小さな決心

メタボの夏休みは仕事で終わった。
９月２０日にはヒースローで日本行きの飛行機を捕まえる。
慣れない環境での仕事は日本とはそれは大違い、、、切れ性格メタボ、、、連日切れ続け。。。。
最後は

”　今年、自分に夏休みはなかった。　もう二度と、この夏期講習というのはやらない。　来年は絶対に夏休みをちゃんと取る！！　”


固い決心にたどりつく。。。。


メタボ日本に戻る前の最後の日曜日。
いつも家族ぐるみでお世話になっているNさん家族とお昼を一緒に過ごすことに。
なかなか評判がいいというパブを予約してもらい、パブランチを楽しむ。

あまりに気持ちいい天気、、、、
クルマはそのパブに置いておいて、Nさん宅までウオーキング。
サイクリングコースにもなっている道はのどか。
イギリス、天気がいいとウオーキングは最高の癒し！

Nさん宅ではお茶をいただき、、、パパ同士、、ママ同士、、、子ども同士、、、それぞれにだらだら。
３０分ほどのウオーキングだったのだが、、、適度に疲れていい感じ。

さて、、、問題はどうやってさっきのパブまで戻るのか？
ここ、、、毎回、甘え続ける私たち、、、お疲れのNさん旦那様にクルマを出してもらい、、、先ほどのパブまで送ってもらう。

パブにてアップルちゃんに乗り換えて別々に自宅を目指す。

しかーーーーし！
そのパブから外の道に出るのが結構難関。
ちょうどカーブの所からクルマが出る事になるのだが、、、合流する道、左右ともカーブのために、どちらからもやってくるクルマが見えない。




今だ！　出ようとすると、、、、

お！！　クルマきたーーー　ストップ！


これを何度か繰り返すこととなり、、、メタボ、、、


”　こんな所で事故りたくないよ。　申し訳ないけど、向こう側にでてクルマが来るかどうか見てくれないか？　”


げ、、、、
日本だったら絶対にミラーが立っている場所じゃ。。。
イギリス人の反射神経がいいのか、抜群なハンドル操作なのか、、、事故が起こらないのが不思議なぐらい、、、

ミラーがあればいいのに、、、
ミラーがあればすべて解決するのに、、、、、

心でぶつぶついいながら、、、疲れが出始めた足を引きずり道の向こう側にわたった私。。。

うーーーん、、、両方からクルマがやってくる。。。。
なかなかパブの駐車場から出るタイミングが合わない。。。。。


お？　
大丈夫？？
腕をぐるぐる回してオッケーをメタボに知らせる私。。。。


メタボ、やっと駐車場から出る事ができたーーーーー


が、、、


すぐにその後にクルマがやって来て、、、、メタボ、、、クルマが止められない。。。。
道はかなり細く、、、そんな所で止まるわけにはいかない。



わたし


走った。アップルちゃんを追いかけて。



Appleちゃん、、、左ウインカーを出しているのだが、、、道が狭く、後ろのクルマも追いこせず。
対向車がいつ来るか、カーブで見えない。

アップルちゃんは走り続けるしかない、、、、


わたし、、、


追いかける、、、、



あーーー　でもまたアップルちゃんは遠くなった、、、、後ろのクルマ、、、メタボをあおりすぎーーーーー
あーーー　ここじゃ、、、止まれないよなあ、、、
でもアップルちゃんーーー
あたしを置いていかないでーーーーーーー






あれ？？わたし、、、

走っているつもりなのだが、、、、

か、、




体が重いーーーーーーーーーー


歩いてるのと変わりない？

え？　走っているのに？　あれ、、、苦しいーーーーー
はあ、、、はあ、、、言っちゃう。。。。



やっとアップルちゃんの後ろのクルマがアップルちゃんを追いこしてくれた、、、、
メタボももっと左に寄る事ができ、、、わたしを待ってくれる事に成功。


わたし、、、

走っても走っても、、、、
ちっとも前に進まないじゃんーーーーーーー




ひーーーーー




結局、、、どれぐらい走ることになってしまったのか、、、、
ありえない、、、、
絶対にありえない、、、、



それにしても、、、体が重すぎる、、、、、













小さな決心、、、、
ちょっと走ってみる？
早歩きでもいいんだよね、、、パワーウオーキング１時間でかなり痩せた人を知っている、、、、




（　なぜか、、、あははーーー　前も同じことを決心してたの、、、だろう、、、汗。　）ジョギングシューズは日本から持ち込んでおり、、、後はアスリート風の、、、それなりの運動着をそろえればいいのか、、、、
やっぱり、、、それなりの洋服、、、着なきゃねえ。。。




