ら・れゆにおん

西インド洋アフリカ的フレンチアイランド~レユニオン島雑記帖

パパイヤ・ダッシュ

2008-06-07 | 雑多

もう時効だから話してもいいかな・・・。 昨年の出来事です。

前、日本に帰ったとき、小学生の甥が仲間と『ピンポン・ダッシュ』をして母親、私の姉に怒られていたことを思い出しました。

というのは私も実は・・・。
やったのはピンポンでなく『パパイヤ』
パパイヤをもぎとって逃げてきました。

しかし、パパイヤを盗ってきたのには、正当な(?)理由がありました。

そのパパイヤの木は公有地に植えてあり、公有地に生えてるものは皆のもの。レユニオンではこう考えます。パパイヤを植えたのは木の前に住む家主のヒゲおやじ。

そのヒゲおやじとはそれ以前、パパイヤの話をしたことがあって、その時、私はグリーン・パパイヤをサラダにして食べるのが好き、といったら、おやじは自分の植えたパパイヤが実ったら一番にあげる、と嬉しいことをいってくれました。

それから一年後、実も立派に常時6~7個生っていますが、一向に差し入れがありませんでした。

「一番にあげる!」というのは社交辞令で、実際は何も起こらない。こういうことはレユニオンに来て初めてではありません。

私はパパイヤ・ダッシュをしたもう一つの理由は、件のヒゲおやじにうちの土を盗られたことでした。

我が家の庭に敷きつめるために買った軽トラック一杯分の土を、一晩隣の空地にストックしておきました。

翌日の昼ごろ、表で洗濯物を干していると裏の空地の方から、シャリシャリと音が聞こえてきたので『土泥棒?』と思い、急いで家に入って裏の窓からそっと覗くと、あのヒゲおやじがスコップでバケツに土を移していたのです。
ヒゲおやじーっ!

しかし、近所でいさかいは起こしたくないので、腹が立ちましたがバケツ一杯なら目を瞑ろう、と我慢しました。

しばらくして、旦那が仕事先から帰ってきました。だからなのでしょう。ヒゲおやじに二度目のチャンスはありませんでした。土はその日の午後に旦那が全部庭に運び入れ、被害は最小限に食い止められたのです。

それにしても気になるパパイヤ。うちのテラスからあのパパイヤがおいしそうに木に吊り下がってるのが見えます。
そして昨年のある日・・・、甥のピンポン・ダッシュのことを思い出し、決行したのでした。パパイヤ奪取を・・・



先日、件のおやじがきて、うちに植えてあるミントを分けてくれ、というので、パパイヤ2個で手をうちました。そのパパイヤが下の写真です。


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