな歴史があったんだね。詮索はしないけど…。
同窓会なんかで友達に会うと、みんな昔と変わらない。でも普段着で見かけるときはやはり違う表情だよね…。仕方ないか…。みんな必死で当たり前だからね。僕も頑張るか(^0^;
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