小さな決心、、、、
ちょっとパワーウオーキング、、、やってみる？？？

やってみる？？？

血液の流れ、、、、変えてみる？？

まねっこ すぐに挑戦

ママ友（などと呼ばせていただいてよろしいでしょうか？　）　が　Facebookに素敵な写真を挙げていた。
それは、クマの型抜きクッキーなのだが、クマの手が曲げられてアーモンドを抱えているというもの。
かわいいーーー
新発想！


さっそくまねっこ！
しかし、、、うちにはクマ型がなかった、、、、気がつくのが遅すぎーーーーー

だいたい、、、賃貸のうちの台所、、、、備え付けのオーブンは、、、



オーブンがついているといっても、、、このダイヤルのみ。
１５０度にしても、、、
１６０度にしても、、、、
よくわからないのである。。。。

お菓子作りが成功するわけがない状態。。。。

“　とにかく焼く！！！　”　ローストチキンなどが精一杯。。。。


それでも、、、なんとか、、、、自宅にある材料を駆使して、、、、
作り上げたのが、、、　こちら、、、、
なんだか、、、黒人がいたり、、、白人がいたり、、、アジア人がいたり、、、、











Facebookに写真を挙げた所、、、、天使のようだ、、、、ココア入り？とコメントをいただいたのだが、、、、


ココア入り、、、ではなく、、、、焦げ過ぎ。。。。
天使のようだ、、というより、、、てるてる坊主、、、、


サラダ油のはいるクッキーで、結構、薄く伸ばしてしまったせいか、、、、歯ごたえ、、大有り、、、、
多分、、、犬のクッキーってこんな感じ？？


しかし、、、甘いものにすぐ手がでるわたしではないため、、、、この甘さ控えめのかりかり食感のクッキー、、、なかなかいけるかも？？





残念なのは、、、娘の学校ではナッツアレルギーの生徒が多いため、ナッツ関係の食べ物は持ち込めない。。。。

３０人以上のてるてる坊主、、、家族３人で食すしかない。。。。

第二ステージ イギリス永住権 ー ３

９月４日のお昼１１時に、最寄りの役所に永住権申請書類を持って出向くことに。

９月３日、、、、３８ページの申請書類は白紙のまま。。。。

BRPのことがはっきりしてから、名前とか、、、パスポート番号とか、、、、落ち着いてから記入すればいいもんね！
黒いペンにて、ブロック体で記入するようにとは確認した。

メタボ、早めに帰宅。

”　今日はあの申請書を記入しないとな！　”

そりゃそうだーーーー
あす、提出するんだぞーーーーーーー


”　でも、すごく疲れているから、、、ちょっと横になるよ。　本当に疲れた。　いろいろありすぎる。　自分だけ夏休みないんだ。日本に戻ったらそのまま仕事だし、、、もう二度と、夏休みを返上しての夏期講習など引き受けない。体力がもたない。　ちょっとだけ横になる。　”


え？


ま。。。確かに、、、、夏期講習が終わるとメタボは日本に戻る。そしてすぐに日本での秋のクラスが開講。わたしたちは１ヶ月の日本を楽しんだのだが、メタボは夏休みがなかった。。。。
少し横になると寝室に消えたメタボ、、、、少しじゃなくてしっかり夕方寝。夕食済ませて、、、、

申請書記入が始まったのはすでに８時になろうとしていた。。。。

”　永住権申請にあたっての『　あなた　』　だから、あたしが記入するんじゃないの？？　”
”　え？　自分が記入してあげるんだと思ってた、、、、　”

明日、この申請書を提出するというのに、、、、、

”　Yさんや、その知り合いにこの申請書は誰が記入したのか聞いてみろよ。　”

こんなことで今更メッセージを送るのも恥ずかしくてたまらず。。。。
いつもお世話になっているお若い日本人女性、、、即答、、、、うう、、、うれしや。。。感謝。

”　わたしが記入しました！　え？　今、、、記入しているんですかあ？？　”

まったくだ。
あきれる。

二人で並んで書類に記入始めたのはいいのだが、、、、
この質問はこうとも取れる。
この質問は上手に答えないと勘ぐられる。
明日、書類提出時に関係者に直接、アドバイスを受けよう！　と、メタボはポストイットを貼りまくり、申請書はクエスチョンマークではみ出している。


？　どれぐらいの割合でパートナーに会うのか　？
？　最後にパートナーとあったのは　いつか　？

”　これは偽装結婚を暴こうとしているんだろうなあ、、、最後いパートナーとあったのはいつかって、、、今日だろ？　今日。。。　どうやって答えるのがいいんだろ？　”

？　パートナーは何年、UKに住んでいるのか　？

”　５３年、、、でいいんじゃないの？　”
”　何年って、、、自分はこの国で生まれているんだから、、、、生まれた時から、、、ってことだろう、、、、これもどうやって答えるのが適切なのか　？　”


