goo blog サービス終了のお知らせ 

blue deco design lab

クリエイティブが大好きなのに、なぜか商社マンになってしまった私のマニアバース!

愛媛里帰り、久しぶりの松山城へ!

2022-10-25 22:03:36 | 日本の城、日本の寺

先日取り上げた四国/愛媛県の旅、続編である。

今治を後にして、特急しおかぜでまた松山へと向かった。約30分の列車旅なので、すぐに着いてしまうが、海沿いを走るしおかぜ号の景色が本当に素晴らしい。各駅停車に乗って、もっとゆっくり海の景色を楽しむのも悪くないかもしれない。

松山での滞在は約4時間。午後の飛行機で羽田に戻る為、急いで松山城に向かった。松山城を訪れるのは約20年ぶりくらいだろうか。松山城も昔おじいちゃんに連れて行って貰った思い出の地である。

松山城は、松山市内の勝山(標高132m)にそびえる城で、ロープウェイで登るのも楽しいお城だ。加藤嘉明が築城した名城で、姫路城と同じ連立式天守でもあり、江戸時代に以前に建築された現存12天守の一つ。日本の貴重な重要文化財である。まずはアプローチがかなり凝っており、最初のアプローチで天守が見えるものの、なかなかすぐに辿り着けない鉄壁の守りが特徴となっている。そして高い石垣が素晴らしい。武者返しのある熊本城にも匹敵するような見事な石垣は圧巻だ。

多くの櫓や門が残る松山城が、江戸時代から残る重要文化財で、歴史を感じさせる。

そして天守の中は意外にも広く、同じく歴史を感じさせる見事な建築である。最上階から見える松山市の眺めは抜群!当時はこんなビルなどが一切なかったわけだが、山や海などは昔から変わらない景色の筈で、昔の城主が見たであろう景色を妄想しながら感慨に浸れるのもお城の醍醐味である。

松山城の見学を終え、ランチをとる為に道後温泉エリアに向かった。道後温泉と言えば、あの聖徳太子も訪れたという日本最古の温泉。現在は残念ながら2024年まで大規模な保存工事中なので、ちょっと風情が無かったが、観光地らしく、周辺には商店街や観光スポットなどが点在しており、市電の道後温泉駅もレトロな雰囲気が満載で楽しい。

お約束の松山マンホールチェックをしていたら、なんと手塚治虫の火の鳥マンホールを発見!道後温泉の保存『道後REBORNプロジェクト』の一環で、不死鳥である手塚治虫の火の鳥とコラボしているらしい。

松山名物と言えば、“鯛めし”である。道後温泉の人気鯛めし店である“丸水”で天然鯛めしを注文したが、さすが名物だけあってかなり美味しかったし、多くの客で賑わっていた。

後ろ髪を引かれながら市電でJR松山駅まで向い、そこからタクシーで松山空港に移動し、帰路についた。今回はちょっと短い滞在であったが、次回もっとゆっくり松山にも滞在し、温泉などを楽しみたいものである。


愛媛県今治市に里帰り、そして思い出の今治城へ!

2022-10-23 17:46:46 | 日本の城、日本の寺

先日休暇を取り、102歳になった田舎のおばあちゃんに会う為、愛媛県今治市を約14年ぶりに訪れた。おじいちゃんが亡くなった2008年の葬儀以来である。おばあちゃんもかなりのご長寿ながら、102歳だと後何回会えるかもわからず、まだおばあちゃんが元気なうちに会っておきたいと思っていたが、コロナでなかなか訪れるタイミングを逸していた。しかし、ここにきてようやくコロナも落ち着いてきたことや、よい季節になったこともあって、思い切って訪れることにしたのだ。

四国へはまず羽田から松山空港に飛行機で移動。羽田空港でお気に入りの“親子サンド”を朝食として食べて、いざ搭乗。

飛行時間は1時間10分程度なのであっという間に松山空港に到着。松山空港からJR松山駅までタクシーで移動したが、松山駅はなかなか渋いデザインで味わい深い。今、拡張工事中なので、3-4年後にはもっと大きなターミナル駅になってしまうようだが、僕は今の小さい松山駅も好きである。

