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クリエイティブが大好きなのに、なぜか商社マンになってしまった私のマニアバース!

魂のリハーサル映像、マイケル・ジャクソンの「THIS IS IT」公開!

2009-10-29 09:01:00 | マイケル・ジャクソン&プリンス

7月にロンドン公演が予定されていた、マイケル・ジャクソンのライブ「THIS IS IT」。マイケル最後のライブツアーとして企画された本公演は、全50回にも及ぶ予定であった。入念なリハーサルに取り組んでいたマイケルだが、公演開始直前の6月25日に突然と天国に旅立ってしまったのである。以前ブログでも書いたが、あの日はちょうど出張でLAに滞在しており、一生忘れられない悲しい日となってしまった。



そしてあれから4ヶ月。話題になっていたリハーサル映像が早くも映画となって我々の前に現れたのだ。昨日10月28日から2週間限定の世界同時公開が始まったが、マイケルファンの僕は早速初日に映画館に見に行った。



「THIS IS IT」はマイケル・ジャクソン財団(the Estate of Michael Jackson)の完全協力を得て製作、クオリティの高いデジタル・サウンドとハイ・ディフィニション画像で収録された、ロンドンでの実施予定コンサート・ツアーのための、何百時間にも及ぶリハーサルと舞台裏映像を使用した劇場映画となっている。ロンドン公演の総監督をしていたケニー・オルテガが映画の監督にも当たっている。映画に登場するマイケルはなんともエネルギッシュで、とても死ぬ前とは思えない。そして、このリハーサルの模様から、いかにマイケルがクリエイティブで、アーティスティックで、絶対無二の天才であったかがわかる内容となっており、50歳になってもその歌唱力とキレのあるダンス、そしてリズミカルな感性は全く衰えていないことを改めて思い知らされた。きっとこの「THIS IS IT」公演が実現していたら、これまでで最高級のステージが堪能出来たことだろう。本当に悔やまれて仕方ない。



リハーサルということで、やはりマイケルも歌、ダンス共に100%全力というわけでは無く、他のダンサーやリズムとの間合いを確認しながら、その感性を研ぎ澄ましながら行っていることがわかるのだが、ステージに賭ける情熱、細部に至るまでの徹底したプロフェッショナリズム、そしてスタッフやファンに対する深く大きな愛情が映像からひしひしと伝わってきた。参加しているダンサーやスタッフは誰もがマイケルの存在感、オーラに驚いていたようだが、この辺りも映像から垣間見ることが出来る。



マイケルはこの「THIS IS IT」を最後のライブツアーと最初から位置づけていた。もちろん50歳になったマイケルとしては、体力を極端に消耗するライブ活動はそう長く続けられないという意識はあったのかもしれないが、映像を見る限り衰えた感覚は全く無かったし、大々的な公演でなければ今後も恐らくその勇姿を見ることが出来た筈である。生きてさえいれば。しかし、皮肉にも本当に最後の勇姿となってしまったこの映像。もうこの世にはいないマイケルを思いながらこの魂のこもった本作を見ると、何とも胸が絞めつけられる。



映画の公開にあわせて、サントラ的なニューアルバム「THIS IS IT」が発売となり、こちらも即買した。ロンドン公演で歌う予定であった曲目を中心としたコンピレーションアルバムに近いが、最後に現在ラジオでも良く耳にする新曲「THIS IS IT」が収録されており、”新曲”が世界のファンに届けられたことは「感動」の一言に尽きる。しかし、どうやらこのロンドン公演の為に書き下ろされた新曲というわけでは無く、「Off The Wall」の頃の未発表音源にちょうど同タイトルの曲があったらしい。しかし、この曲に新たにマイケルの兄弟たち(ジャクソンズ)がコーラスを加えており、アレンジされているのだ。曲風はちょっと懐かしい、ジャクソン5時代のナンバーと言ってもおかしくないほっとするような曲で、晩年のエッジが効いたマイケルの曲とは明らかに違うが、この曲は、世界中のマスコミから精神的に追い詰められてしまう前の純粋無垢なマイケルがいるような気がして最高に好きな1曲となった。以前「Thriller」の25周年記念アルバムが出た時のブログにも書いたが、あのタイミングでも未発表曲が2曲リリースされていたが、またまた新曲に出会えたことは感無量である。



