最後はゴミ

うわーー　綺麗じゃんーーー
ウインチェスターという駅から歩き出した私、、、、
向かったのはメタボ父親が以前暮らしていた老人ホーム。





本当は直近の家族の仕事だろう、、、、
父親の引越し作業の手伝い。

老人の自立を助けるような老人ホームに住んでいたメタボのお父さん、、、、
目が見えなくなり。
耳にも腫瘍発覚。
転んで病院。


こんな状態では自立を助けるような老人ホームに住めるわけがない。。。。
最近、もっと介護がついた老人ホームに引越した。そうなると。。。。




誰が、今までの部屋を掃除して開け果たすの？？？？？？




メタボのお父さんの娘は精神病。
彼女の子供、、、、メタボ父親の孫は？
お兄ちゃんはすでに精神を病んでいる感じ？！
妹ちゃんは家族との絆を切って距離を置いて生活しているが、時々はメタボ父親、彼女にとってはおじいちゃんをお見舞いには寄っているらしいのだが、彼女1人でおじいちゃんの引越しの処理は重荷すぎる。
息子は？メタボは東京に住んでるじゃん！！！




私、、、、結局、、、、
この状況を無視できず、、、、



メタボ父親の昔のガールフレンド、フィンランド人のおばちゃんと私が出動、、、、するしかないよね？？？？




そこは日本でも話題となるゴミ屋敷もいい所、、、、
どうしてこんなに薬が溜まっているのか？
山積みのメモ、、、、番号が書いてある。電話番号だろうが、、、、誰の？！何のために？！

私より洋服を持っている。
何枚も焼いてある同じ写真、、、、
何冊も出て来る地元バス時刻表、、、地元の旅行案内、、、、地元レストランのメニュー、、、、、でもこれ2018って書いてある、、、、
クリスマスカードや誕生日カードの山。


新しいコピー用紙。
新しい封筒。
新しいThank You カード。


たまっている缶食材。
フルーツ缶やツナ缶。
紅茶、、、、お父さんが好きだった日本のリプトン紅茶、、、、私が東京から送ったり、メタボが東京のお土産として持ってきたやつ、、、、そのまま残ってる。。。。引越ししながらも残してくれてた事に悲しくなるも、、、えーーー全然手もつけてないの？唖然、、、、賞味期限は2014年とか、、、、


「　私、これ以上、出来ない。」


おばちゃんはメタボ父親の引越しを手伝い心臓発作を起こした事がある。。。。
以前は一緒に住んでいた2人ではあるが、、、精神病であるメタボ妹の必要以上に近かった関係に押し潰されたおばちゃんはメタボ父親を追い出した、、、、そろそろ10年前近くなる、、、、


掃除の人に入ってもらって全て捨ててもらうのがいいのかと思ったのだが、、、、それではあまりにも、、、、と思い私が出ては来た、、、しかし、、、、、私やおばちゃんでは感情が入りすぎる。何週間あってもこれでは無理。


ここ何？部屋があるの？


開けてみた２つのドア、、、、



ひーーーー　箱に入った何かがもっとあるーーーーーーーーーー







個人の所有物はその人が存在しているから価値がある。
思い出やその時の感情は本人しかわからない。
残った物は他人にするとゴミでしかない。



緩衝材で巻かれたままの絵、、、、
大きな家具。
大きいから引き出しにはわけのわからないいろんな物がいっぱいーーーーーー








メタボ父親の持ってる物、、、、もしかしてお宝で、売りに出したらお金になるのかも？？？？？




いや、、、
そんな気力残ってない、、、、



自分には宝でも他人にはゴミ。
あーーー　自分にも言い聞かせないと。。。。。



78歳になるのか、、、、
おばちゃんの運転は荒っぽい、、、
スピード出しすぎで前の車にぶつかりそうになった。。。。。








やっとありつけた夕飯。
おばちゃん、、、、料理テクニック、、、、落ちたみたい、、、、






あーーー
疲れた。
明日は新しい老人ホームに引越した寝たきりになっているメタボ父親を訪ねる。。。。