松山駅から今治へは特急しおかぜで約30分。かなり近くて快適だ。しかも、海沿いを走るので眺めは抜群。爽快な走りを楽しみながら、四国松山名物の駅弁、“醤油めし”をランチに食べる。なかなか美味しい。やっぱり駅弁は旅の大きな楽しみである。

今治駅に到着し、今治のゆるキャラ、バリィさんが出迎えてくれた(笑)。その後懐かしのおばあちゃんの家を訪れ、102歳のおばあちゃんと対面。とても102歳とは思えないほど元気でほっとした。おじいちゃんの仏前にもお参りし、久々に今治に来たことを報告。近所に住む親せきにも何人か会えて、とてもかけがえのない時間を過ごすことが出来た。

その夜は今治市内で最も大きく、格調高いホテル、今治国際ホテルに宿泊。夜はカラフルにライトアップされていて、結構目立つ。今治市内で最も高い建物で、最上階のスカイバーからは夜景が楽しめる。1Fに今治タオルショップがあったので、ハンカチを購入。

豪華なホテルながら、地方都市だけあって宿泊料金は大して高くはないのが嬉しい。

夕食は、ホテルの近くにある有名なレストラン、“白楽天”で、今治のB級グルメとして有名な、“焼豚玉子飯”(やきぶたたまごめし)とからあげセットを注文。胡椒と甘めのタレが効いていて、とても病み付きになるような味だ。これは癖になるグルメだ。またビールに良く合う!

今治国際ホテルには12階に露天風呂があり、星空を見ながら、とても気持ちのいいお風呂時間を満喫することが出来た。

翌朝は早起きして、早朝から思い出の“今治城”へ。今治国際ホテルから今治城へは徒歩10分程度なので、お城まで歩いて、城内を散歩して戻るとちょうどいい40分散歩コースであった。途中でお約束のご当地マンホールもチェック。

それにしても今治城はデザインが素晴らしい!今治城は現存天守では無いものの、忠実に再建されており、なかなか見応えのある城だ。そもそもおじいちゃんが僕を最初に連れて来てくれたお城がこの今治城なので、おじいちゃんとの思い出深い場所だ。僕の城好きも、ここから始まっていると言える。その意味で、この今治城は僕が最も好きなお城の一つだ。15ふりにまた訪れることが出来たのは感無量である。

今治城は築城名人として有名な藤堂高虎が築いた城。本丸には立派な藤堂高虎像がそびえているが、お城との2ショットが何とも映える。

今治城は日本でも珍しい“海城”で、海岸に近い為、お堀に海水が引き込まれている。その為、お堀にはクロタイやスズキなど、海の魚が泳いでいる。しかし、お堀の一部には湧き水もあるらしく、海水魚よ淡水魚が共存しているらしく、かなり珍しい城だ。

また、海城らしく、お堀にはたくさんのカニが歩いているのも可愛い。

本丸には吹揚神社というお寺があり、ここも良くおじいちゃんに連れて来て貰った場所だ。赤い鳥居などもあって小さいながらも魅力的な神社だ。

南側から今治城を眺めると、まさに海に浮かぶ要塞のよう。水面に反転して映った今治城も美しい。規模自体はそう大きくないのだが、かなり魅力の詰まったお城である。

今治城を満喫した後、いよいよ松山に戻り、午後は再び特急しおかぜに乗って松山城へと向かった。海の眺めがまたまた素晴らしい (次回、松山城編に続く)。


久々の城見物~松阪城へ!

