王様と私

中学の頃、転入して来た友達、、、、
お兄ちゃんがいたからか、、、とても物知りな人だった。
彼女のお気に入りの俳優が、、、、ユルブリンナー
今から思うと、、、、なんという渋い趣味、、、

ユルブリンナーで覚えているのが、、、王様と私。。。

この王様の役を、ロンドンにて日本人俳優の渡辺謙がすることになり。
見てみたくてたまらなかったのだが、、、、
ロンドンまでたどり着けず。
地元で行われたライブビューイングに参加。

木曜の夜の映画館。
小さいながら会場はほぼ満杯。
断然、年寄りが多く。
ユルブリンナーのイメージで　”王様と私”　を懐かしく思って来た方が多いのだろうか？？





渡辺謙のいいところは、、、、
ちんちくりんじゃないところだと思う。
体が大きいため、西洋人と並んでも引けを感じない。


”王様と私”はタイの王様のお話。
王様がアジア人という事で、日本人の渡辺謙が演じても全然おかしくはない。
外国人英語でのセリフというのも、アジアの王様という事で全然おかしくはない。
渡辺謙は顔芸を巧みに使い。
単純だけれど面白いセリフから、完璧に観客からの笑いを取り。
有名な曲での踊りのシーンでは、かなりのスピードで相手役の女性と舞台をくるくるくるくると回り。
お客さんはその有名な曲を口ずさみ。



そのセリフに娘も笑っている。
私は英語がついていけてない。
ところどころ、ミュージカルを楽しむというより、英語を真剣に理解しようと大集中ーーーー




生の舞台であっぱれに思うのは、出演者の全員の皆様がセリフを、動きを、踊りを、立ち位置を完璧に覚えているという事。
渡辺謙、、、、よく英語で、あの踊りと、歌と、、、、
有名になっていく人にはそれだけの理由がある。






ユルブリンナーの”王様と私”を娘に見せたくなった。

娘とピアス

娘は大変おかしな場所に、初めてのピアスの穴を開けた。
普通の場所ではないため、その場所用のピアスを探す事になる。
それがなかなか、、、


ない。


そのため２つ目のピアスは、ピアスを開けた店に行き、そこで新しいピアスを購入し、店のお兄ちゃんに替えてもらった。



さて本日、、、バレエのテスト。
一切のピアスは外すようにと連絡が。



う、、、
自分で自由にピアスを外せない娘、、、、


バレエテスト会場に向かう前まで、大騒ぎ。
やっとピアスが外れて、バレエのテストにドタバタで向かう、、、




さて、、、
ピアスを元に戻すぞーーーー










うえーーーん
出来ないーーーーーーー









頼むから明日やり直してくれーーー
こんなの相手にしてられないーーーー

フォーマル？？

娘、、、、今年の５月、６月と、１１年生として受けた全国テスト。
そのテスト結果の証明書の授賞式が、今年はBAFTA風に行いたいと学校からお手紙。。。。


えっっ


BAFTAとはイギリスのアカデミー賞。



”　プロムパーティに着たドレスの出番です！　”




招待状が届き、、、、
ドレスコードはフォーマル。。。。





う、、、、
私は何を着ればいいのだ？？？？
まさか親御さんまで、真剣なフォーマルじゃあないよね？？？
仕事先から直接来る親御さんも多いだろうし、、、、
いや、、、待てよ、、、、
このクリスマスシーズン、、、、イギリスでは誰でもがパーティと言って、キラキラなドレスを普通に着るのも事実。
パーティ、、、フォーマル、、、、背中出したり、、、肩出したり、、、、キラキラだったり、、、、は一般常識だったり？？？？



やりすぎて怪しく目立ちすぎるのは避けたい。
やらなさすぎてどうしていいのか困るのは避けたい。




”　なんでそんな事で心配しているの？　”