この映画のDVDが発売になったらぜひ買って、もう一度じっくりマイケルの最後の勇姿、そして音楽にかけるその情熱を噛締めたいと思う。マイケルファンのみならず、その姿には心を動かされることだろう。


「梅蘭」の焼きそばは見事な食感

2009-10-26 12:46:00 | マイグルメ
僕は横浜中華街に店を構える人気店、「梅蘭」のやきそばが大好きである。それにしても、普通の焼きそばとは見た目にかなり違う。外側を香ばしくカラッと揚げた感じになっているが、中はとろみがたっぷりでこの外と中の食感の違いが絶妙で独特な焼きそばを作りだしている。味も濃すぎず、薄すぎず、丁度良い味付けである。

横浜中華街に2店舗あり、中華街ではかなりの老舗らしいが、今では店舗数も拡大しており、横浜中華街本店以外にも、横浜ららぽーとのフードコートや、港北センター北のモザイクモール隣にあるあいたいビルにお店を出しているが、比較的近くで梅蘭の焼きそばが楽しめるようになったのが最高である。東京にも六本木、渋谷、大崎などに出店している。我が家では、本店でも食べたことがあるが、一番多いのは場所的にも家から近いららぽーと横浜。買い物に行く際には、たいていららぽーとで梅蘭の焼きそばを食べて帰ることが多いのだ。



梅蘭 (横浜中華街)
神奈川県横浜市中区山下町133-10
TEL:045-651-6695
http://www.bairan.jp/pc/index.html



先日港北センター北店も行ってみたが、何故かららぽーと店の焼きそばの方が美味しい気がしたが、店舗によって若干味も変わるのだろう。その意味では横浜中華街の本店でまずは食べることをお薦めしたい。



姫路・神戸の超マニアックな旅 (後編)

2009-10-15 07:54:00 | 漫画/アニメ
<Day 2>
2日目は、朝6時に起床。ホテルで朝食を食べてから8時過ぎにチェックアウトし、姫路駅からJRで三宮へ。三宮からは阪急電鉄に乗り、西宮北口駅で阪急今津線に乗り換えて、宝塚南口駅に向った。電車で姫路から約1時間15分の旅だ。宝塚歌劇団の劇場があることでも有名な宝塚はもっと都会なのかと思っていたが、行ってみると近くには川も流れ、実に爽やかな”郊外”という雰囲気でかなり意外であった。

宝塚劇場の隣には今回訪問の目的である「手塚治虫記念館」がある。宝塚は手塚治虫の生まれ育った町だが、彼は宝塚劇場にも頻繁に足を運び、ショーを見るのが大好きだったようで、作品にも宝塚は頻繁に登場する。



手塚治虫記念館はそう大きな建物では無いが、入り口にはハリウッドMann’s Chinese Theaterさながら、ヒゲオヤジ、お茶ノ水博士、アトム、ウランちゃんなど手塚作品でお馴染みの人気キャラクターの足型が敷き詰められていて面白い。館内に入ると天井には手塚キャラのステンドグラスが迎えてくれる。そして手塚治虫が小学生や中学生の頃に描いた昆虫の絵(これが実に精密に描かれており、中学生がペンで描いたとは思えない完成度!)、自画像など、幼い頃から非凡な才能の持ち主であったことを窺わせる展示物が並ぶ。そして、初期手塚作品として有名な漫画の原本なども多く展示されていた。また、館内の小劇場では、手塚関連短編アニメの上映会が行われていた。今回上映されていたのは、「都会のブッチー」という作品で、手塚治虫によく似ている、絵の上手な少年ブッチーと、華やかなショーの世界に生きるマーガレットとの出会いと交流をコミカルに描いたファンタジー。13分の短編ながら、まさに手塚治虫の宝塚への憧れを描いた作品あった。



手塚治虫は鉄腕アトムや、リボンの騎士、ジャングル大帝、ブラックジャックなどのアニメ作品で特に有名だが、僕は彼の初期3部作で、漫画界の最高傑作とされている「ロストワールド」、「メトロャ潟X」、「来るべき世界」が大好きで、昔夢中になって読んだのを覚えている。この3作品の貴重な原本などが展示されていたのは実に嬉しかった。また、同じく彼の初期傑作とされる「新宝島」も多くの原画が展示されており、手塚ファンには鼻血が出るほどたまらないコレクションである。10月10日からハリウッド版の鉄腕アトムである「ATOM」(英語タイトルはASTRO BOY)がついに劇場公開されたことを受けて、この手塚治虫記念館も盛り上がりを見せていた。