申請書の質問には、このパートナーが自分達以外に家族がいるのか？　（　離婚して別に子どもがいるのか？　）　とか、、、　警察にお世話になったことがあるか？　とか、、、、テロに関与してないか？　とか、、、、
この手の質問含めて３８ページではあるのだが、、、書類前日の夜８時から記入を始めたわたしたち、、、いくら飛ばしていい質問が多いとしても３８ページ、確認しながらよむのは神経を使うわけで、、、

”　あとはこれに、、、メタボの収入の記録を提示するんだよ？　数字は日本円じゃくて英国ポンドに直すんだよ！　”
”　わかってる。資料はここにある。後は書き込むだけだから。。。。もう、明日だ！　明日は１１時に役所に行けばいいんだから、朝、フレッシュな頭で考え直そう　！　”



げーーーーーーーーー
申請書にこんなにクエスチョンマークのポストイットがべったべったで、、、、、このまま役所に持って行くだなんて、、、、ありえねえだろーーーーーーーーーーーー
質問はホームオフィスにしれと言われたら、、、どーーーーするのーーーー？
あーーーー　疲れたけど、、、眠れない、、、、
あーーーー　だけど英語で気のきいた回答など、あたしには考えつかない、、、、
しかし、、、メタボの言うように、、、書き込んでしまってから、当日、そう答えないほうがいいと言われても困る。。。。
やっぱり、、、ホームオフィスに電話したほうがいいんじゃん、、、、

あーーーー　眠れない
アーーーー　眠れない

申請書記入にあたってのガイダンスをよみ直し、見つけたのはいくつかの電場番号。。。。
ここで質問に請け負ってくれるのかどうかは？？？
明日、メタボにこの電話番号にかけてもらしかない。。。。


９月４日、、、　永住権申請当日。。。。
朝　１０時をすぎて、、、、、メタボは電話でホームオフィスの人と話していた。
１１時には最寄りの役所に行かなきゃならないのに、、、、
なぜ、、、、
なぜ、、、、
こんな直前にこんな事になっているのか、、、、


”　もう、行かなきゃ、、、、え？　メタボ、、、あなたの収入証明のことを書くページ、、、まるっきり白紙だけど、、、、”
”　役所に行ってから書き入れる　”







え？




最寄り役所は歩いて２０分ほど。
メタボと一緒に生活している証拠書類２年分のファイルはコロコロにいれて、役所まで小走り。。。。
担当者はフレンドリーな感じの女性。

なかなか電話がつながらないホームオフォイスと今朝、やっと電話がつながったので書類が完成してないと上手に話を持って行ったメタボ。。。。
担当者がわたしたちの持って来た書類を仕分けし、コピーする間、メタボは収入に関しての　（一番、重要なページ、、、だと思われる、、、　）　質問ページを、その場で記入。。。


”　計算機、貸してくれよ　。　”


日本円から英国ポンドの計算も、担当者の目の前で始め。。。。


え？


普通、、、こういうことは書類提出時にはすべて終わっているんじゃねーーーのーーーーーー？？？
担当者が優しかったからよかったけど、、、、、、




永住権の申請は、イギリスに入国してから２年経つ２８日まえからできるとのこと。
わたしは配偶者VISAがきれる２８日前から申請可能だと思っていたのだが、これはちょっと違うらしい。（現時点。　ルールはコロコロ変わるので要注意。　）
ホームオフィスの電話はつながりにくいのは確かなのだが、話ができると電話の向こうは結構フレンドリーなのも事実。
わかんねえーーー　と言う前に電話、、、、してみよう、、、、
英語力の証明としてケンブリッジ英検、ファーストサティフィケイトを提出するつもりだったのだが、、、ホームオフィスはトリニティテストの合格書を待っているとのこと。
結局、ケンブリッジ英検の合格書は提出もせず、、、１０分１２５ポンド払った試験の合格書を提出することになった。英語力証明が必要な方は、トリニティテストを確認されるのがよいと思われる。

あくまでも現時点では、、、とはなるのだが、、、。


１１時すぎから始まって、、、２時間、、、３時間はたってであろうか、、、、、



”　あなた、来年はイギリス国籍が取れるわよ！　また会えるかしら？？　”



担当者、、、最後までフレンドリー。
あたしがイギリス国籍？　
ありえないでしょう。








後は待つだけ、、、、
ホームオフィスから、BRPを取って来てくれという手紙が届くのを待つのみ、、、、
さて、、、その連絡はいつになるのやら、、、、




それまでは外国人としての宙ぶらりん生活が続く。

第二ステージ イギリス永住権 ー ２

イギリス永住権申請にあたり必要だった英語のテストを受けたのが、、、８月２８日。
役所でVISAチェッキングサービスなる、提出書類のチェックを受けるサービスは９月４日の１１時に予約。。。