娘には呆れられ。。。。





でも、私は心配。。。。
黒いブレザーぐらい、、、新調するか。。。

私の居場所

空の色が段々に変わり。。。

来るゾーーー
来るゾーーー

で、いきなり強く冷たい雨が、、、、



吐く息は白く。
空気に含まれる水分がものすごく冷たい事を全身で感じる。






私の居場所、、、決定。
もう、、、離れられない。




背中はぴったりと電気ヒーターに。
電気ヒーターの前で体操座り。
そこで何ができる？
ママ友に誘われて読み始めた、、、、ユリシス。。。。。読書。


それからどうする？

掃除がしたい。。。
掃除をしなければならない。。。。
今週木曜は借りている部屋の検査が入る。。。
掃除をしなければならない。。。。


しかし頭で考えるだけで、、、
背中はぴったりと電気ヒーターに。
読書という盾で身を守り。


私の居場所、、、、決定。
背中はぴったりと電気ヒーターに。
このままではいかん！！！！と思うだけで、、、、




寒さに負けて動けず。

こういう事を望んだわけではなかった、、、

さて、、、月曜日！
カフェの仕事、再開。
いつもは９時、９時３０分出勤のところ、、、
今週は１０時以降の出勤がメイン。
オーナーシェフの、、、朝一から君の顔は見たくない、、、という気持ちの表れ？
負の妄想は深く深く、、、


ま、、、給料は減っちゃうけど、、、化粧はしっかり出来るか、、、


頼りになるMさんも、この私も９時出勤ではなく。
あれーー 珍しい！
アイザックが９時１５分となっている。


ゆっくり化粧をし、１０時ちょっと過ぎにカフェ到着、、、
するも、あれ？アイザック？？いない、、、？？
そしてカフェ、めちゃ混みーーーーーーー
オーナーシェフがカウンターに立ってるーー
お客さん、どんどん、続いてるーーーー


私も即エプロンに着替え、ハロー、週末はどうだった？お決まりの一言を発する事なくウエイトレス業開始ーーー


１０時３０分を過ぎても、、、、




アイザック？！？！




「 今日はアイザックが朝一だったよね？！」

恐る恐るコメントを投げて見た。

「 来てない。それ以上は知らない。」



えーーー無断遅刻？？？
それも月曜の朝一って、、、重要なんだけど、、、





神さま、、、
こんな事を望んだわけではなかった。



1時間以上遅刻のアイザック、、、
やっべーーーーという感じでにやけて店に入って来た、、、
すみませんーーー とおう感じではなく。
やっべーーーー。


その後、、、
アイザックの姿を見る事なく終わった1日。







「 アイザックがどうしたか気になってると思うけど、、、。無駄遅刻で自分からは一言も謝罪はなかったんだ。すぐに帰ってもらった。」










へ！


神さま、、、
こんな事を望んでいたのではありませんーーーーー



が、、、
本日、終日、オーナーシェフの怒りの先は私には飛んでは来なかった、、、、

どーーーでもいいーーーーー

オンラインショッピングで間違えて購入したものを店舗に返品に行った。
そして、冬のコートを持っていない(！！) 娘のために、コート探し。
クリスマスマーケットが始まった私の住むバースは、人で溢れ。
買い物する事が、、、




うーーー
面倒だーーー
状態。。。



着るものは暖かければいいや、、、
もうーーーーどーーーーでも
いいやーーーーーーーー






などと思うのは、、、
ちょっと
自分でも
やばいと思った、、、

20年 30年

その時は必ず来てしまう。
まあ、その時がいつなのかは、、、自分ではわからない。

なんとなく受け入れないといけないのは、５６歳の私にとってこの先56年、、、というのは、、、どうなんだろうか、、、というのが事実、、、か、、、それでもはっきり断定するのが怖い。


この先、、、
20年、、、30年、、、、40年、、、(？？！！)


楽しい気持ちで過ごしたい。
残っている時間の方が少ないグループに所属しているのは確かだから。


もう悲しい気持ちは映画や本だけで十分。

自分もそこで、、、

朝からこれを見て大笑い。

やだーーー
うそーーー
妊娠してる？？？？












な、わけないだろーーー









完全におバカな罠にはまった私、、、
本当にバカだ、、、

色々な未亡人

カフェに来るお客さんの旦那様が亡くなったのは夏。
数年に渡る白血病との戦いの最後ではあったようなのだが、がっくり。
私と似たような年の息子さんがいらっしゃるのだが、遠くに住んでいてずっと疎遠だったそうで。
夫婦二人で助け合って暮らしていらっしゃったようなので、余計、なんだかがっくりだった。
こちらのご夫婦はおしゃべりが好きで、カフェで働き始めた当初、私にも良く話しかけてくれ、私の話を辛抱強く聞いてくれた。

未亡人となってしまったジニー。
旦那様の亡くなった後の書類提出など事務処理に追われているとメールをくれて。。。
よくわかります。
今年の夏はうちも実家でそんなことばかりの対応でした。
幸いに、うちの母親は出来杉くんである私の弟がかなり時間を割いてくれたのだが。