宝塚市立 手塚治虫記念館
兵庫県宝塚市武庫川町7-65
0797-81-2970
http://www.city.takarazuka.hyogo.jp/Tezuka/

妻と娘も手塚治虫記念館で塗り絵やプリクラ、アニメ製作体験など色々と楽しんだ後、後ろ髪を引かれつつ手塚治虫記念館を後にして、再び電車で三宮近くの南京町へと向った。南京町とは神戸の中華街。横浜の中華街に比べるとエリアとしては小さかったが、むしろ密集している分観光客で大変な賑わいを見せていた。ここでのお目当ては「空龍(コンロン)」という、ブルース・リー関連グッズを売っているお店を訪れる為だ。ブルース・リーグッズと言っても、どちらかというとマニア向けの本格的なグッズでは無く、一般観光客向けにブルース・リーをもじったお土産品など軽めのものを売っており、単純に見ていて楽しいお店だ。



店頭には等身大のブルース・リーの像が出迎えてくれ(全く顔は似てないのだが)、店内にはヌンチャクやもうすっかり有名な「死亡遊戯」でブルース・リーが着ていた黄色いトラックスーツが子供用、大人用などたくさん取り揃えていた。映画「キルビル」や、CMなどでも頻繁に登場する為、すっかり有名になったが、これが結構売れるらしい。



神戸南京町 空龍 (コンロン)
神戸市中央区栄町通2-9-11
TEL 078-332-5060
http://www.nankinmachi.or.jp/phpshop/shop_hp_type_a.php?no=26

南京町を後にして、ついに今回の旅最後のメインイベント、あの巨大な鉄人28号モニュメントを見る為、神戸・新長田駅に向う。長田地区は阪神大震災で最も被害を受けた場所の一つ。今は再開発が進んですっかり新しい町になったが、鉄人28号の原作者、横山光輝はここ長田の出身でも有り、阪神大震災復興のシンボルとして市民からの寄付を集めてこの巨大鉄人28号モニュメントが作られたのである。場所は、JR新長田駅から徒歩2分。大丸の隣の広場にそびえ立つ。漫画での設定通り、全長18メートルで、実際に間近で見ると度肝を抜かれる大迫力で、今にも動き出しそうである。 周りには写真を撮る多くのファンや観光客で賑わっており、鉄人28号ファンとしては感動的であった。




それにしても、こんな巨大な鉄人28号を作ってしまうとは凄い。お台場に登場したガンダムもそうだが、着工から完成まで1年くらいかけて製作されているようだが、本当に夢のある企画であり、ファンとしては嬉しい限りだ。既に他界されている原作者の横山先生が見ることが出来なかったのは残念だが、こうして今後も鉄人28号は受け継がれていくのである。



隣の大丸では「鉄人28号と昭和のくらし展」をちょうど開催していて、こちらにも人間と同じサイズの鉄人28号が展示され、昭和のグッズなどが多く展示販売されていた。また目玉の一つは、鉄人28号のブリキのおもちゃが多く飾られており、中には数百万もするような希少価値の高いモデルも有って、マニアにはたまらない展示である。





そして、新長田駅の近くには、「鉄人案内所」と書かれた看板のある写真屋さんを発見。良く見ると、ここでも鉄人28号オリジナルT-シャツ(敷島重工デザインなど)や、鉄人28号グッズが少し売られており、僕も思わずTシャツを購入してしまった。




また大丸の外の外灯は、鉄人28号の頭部の形をしたものになっており、こちらも粋な計らいである。それにしても観光地では無い、ごく普通のこの町が、町ぐるみで鉄人28号を盛り上げており、いたる所で市民の熱い思いが感じられた。



これでめでたく今回旅の目的であった日程全てをこなし、神戸空港から東京へと帰路についた。それにしても今回の旅行は、僕の好きな「お城」、「手塚治虫」、「ブルース・リー」、「鉄人28号」全てを2日間で網羅したものとなり、本当に最高の思い出となった。このあまりにもマニアックなツアーに、快く付き合ってくれた家族に改めて感謝したい。