間はたったの１週間。。。。

テストを受けるのはこの日しかなかった、、、、
チェッキングサービスもなかなか希望の日は予約できず、ようやくとれたのがこの日のこの時間、、、、

テストの合格書は受験後１週間後ぐらいに届く、、、と、、、、
９月４日の朝一番に受け取れば、、、、万々歳、、、、、もし受け取れなければ、、、合格と渡された紙を持参し、以前に合格した別の英語テストの合格書を提出するしかない。。。
ふえーーーーん、、、１０分テストに１２５ポンドも支払ったかいがない、、、、


神様ーーー神様ーーーー
先日のテスト合格書、、、、当日の朝までには受け取れますようにーーーーーーー






あたし、、、どれだけ強く願ったんだろ、、、、
神様、、、、、
うううーーー　ありがとうございますーーーーーーーー


合格書はVISAチェッキングサービスの一日前、９月３日の午前中に到着！
それも合格書には、、、　”　Distinction ”　、、、　とてもいい成績での合格、、、ということ、、、
おーーー　ほっとしたーーーーーーーーーーーーーー

２年分の銀行からの明細書、公共料金の支払い書、、、、メタボや自分に届いた手紙、、、、、一応、ちゃんとファイルし、残していたので、これでテスト合格書も間にあったし、、、、
なんとか、、、なんとか、、、、準備はほとんどそろっているんじゃない？
疑問に思う部分は、すでにVISA申請経験者の日本人の方から情報をいただき、、、自分の中では冷静に事実を受け止めていたところ、、、、


”　このBiometric residence permits を提出する、、、、というのはどうなっているんだ？　どのページにもこれが出てくるよ。　”

半切れのメタボ。

”　だからーーー　それはVISAの申請をすると、ホームオフィスからBiometric residence permits ( BRP ) を最寄りの郵便局で取ってこいと手紙が来るらしいから、そこは　”　持っていない　”　という回答でいいんだって。　”

わたしを信じないメタボ。
みんな違う状況でVISAを申請しているのだから、その人たちの話をこちらが鵜呑みをして大丈夫なのか？？　と、、、、
郵便局のホームページを見ても、BRP　をするには、バーコード付きの所定の書類持参が必要だと明記してある。このバーコード付きの書類というのは、ホームオフィスから送られるものなんじゃないの？　
メタボの攻撃を受けて立っても、向こうの興奮は高まるばかり。


”　ホームオフィスに電話してみてよ。　”


”　自分のどこにホームオフィスに電話する時間があるっていうんだ？　忙しくてそれどころじゃないんだよ。　チェッキングサービスに行くのはもうすぐで、、、チェッキングサービスに行ってからBRPが足りません、、、なんてことになったら、、、もっと確実な情報はないのか？　”

確かに、、、ホームオフィスの電話はなかなかつながらない、、、、つながるのを待つような時間はメタボにはない。
だからといって、、、あたしがホームオフィスに電話、、、むりむりーーー　そんな高度な英会話能力は持っていない。。。。

チェッキングサービスに行ったはいいが、その場でこの書類が足りないと言われたら、、、、、、、確かにそんな風に言われると、こちらもドキドキしてきた。。。。
申請書にはBRPは、VISAを申請する人は全員持っていてVISA申請時に提出できるような感じで書いてあるし、、、郵便局のサイトを見ると、バーコードの所定書類が必要だとも書いてある。。。。
VISA申請済みの日本人の方に聞くと、そこは　”　もってない　”　という回答でいいと言う事だし、、、

もうあさってはVISAチェッキングサービスに行く日なんですけど、、、状態で、まだお会いした事もないお若い日本人の方にメールを入れる。。。。感謝、、、いつも即答、
そして即答で、その欄は　”　持ってない　”　で大丈夫ですってばーーー　！　


ある日突然、早く帰宅したメタボ、、、、

”　郵便局、行ってみるぞ！　”

”　え？　”

”　だからーーー　行くのか、行かないのか？　”

なんだか　やくざと暮らしているような気分。いつも脅されている状態。。。。
”　行くのか、行かないのか？　”　って、、、VISA申請って家族としての大きなイベントなんじゃないの？？？　


隣街の郵便局に向かう。
隣街に到着して、メタボがいきなり入ったのが、、、美容院、、、、


え？　


”　せっかく早く仕事からはけたからな、、、、、どうせなら散髪もここでするよ。　１０分ほどだと言うし。　”


え？　郵便局にBRPのことを聞きにきたんじゃないの？
散髪？　え？　郵便局、、、しまっちゃったら意味ないじゃん？　え？　あたしたちここで１０分待つの？？　うそでしょ？


”　郵便局、探してくるわ。　”

メタボを美容院において、わたしは郵便局を探した。
あたり前だろうーーーーーー
どうしてこんなところで散髪をしてもらっているメタボを待たなきゃならない？


郵便局も同じ回答。
バーコード付きの書類を持って来てくれたら予約などなくすぐに処理をするけれど、その書類がなければこちらは何もできない、、、と。
その間のVISAの書類のやり取りは専門外だからわからないと、、、、。


