私と彼の秘密 今思うこと

彼とのLINEは、いつか消した方がいい。
それは、残された人のために…



許すこと

2022-12-08 00:36:00 | 日記

瀬戸内寂聴さんは、言った。

愛とは許すことだと。

私は、それを聞いて、やっぱりそうなんだと、確信した。

昔、ある映画を見て、感じていたことだったから。






夫のいない早朝に、

彼を感じたくて、LINEを開いた。

けど、迷惑にならないのか、自分の中で何度も葛藤した。

それでもやっぱり、我慢できずに送った言葉は、

起きてる? だった。




何事もなく時間が過ぎて、私は、犬の散歩に出た。

とても冷えた朝だった。

まだ、街灯の灯りが頼りで、空の色もわからない。

スマホで天気予報を見て、雨が降らないか確認する。

良し!傘はいらないな。

今日も、いつものように始まった。





帰る途中で、白い犬を連れた女に会った。

彼女とは、会いたくないのに、しょっちゅうタイミングが合う。

遠くから、お互い意識して動かない。

向こうは、犬を操れないのだ。

犬同士も、睨みを効かす。

道は、細いから、少しそこの脇道に入ってもらえば、私は、リードを短く持って、通り抜けることができるのに、

それすらもできなさそう。

しばらく待って、私は、来た道を引き返した。

毎回こうなる。

アホな女は嫌いだ。そう思った。

今日は何故か、いつになく腹が立った。

そして…アホな女は、ここにもいると思った。






彼は、私のそんな気持ちを察したみたいに、

朝からLINEをくれた。

このイライラとした気分は、すぐに晴れた。





私の行動は、いちいち誤解を生む。

話したければ、話したいと言えばいい。

LINEしたければ、そう伝えればいい。

消去したくなっても、見てもらえばいい。

彼がどう受け止めるのか、わからないなら、ぶつけたらいい。

周りが見えないアホな女でも、
コミュニケーションを取ってあげればいい。

迷惑かけるのが嫌なら、
許し合えばいい。
 
でないと、相手に気を使いすぎて、何もできなくなる。

そして、未熟で、完璧でない自分も、許せばいい。

私は、

愛は許すこと。という本来の意味に、気づけば、いい。




朝の時間は、刻々とすぎる。

娘が、そろそろ行くね。と言うので、私は、母親に戻った。










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