「もののあはれ」の物語

古き世のうたびとたちへ寄せる思いと折に触れての雑感です。

今年のカーニバル

2009年03月04日 | 私のブラジル
 リアルタイムで今年もリオのカーニバルの写真が送られてきていましたが、時機が悪く、掲載する気にはなれずに遅れました。

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 カーニバルはブラジル最大の祭りで、今年優勝したサンバチームの看板娘が日本人だったので大分話題になったようです。
 CARAVALE(カルナヴァルエ)は、カソリックの祭です。伝統的にカソリックでは陰暦を使用していますから、毎年日にちが確定しているわけではなく、今年は2月21日から2月24日までの4日間でした。この日から40日後の復活祭(イースター)には、昔はその金曜日には絶食したとか、肉を口にしなかったと聞きますが、現在の“謝肉祭”は様相も一変しているようです。
「熱狂」という言葉はこのときのためにあると思うお祭り騒ぎに、ブラジル滞在中は度肝を抜かれ、ラテン系の血は日本民族とは異質と実感したものです。
 TVなどで放映されるカーニバル風景は、サンボドロモのコンテストが行なわれるサンバ・パレード会場でのものです。それはトップグループの整然としたもので、見物も観光客が中心です。
 この期間中はブラジル全土のあらゆる町でサンバのリズムが夜を徹して響き渡ります。
 リオのセントロ。リオ・ブランコの大通りでもパレードが繰り広げられます。ここは無料で気ままに見ることができます。
 徹夜で踊り狂い、真夏の暑さの中で、ピンガを呷って酔っ払い、また踊る群衆には事故が多く、毎年、多数の死者がでます。
 写真はリオ・ブランコで撮影したものと思います。昼間はともかく、夜の撮影は危険も伴いますので明確でないのは致し方ありません。

<画像は上下各2枚です。