だよね。
ホームページにもそう書いてたもん。


美容院に戻ると、もうすぐ散髪終わりのメタボ。
どこがどう変わったのか？　しかし、床には結構、髪が落ちていた、、、、　ふーーん、メタボにも白髪、結構、あるんだ。。。。
店で待っていたおばちゃんと、美容師さんとすごく仲良くおしゃべり状態。明らかにお店の中、メタボの講演会状態になっていた。。。。
わたしの永住権申請について、ホームオフィスへの怒りを爆発させていたらしい。
フレンドリーなおばちゃんから、、、

”　VISA、頑張ってね！！　祈っているわよ！！　”　





”　やっぱり書類がないと郵便局は何もできないって。　”

郵便局に言われたことを伝えた私。
散髪を終えたメタボ、、、、
歩きだして向かったのは郵便局。。。。


え？　だからあたし、郵便局の人に言われたこと、伝えたじゃん！

再度、郵便局に行き、同じことを別の係の人に聞き、同じ説明を受け、、、、、、やっと納得したメタボ。。。。





ふう、、、これでやっとBRPは、、、”　もっていない　”　という回答でオッケー、、、か、、、、、
３８ページの申請書、、、、
名前や住所、、、パスポート番号、、、、自分で書き込める所で、なんだか難しい質問はないな、、、、
やっかいなのは、、、わたしたち、、、一緒にいるような、、、いないような、、、というこの生活形態に対する質問だ。。。
これは　メタボと確認しながらの書き込みとなるか、、、、



ふう、、、、
これから、、、３８ページの申請書書き込みにとりかかる。。。

第二ステージ イギリス永住権 ー １

わたしは二年有効という配偶者ビザなるビザを持って、イギリスにて暮らしている。
こちらのVISAは働く事もできるのだが、娘を一人部屋に残して働くのも不安であり、、、（　お？　言い訳か？　）　夏休みは絶対に日本に長めに戻りたいという願望もあり、（これまた言い訳？　）積極的に求職活動を行うことはなく、するりーーーとイギリスに入国してから二年がたった。　配偶者VISAの次は、、、

永住権。。。。


配偶者VISAを申請した時には、、、知り合ってから現在までの二人で一緒の写真を提出したり、、、お互いに交換しあった手紙を提出したり、、、、この手の書類がメインであったのだが、、、
今回のこの永住権、、、、　偽装結婚で一緒にいるわけじゃないんです！！　ちゃんと二人でイギリスで真面目に暮らしているんです！　イギリスの配給金など狙ってはおりません！！　もちろん、テロリストじゃありません！！！！　をメインに証明する必要があり。


共同名義の二年分の銀行からの明細書、、、共同名義の公共料金のレシート、、、それぞれが受け取った公の場所からのお手紙、、、、　外国人の配偶者だけど英語はできまーすという証明書、あと３８ページにも及ぶ申請書など提出することに。。。。


英語力証明書、、、、大昔、ファーストサティフィケイトなる英語のテストを受けて、C合格、”　ぎりぎり合格　”　の証明書を受け取っているわたし。。。。永住権申請にはこれを提出すればいいらしいのだが、、、、
しかし、これが大昔だし、、、C合格ってちょっとどうなの、、、？　不安がよぎる。。。そこで見つけて来たのが、、、　試験官とお話するだけの１０分間テスト、、
１０分試験官と話して　１２５ポンドと、、、どんだけ外国人からぼったくるんじゃーーーーー　価格のテストではあるのだが、これ以外のテストとなるとハードルが上がりすぎる。。。
日本での夏休み前にテスト日だけは予約し、、、テストに必要な書類は日本でゆっくり読めばいいやーーー　プリントアウトしたものを持参で日本の１ヶ月を楽しんだ私であったのだが。。。

こちらのテスト、、、自分でトピックを決め、そのトピックに対して５つの話題を提供する。その中から試験官は二つの話題を選び質問してくる。
その後に、あらかじめ出されている話題から（　最近の印象に残ったこと、、、　自分の国のお祝い事、、、、　音楽や映画について、、、など、、、）試験官が二つ選び質問してくる。
その間に、受験者も試験官に二つは質問をすること。
試験時間は１０分ほど。。。。


８月１５日にイギリスに戻り、、、覚悟はしていたのだが、、、いきなり秋日和でがっくり気持ちは落ち込み、、、、
８月２８日の英語のテスト、、、お昼あたりの１時間が必要なのだが、、、いざ、テストとなるとやはりドキドキが止まらなく。
娘はどこに預けよう？　いや一緒にテスト会場近くまでいってどこかで待たせるか？　テスト会場、、、下見も必要だよなあ、、、、　テスト１０分前には会場に到着していること！　遅れたらテストは受けられない、、、
テスト前日、、、娘につき合ってもらいテスト会場まで歩いてみた。タクシーで移動も考えたのだが、、、朝の渋滞に巻き込まれることを想像すると、、、ちょっと時間がかかっても歩いたほうが確実なのは確か。。。


