今日は、毎月1回開催されている、かいじあむのお庭の自然観察会が開かれました。
台風13号は、大きな被害をもたらすこともなく南海上を通過していきましたが、
なかなか台風一過の秋晴れとはなりませんでした。
でも、暑くもなく、寒くもなくといった、いい季節になってきたからでしょうか。
このところ一桁台だった観察会の参加者も、およそ30人と、ちょっとした賑わいとなりました。
初めは、一般駐車場のトチノキから観察スタートです。
いくつもトチノキの実が落ちているようすを見て、実際にその実を手にして・・・。
大部分の方が、トチノキの実は初めてだったようで、
クリに似て否なる独特な形・輝きの実を拾っては、感激されていました。
次は、前庭の築山の散策道に上がりまして、いま花盛りのヤブランなどを見ましたが、
いちばん盛り上がったのは、クヌギなどについたハイイロチョッキリのお話でした。
地面に落ちている、ちょっきりと切り落とされた小枝をひろいあげ、
切り口の鋭さや、まだ十分に熟していない実をかさから取り出して、
1カ所だけ卵を産み付けた、小さな穴があることなどを、じっくりと観察したりもしました。
こちらは、コブシの木のところで、実のようすの説明を受けているところです。
その次は、ヤマボウシ。
赤くなってきた実、食べられるんだよ、ちょっと甘いんだよ。
話を聞いて、早速、一つ口に入れてみたお友達。
感想は「マンゴーみたい」 周りの参加者もにこにこです。
いよいよ、かいじあむのお庭のシンボルツリー、ヤマナシのところまできました。
ヤマナシの実は、もう終わってしまった・・・。
根元の周りには、赤くなったホオズキが・・・。
近くにあるカリンとマルメロ、その違いは・・・。
ヒガンバナも咲き始めたよ・・・。
話題は、いっぱいです。
1時間の予定でスタートした観察会も、あっという間に時間がたってしまい、
調整池の畔で、クチナシの実などを見て、それから畠の見どころなどお話しして、
いったん解散となりました。
畠に進まれた方は、白いワタの花、ソバの花、ニンジンの種、大きくなったトウキビ、
それからこれもかなり成熟がすすんでいるラッカセイなど、オプション観察がありました。
ご担当をいただきましたボランティアの前田さん、
その他、ご参加のみなさん、たいへんお疲れさまでした。
次回は、10月18日(土)が予定されています。