姫路・神戸の超マニアックな旅 (前編)

2009-10-13 09:01:00 | 日本の城、日本の寺
日本は10月10日から12日まで、体育の日の3連休であったが、日、月の2日間で1泊2日のミニ旅行に家族で出鰍ッた。行き先は、姫路と神戸なのだが、これが僕の究極的なマニアックな旅行。個人的にはこれ以上無いくらい楽しい、最高のミニ旅行となった。

まず、旅行の3大目的は下記の通り。全て僕の趣味と深い関わりのある、念願であった行き先ばかりだ。

1) 世界文化遺産・国宝である「姫路城」を見物する。
2) 宝塚にある「手塚治虫記念館」を訪れる。
3) 神戸/新長田に完成した、全長18メートルの「鉄人28号モニュメント」を見物する。

以前ブログでもご紹介した通り、僕はかなりの「お城フリーク」なのだが、不覚にも日本一の名城であり、今も昔のままの状態で現存する数少ない城である「姫路城」を一度も訪れたことが無かった為、早く姫路城は見たいと思っていた。そこへ、何と今年秋から2014年までの間、平成の大改修工事に入ってしまうとのニュースを聞き、最低4-5年は美しいままの姫路城の全貌を見ることが出来なくなってしまうということに焦りを覚えた。そして、本格改修が始まってしまう前に、何としてでも見ておきたいという強い思いに駆られ、今回旅行を秋に計画するに至った。

姫路城以外には、大の「手塚治虫ファン」である僕としては、手塚治虫が産まれ育った宝塚にある「手塚治虫記念館」を一度訪れたいと思っていたが、ここだけふらっと訪問するにはなかなか良いきっかけがこれまで無かった。そして、9月30日に神戸新長田に完成したばかりの、実物大である18メートルの巨大な鉄人28号モニュメントをぜひ見たいと思い、今回はちょうど姫路城、宝塚、そして神戸・新長田という僕が最も訪れたいと思っていた3箇所を1泊2日のハードスケジュールで合理的に周る計画を練ったのだ。尚、2日目に訪れた手塚治虫記念館と鉄人28号は次のブログでご紹介することとし、今回はまず初日の姫路城ツアーをレメ[トしたい。

<Day 1 - 姫路城へ>
元々この旅は、家族に全く共感を得られない無謀な計画であった為、1人旅行として考えていたものだ。しかし、最終的に計画自体を家族に話し、また妻も興味が少し持てるよう、グルメな計画を少し織り交ぜたこと、そして基本的に今回は飛行機、ホテル共に溜まったマイレージを使う為、安上がり旅行となること(実際にはかなり小銭が鰍ゥっているのだが)ということで、最終的には家族も無理やり説得して、同行して貰った感は若干否めないが、それなりにみんなで楽しめた旅行となったのではないかと思う。

まずは羽田からJALで神戸へ飛んだ。55分くらいの飛行時間で実に快適。神戸空港は小さい空港ながらも大変に近代的で小奇麗な埋め立てアイランドにある空港で、しかもメ[トライナーで三宮まで20分程度と交通の便も大変に良い。三宮まで移動してJR山陽本線に乗り換え、50分くらいで姫路駅に12時過ぎに到着。宿泊は姫路駅の目の前にある「ホテル日航姫路」で、ここもJALのマイレージを使っての宿泊にて基本無料。そして、夜もホテル内にある鉄板焼きレストラン「銀杏」で、家族全員で30,000円のコースを堪能。これも全てマイレージでの精算だから、無料なのである。


ホテル日航姫路
兵庫県姫路市南駅前町100番 
079-222-2231
http://www.hotelnikkohimeji.co.jp/

昼くらいに姫路駅に到着してホテルにチェックインした後、荷物だけを部屋に置いて、まずはお腹がすいたので姫路城に向う途中にある「鶴美寿し」で昼食。姫路は穴子が有名だが、ここで穴子寿司のセットを注文。これがなかなか美味しかった。




鶴美寿し
兵庫県姫路市西二階町38
079-288-8155
http://r.gnavi.co.jp/k790400/

腹ごしらえを済ませた後は、いざ姫路城へ。姫路城はホテル日航姫路から徒歩15分くらいであり、中央の大通りをまっすぐ北に向うと見えてくる。まずは少し離れて姫路城の美しい天守閣を堪能。別名「白鷺城」というだけあって、その姿は本当に美しい。