ラッキーにもテスト当日、、、娘はいつもお世話になっているNさん宅に朝一で移動。
わたしは一人駅を目指す。電車に乗ってしまえば２０分ほどで目的駅に到着。大きな荷物が一緒のおばあさんを手伝ったりして、、、、平常心、平常心、、、神様、、、わたしは悪い人ではありません、、、助けてーーー　という気持ちで一杯。前日に娘と歩いていてよかった、、、駅からテスト会場、、、クルマは大渋滞、、、、　動かないクルマの横を一人ぶつぶつ、、、スピーキングテストのシミュレーション。　怪しいと思われてもなんでもいい、、、これからテストなんじゃ！
大きな道路にあたり横断歩道で止まると、、、そこを通り抜けていいのに、ものすごい長いトラックがわたしの為に止まってくれた！　もちろん、人が待っていたらクルマは歩行者優先というのはこちらの交通ルールではあるのだが、守らないクルマだってたくさんいる。この朝の忙しい時、あんなに大きなトラックがあたし、一人のためにわざわざ止まってほしいとも望まない、、、、、が、、、、、彼は止まってくれた。。。。　おお！　テスト当日、、、お日様もちょっと出て来て、、、いい感じじゃない？？


テスト会場にはちゃんと１０分前に到着。
会場入り口に入るために、インターフォンの”１”　を呼び出せとある。
”１”　を押す。
反応ない。
もう一度、”１”　を押してみる。

げーーーー　”１１”になっちゃった、、、、、
クリアはないの？？　クリアは、、、、？？

冷静になって、インターホンの所に書いてあることを読んでみると、、、番号を押したあと、鈴のようなマークを押してやっと部屋につながるような事が書かれてあった。。。焦るなーーーーー！！

”１１”　の後に鈴のようなマークを押してみると、、、もちろん、　”　そんな部屋番号は存在しません　”　と機械のお姉さん。。。。しかし、これにて　”　１１　”　はクリア。
もう一度、やり直し、、、、　”　１　”　を押して、鈴のマークを押してみる、、、が、、、やっぱり反応しない、、、、ひーーー　ちょうど１０分前に到着したわたし、、、、時間はどんどんなくなっているーーーーー
頭の中、真っ白、、、、ひーーーーーーーーーーー　


ひゃーーーーーーー


やっと相手が反応してくれ、テスト会場に入る事ができた。
そこには既に数名が待機。中国人？台湾人？　らしきアジア人が一人。黒人が二人。東欧らしき人が一人、、、、

パスポートをチェックしたり、、、
顔写真をとられたり、、、
携帯電話は向こうで保管するということで、スイッチを切って携帯を渡し、、、携帯の受け渡しがあったことに対してサインをし。。。

またまたパスポートと顔チェック。
住所チェック。
今日のテストの流れチェック。



試験官はおばちゃんであった。　


”　えーーー　あなた、、、この年には見えないわ、、、、　すごく若く見える！！　肌がとっても綺麗！　みんなからそう言われるでしょ？　若いわーーー　見えないわーーー　すごいわーーーー　”


まず考えもしない試験の始まり、、、、　緊張するアジア人としてはリアクションが間にあわず。。。。
かちんこちん、、、、
えーーー１０分間の試験なのに、、、私の年を評価してどうするの？？　早く、本題に入ってくれーーーーー　と思いながら、、、、頭はやっぱり真っ白。。。
とにかく沈黙はだめじゃ、、、話続けないとーーーーー　
１０分間話しまくった。。。。
もちろん、、、あっという間の１０分間であった、、、、

部屋を出るとかかりの人が待っており、隣のソファで待つ様に指示があった。
そこですぐに試験結果を教えてもらえた。


”　今日の試験は合格よ！　合格証書を受け取るにあたって、書留のほうな方法をおすすめするんだけどそれには１０ポンドの支払いが生じるわ。こちらの事務所での受け取りというのもあるけど、次回、この場所が使われるのは９月１１日なので時間はかかる。あとは普通郵便なんだけど、こちらは郵便紛失の場合の保証がないの。合格書の再発行に２０ポンドかかるので、わたしは１０ポンドはらって確実に合格書を受け取るのをおすすめするわ。　”


今回のこの試験、、、、子どもでも受けるレベルでレベルはかなり低いものであったため、、、わたしとしては高得点での合格を望んでいた。
合格とは、ひとまずほっとしたのだが、、、、その内容が手放しで喜べず、、、、

話題　A
会話　B

え？会話、、、B？　えーーー　あんなに話まくったのに、、、、B、、、、、、、、
両方Aで合格したかったわたしは、、、力が抜けて、、、、合格はよかったのだが、、、、なんとなく気が抜けた。。。
足取り重く、試験会場を後にし。。。
外でゆっくりお茶でも飲みながらメタボにとりあえず報告するか、、、、