いつも二人でカフェに来ていたジニーが一人でカフェに来た時は、たかがお客さんと店員の関係だけなのだが、泣きそうになった。
そのジニー、最近、カフェにも顔を出さない。
気になってメールを送るも返事がこない。
もう一度、メールを送って見た。





未亡人ジニーはすごく忙しいスケジュールで生活をしていた。
なんでも、、、、若い人に色々なスキルを無料で指導するボランティア活動に参加するにあたり、資格を取得するためにコースを取っていたそうで。
やっとその資格を取得。正式なボランティアとして地域の奉仕団体に顔を出し始めたとのこと。
人生で初めて、冷凍庫も購入し、明日配達されるとのこと。これからは料理やケーキを作っては冷凍し、上手に暮らしていきたいと。。。
遠くに住む息子さんからは連絡がほとんどなく。
彼に泣きつくのは諦めたと。
未亡人ジニーは強かった。




この夏にうちの母も未亡人となった。
母親も、病院通い、友人とのランチ、体操教室で忙しくしているらしい。
ジニーのようにボランティア活動に参加する、、、、という考え方は無いようだ。
なんとかLINEテレビ電話の使い方も習得してくれたようで、、、、私たちが冬に戻ることを楽しみにしてくれているのがよくわかる。



２年前に突然、未亡人となったジョイ。
旦那様が突然に亡くなってから、オーストラリアでお嬢さんが出産。
今では１年に一度はオーストラリアで孫と一緒に過ごす。
未亡人ジョイも忙しい。ウオーキンググループ、体操クラス、村のお祭りのボランティア、友達とランチ、、、、、
会いたいねーと言うだけで、実行予定は多分来年まで後回し。



知り合った時に既に未亡人であったマイヤ。
未亡人となって２０年以上。
旦那様を自殺と言う形で亡くし、そこから二度の引っ越し。
オーストラリアに住む息子家族と過ごすため、２ヶ月ほどのオーストラリア滞在が毎年の行事化としている。
学校が休みとなるとフィンランドからくる親戚の世話、娘家族の世話に追われ。
時間が空くとヨーロッパ中に散らばっている親戚巡り。
それだけでは無い。未亡人マイヤも忙しい。普段は老人を病院まで車で送るボランティアをしているようだ。



色々な未亡人。
未亡人に励まされ。
色々考えてしまう私。

便利屋

便利で格安なアジア人だからだろう、、、
忘れた頃に連絡をくれるバーバラ。

バーバラに会う時は、私はネイリスト。。。。
いつまでたっても、青葉マークが取れないのだが、、、

「 水曜の夜7:15から、マニキュアとペディキュア、お願いしたいんだけどー」

えーー夜かあ、、、、、

バーバラは忙しい。夜しか時間がない、、、、のはよくわかるため、断れず。
カフェ仕事の後、夕飯を済ませて、寒ーーーい夜、アップルちゃん出動。
バーバラのあたりも駐車場がない。
グルグル回り、アップルちゃんを停めた。


久しぶりにあうバーバラ。
今日はこっちで、、、入った事のない部屋に案内され、絶対に7：15きっかりに始める事など出来ず。
お湯を取りに行くのに階段を二回も降りる。
バーバラ、、、1人なのに建物一棟が自分の物。
家を買っては、今風に内装を変えてもっと高く売りに出すのが、彼女の仕事。
自分の住む家は、雑誌に出て来る部屋そのもの。


目指していたのは移動ネイリスト、、、、
足を置いてもらうための脚立を忘れ、、、
肝心なベースコートを忘れ、、、、
最低の始まり。


バーバラ、、、1人しかいないのにどの部屋も暖房バッチリで全然寒くない。暑いぐらいだ。
部屋がかなり乾燥しているようで、信じられないのだがマニキュアがどんどん蒸発しているようだ。
マニキュアがどんどん、固めの絵の具のように変化して行ってるではないかーーー
塗りにくい。
焦る。


防犯対策でもあるのだろうが、電気、テレビ、ラジオ、いたる所で付けっ放し状態。



「 あら？マッサージもしてくれるわよね？！テレビの部屋に移動して良い？見たい番組があるのよl 」



言われるがままに移動。


「 あら？前は手もマッサージしてくれたわよね？！」


言われるがままにマッサージ。



自宅に戻るもアップルちゃんの置き場所が見つからず。
またグルグル。
家に戻ったのが10：30過ぎ。どれだけ時間かかっているんだ？自分で呆れる。
娘はベッド。





あーーー バーバラの家、、、めちゃくちゃ暖かかったなーーー




お疲れ様、、、私！！！