入場券を購入後、本丸を目指して進んで行くが、その敷地面積の広さと城壁全体のスケール感はさすがである。また、天守閣のビューャCントは数多くあるのだが、どの場所や角度から見ても、その天守閣は美しく、また少し違った表情を見せてくれる。



まさに国宝級の美しさである。天守閣に向うまでにも、見所が満載であり、天守閣の本丸へは円を描くように、外側から少しずつアプローチしていく。敵に攻められた場合にも容易に本丸に到達出来ないよう、実に巧みな設計になっているのである。本丸に向う途中には有名な「化粧櫓」がある。これは大阪夏の陣で破れた後に姫路に嫁いだ徳川家康の孫である千姫の為に作られた櫓で、女中が多く住んでいた小部屋が多く有り、当時の様子を想像しながら楽しむことが出来る。そして、大切なお皿を失くしたお菊が投げ込まれたというお菊の井戸へと進み、城壁に囲まれた幾つもの通路や門を抜けるとようやく本丸のある広場へと辿り着くのだ。

近くで見る姫路城の天守閣はやはり美しい。白い壁と黒い瓦のコントラストや、安土桃山建築デザインによるそのバランスの取れた造形美は実に繊細且つしなやかで、とても心に響くデザインである。



中に入ると、その見事な作りと広さに驚かされる。いたるところに仕鰍ッがしてあり、食料や武器を保存しておく場所や、トイレなども多く完備しており、長期に及ぶ篭城にも耐えうる設計がなされている。城自体は西と東に大きな柱を建てることで支えられており、400年以上も昔に建設された城とは思えないほど見事な建築である。



姫路城はこれまで長い年月をかけて、今もなお当時の美しい姿のまま現存する数少ない城だ。結果的に敵に攻撃を受けることも無く、また第二次世界大戦でも爆撃されることなく、まさに神がかり的/奇跡的に残った城だが、単なる偶然だけではなく、姫路市民の城への熱い思いであらゆるものから守ってきた歴史があるのだ。特に戦争中は爆撃のターゲットにされないよう、市民の手で黒い網によって城を覆い、戦火を免れようとしたエピソードなどを聞くと、胸が熱くなってしまう。その意味では姫路城は昔から姫路市民の心であり、市民の手で守られ、幾つもの苦難を乗り越えてきた日本の国宝、そして世界遺産であることを今回実感することが出来たが、今回姫路城を訪れることが出来て本当に感無量であった。



秋を告げるキンモクセイ

2009-10-07 07:29:00 | ノンジャンル
今週あたりから、町でキンモクセイの香りが楽しめるようになったが、このキンモクセイの香りを嗅ぐと、「秋だなあ~」としみじみ感じてしまい、また大変懐かしくもある。春や秋は、こうした「匂い」によって、季節を感じさせてくれるから凄く好きだ。今を思えば、昔からこのキンモクセイの匂いはとても良く記憶に残っている。恐らく幼い頃からこの匂いを嗅ぐことで脳のスイッチが作動し、季節が「秋」を迎えたことを長年に亘って認識してきたのだろう。



キンモクセイはその甘く、強い香りが独特で、確か昔はトイレの芳香剤としても人気の香りであったように記憶しているが、我が家の近くにも多くのキンモクセイの木があるようで、いたる所で香りを楽しむことが出来る。多くの家の庭などに、黄色い小さな花を咲かせたキンモクセイの木を見ることが出来るが、秋はちょうどこのキンモクセイの香りと共に、やや涼しい、澄んだ空気と共に実に爽やかな気分にしてくれる。最近会社帰りは、たまプラーザ駅から家まで35分ほど散歩がてら徒歩で帰宅することが多いが、住宅街を抜けながら色々な家を見て、そしてキンモクセイの香りを存分に楽しみながら帰るのがここ最近の楽しみである。



キンモクセイが香る時期は、そう長く無い。今がちょうどピークだろうが、恐らくもう少しすると匂いも消えてしまい、次第に寒さも増し、季節も冬に向っていくのである。今の内に思う存分キンモクセイの香りを楽しみたいものだ。