クルマがカフェになっているお店、、、、店員さんは中国人？アジア人だ、、、、あーーーアジア人、、、一人でこんな店を切り盛りしているだなんて、、、タフだ、、、、　英語、、、上手なのかなあ、、、、？
お顔はかわいいなあ、、、若いしな、、、、ふう、、、、あーーー、、、、



メタボにメールしながら、、、雨が振り出し、、、、あっという間にものすごい大雨に、、、、
何が悪かったのか、、、どうして両方、Aがもらえなかったのか、、、、何が一体、起こったのか、、、、、うおーーーーーーー えーーーちょっと待ってーーーー




”　ひーーーーー　試験官に二つは質問をしなければならなかったことを、、、、すっかり忘れていたーーーーーーーーーーーーーーーーー　”


試験を受けるにあたり、協力してくれた英語の先生にメール、、、、質問を忘れたとしたら、、、それがBになった要因だわ、、、、と、、、、


あーーーーーー
うーーーーーー
ぐーーーーーー



合格したんだからもういいんじゃん！！！！　ではあるのだが、、、、、

後はこの合格証書が、、、、ちゃんと受け取れるように、、、、、
この合格証書をもって、、、永住権申請となる。

日本人の奥様はプレミアサービスなる方法（　通常のVISA申請より余計に支払うのだが、永住権を即日発行してもらうことができる　）で永住権を申請されている方が多いようなのだが、、、、
うちはこれ以上、VISA申請にお金は掛けたくない、、、、（　掛けれない！！）、、、、今回の永住権申請で　１０９３ポンド、、、、
書類を普通に郵便局から送付という方法が一番、安いのではあるのだが、、、、なんとなくそれでは不安すぎる。。。。。

そこで私たちは、役所で行われているVISAチェッキングサービスなるサービスを利用することに。１００ポンド払うのだが、、、必要書類を一緒にチェックして、ここからホームオフィスに送付してくれるというもの。
パスポートなどを含み、提出した書類はすべてコピーしてくれて、オリジナルは当日返却してくれる。


９月４日、、、１１時、、、最寄りの役所に、メタボとともに必要書類を持って出向くことに、、、。

どうか、、、合格証書、、、、間にあいますように。。。。
ちゃんと受け取れますように、、、、

１時間ドライブ

イギリスに戻って大学にて短期夏期講習を教えるメタボ。
通勤はアップルちゃんを使用。１日中、お出かけしまうアップルちゃん、、、
そのため、わたしはアップルちゃんに触っていない。。。。

長野の善光寺さんで買った交通安全お守りをフロントガラス隅にはりつけ、、、
運転席をどうやって動かしても、わたしの背が低いために視線が下、、、、、体制を上げるために見つけた赤いクッション。
次に運転する時には！！　と、いろいろグッズを買いそろえプラス志向で気持ちを盛り上げるにも、、、

今、アップルちゃんは常にメタボのお供となっている、、、、


”　東京でクルマは必要ない！　”

完全に自然派的なコメントを発射するメタボではあるのだが、、、一旦、クルマに乗り始めると、クルマばかりでの移動。。。。


”　天気もいいし、、、毎日、仕事で疲れているから、クルマで行った事がないところに行ってみよう！運転でリラックスしたいから。。。　早めの夕食を感じのいいパブとかでとるというのがいいじゃない？　”


運転でリラックス？？　短気なメタボにはそれは無理だろう、、、感じのいいパブで夕食はうーーーん、悪くはないなあ、、、と思いつつ、、、、
目指したのは　Stourhead 　スタワーヘッド　なる場所。。。
こちらも、、、お金持ちの家と庭が一般に公開されているという所。

お金持ちというのはどこの代からどのような理由でお金持ちだったのか、、、、　こちらのお家は、、、代々、、、銀行家でお金持ちだったらしいのだが、、、
代々、この素晴らしい家と庭を引き継いで来た財力はどれだけのものだったのか、、、、　

うーーーん、、、だから代々の代々は最初は誰がそんなにお金持ちだったのか？　急にお金持ちになったの？　最初の人が一番すごいのか、、、

あーーー　お金、、、
ふーーー　お金、、、
やっぱり　お金、、、、？！



そこには図書館の様なお部屋が、、、、古い本は、、、包帯を巻かれてちゃんと保存状態を強化されるようだ。。。



家主と作家、トーマス　ハーディ　とはお友達だったそうで、、、　”　テス　”　、、、という映画が思い出される。


”　美女と野獣　”　の映画に出て来たような、足が生えているようなランプ、、、




塩がはいっていたそうなのだが、、、、、ハリーポッターか？？！！




毎回、、、驚く金持ちの家、、、図書館のようなスペースと、、、この美術館のようなスペースが絶対にある、、、、




こちらの家の庭には、大きな湖がついている、、、、
それを囲んで歩けるようになっており、、、、
天気さえよければ、、、、イギリスは本当に気持ちいいーーーーー






イギリスはクルマのスピードを落とさせる目的で、時々、道路に小山ができているのだが、、、、
こちらの小山、、、、ご親切に横に　”　傾斜ありー　”　とはあるけれど、、、クルマに乗っていたら、、気がつかないだろうな、、、、






いつもながら、、、出発の遅い私たち、、、、あっという間に日はおちて、、、、
早めの夕食案を信じたわたし、、、朝食もかなり簡単に済ませ、、、夕食をがっつり食べようと楽しみしていたのだが、、、、
こちらの施設内、、、夕飯は７時からだと、、、、時間はまだ５時、、、、、　ここで食事をするのなら２時間、またこのお金持ちのお庭を散策するしかない？！


”　仕事がまだ残っているんだよ、、、　”

え？


こんなところで２時間も待てないとメタボが言い出し、、、、


”　家の冷蔵庫には何が残っているんだ？　”


え？　夕飯は早めの外食って言ってたじゃん？　家？　冷蔵庫？　食事係、、、、えーーー　あたしーーーーー？？？






ロマンチックな夕方、、、、、
この風景を思いっきりバックにぴったりくっ付いてセルフィーされているカップルも多かった中、、、、


わたしたちは、このまま家路に向かい、、、
結局、台所に立っていたわたし、、、、　お腹空き過ぎで死にそうだった。。。。。

またまた大当たり！

８月１５日にイギリスに戻り、、、３年目のイギリス生活開始。
２年たったとはとても思えない、、、変わらない英語力。交友関係。運転技術。
相変わらず、、、ネット生活でちょっと引きこもり、、、、

メタボとの別居生活がよかったのか、、、悪かったのかも、、、なんだかよくわからず。。。。
離れている分、余計、お互いに自分のスペースや時間を守ろうとする気持ちが強くなっているような。。。
本当は、、、離れているからお互いの大切さに感謝する、、、、というのが当初の思いであったような、、、、、

気がしただけか。。。。

この夏のメタボ、、、イギリスに戻ったのは、こちらの大学にて短期夏期講習を教えるためでもあるので、、、彼には夏休みなし。
日本に戻ればすぐに日本の仕事に突入。そのため、、、常にお疲れで機嫌がよろしくない。しかし、彼も、、一応、気にはしていることが、、、



”　何かやらないと申し訳ない、、、　”


そこはまたまた巡って来たわたしの５２回めの誕生日。
疲れきっているメタボにどうこうと、誕生日だからおねだりする気持ちはさらさらなく。。。


”　忙しいのだから、仕事のことをまず考えてくれればいいから。日本では誕生日は祝わないし、別に今日なにかやらなくても、週末、どこかにでかければいいじゃん！　”


誕生日は普段と変わりなく、、、メタボは仕事。娘は終日ネット。あたしも横でネット、食材買い出しにでかけ自分が夕飯を作り。自分がかたづけ。
買い物に出かけた時、、、パンの賞味期限をチェックする娘。



”　あれ？　今日は何日だっけ？？　”


お母さんの誕生日の　”　た　”　の字も認識ゼロの娘、、、、、
こんなのを育ててしまったのは、、、このわたし、、、、
そして今日はそのわたしの誕生日、、、、
しゃがりこんでパンを見ていた私は、立ち上がれず、、、、、、、


あーーーあーーーー遠い目になってしまう今日このごろ。。。。
イギリスが悪いのか、、、いや、、、こんな道を選択してしまった自分が悪い、、、、、と、また落ち込む。


家に戻って見つけたのが、、、封筒。。。消印なし、住所なし、、、誰かが届けてくれた封筒である。

えーーー　もしかしてーーーー？
また、、、あれ？？

封筒を開けて大笑い！！！！！
またまた大当たりーーーーーーーー！！！
笑いのつぼを完全に押さえてくれている、こちらで世話になりっぱなしの友人家族からの誕生日カード、、、、







去年の作品にも泣かせてもらったのだが、、、今年のには佐藤健も登場ーーーーーーーーー
これだけで盛り上がる私って、、、、。






誕生日前日はさっそくボランティアの仕事開始であったのだが、、、
いきなり雨で、いきなり寒い、、、、、




本当に３年目が始まった、、、、
配偶者ビザというビザでイギリスに入ったわたしの挑戦は、、、永住権取得、、、、、
英語のテストをこれでもかと受け、、、、３８ページにもよる申請書と必要書類の提出が待っている。。。


この雨の意味、、、、覚悟をしなさいと言われているのか、、、、
しばし、、、この誕生日カードを目の前に置き、気持ちの盛り上げが必要なようである。