2022-05-20 21:22:58 | 日本の城、日本の寺

ゴールデンウィークに伊勢を訪れた際、松阪に立ち寄った。名古屋から特急で向かうと、ちょうど伊勢市駅の1駅手前が松阪駅。名古屋駅からは1時間15分程度の距離である。

 

松阪と言えば、あの松阪牛で有名な町だが、実は前から訪れてみたい理由が他にも2つかあった。

その一つはここ松阪が三井家発祥の地であること。後に江戸時代の商人として大成功を収め、三井財閥を創った三井高利が産まれ育ったのが松阪なのだ。

 

松阪駅から徒歩10分くらいの場所に、三井高利の生家が残っており、現在は中に入れないものの外から見物。このエリアは昔の町並みがまだ一部残っており、川なども流れていてとても風情のある素敵な町であった。

 

そしてもう一つのお目当てが、松阪城。城好きとしてここ松阪城はいつか訪れてみたいと思っていた。この町はまさに城下町として栄えた町で、松阪城址はその面影をしっかり留めていた。天守や櫓はないものの、見事なな石垣が残っており、市民の憩いの場になっている。やっぱりお城、そして石垣はいつ観てもいいものだ()

天守閣跡からの眺めも抜群であった。

 

 

そしてここにある旧図書館の建物が松阪市歴史民俗資料館となっていたが、ちょうと今年は三井高利が産まれて400年という記念すべき年でもあり、『松阪に残る 三井家の足跡』と題した展示が行われていたので、勉強の為に立ち寄った。貴重な資料が多く展示されており、見応えのある資料館であった。

 

松阪城の外側には“御城番屋敷”と呼ばれる、古い民家が保存されているエリアがある。とても美しい町並みは必見。人気の観光スポットとなっていた。

 

松阪観光の締めくくりとして、やはり松阪牛を食べずには帰れない。駅前にある松阪牛の人気店、かめやでランチ。松阪牛のステーキとかすき焼きはかなり高いので、かなりリーズナブルなスタミナ焼き定食を注文。本場で食べる松阪牛はやっぱり美味しかった!

なかなか松阪だけを観光する機会も無いかと思うが、伊勢神宮への参拝とパッケージでぜひ燻し銀の松阪も訪れることをおススメしたい。


『江戸城』めぐり、第一弾!

2022-02-01 10:15:00 | 日本の城、日本の寺
僕はお城が好きで、これまで色々と訪れてきたが、いまだにちゃんと見ていなかったお城があった。それは日本最大の城跡である“江戸城”だ。今は皇居として国の特別史跡に指定されている。まさに毎日のように会社の窓から皇居を見ているが、皇居エリアの中に入ったのも過去1度くらいだし、江戸城の遺構をしっかり見物したことはなかったのだ。そこで寒い冬の日、一度訪れてみることにした。



江戸城はまさに今の皇居エリア全てを指すが、江戸時代当時は三重にもお堀で囲まれて、今よりも大きな敷地を誇っていた。お堀や門などは今でも多く残っており、その面影を残しているが、残念ながら天守閣は江戸時代に落雷火災で焼けてしまい、その後徳川秀忠、徳川家光により2度再建されたものの、1657年の明暦の大火によって天守を含め、多くの城構を焼失してしまい、町の復興を優先し、経済的な理由から天守は再建されなかった。



まず見学のスタートは、虫ナの平川門。ここから皇居に入場するが、月、金は入れないので注意が必要。



平川門から入って、梅林坂を登っていく。途中の石垣なども美しく、気分が上がる。



しばらく歩いて行くと広場に出るが、そこに大きな天守台が現れる。まさにここにその昔天守閣が建っていた場所なのだ。天守台の大きさから見るに、如何に江戸城がその当時大きかったのかを想像することが出来る。今の大阪城、名古屋城を凌ぐ大きさだったのだ。



天守台の前には、江戸城本丸御殿跡として大きな広場がある。ここはあの“大奥”が設置されていた場所だったのである。ここで数々の女の戦いが繰り広げられたのだと思うと何だか感慨深い。



本丸の一角に、江戸城天守模型を展示している建物があったので見学することに。デザインはシンプルながら、やはりかなり立派な天守閣がその当時建っていたことが想像出来て、なかなか面白い。



そして皇居内を少し散歩した後、二の丸公園を見学。なかなかキレイな雑木林や池などもあって、池には珍しい尾びれが長い鯉(その名前も“ヒレナガニシキゴイ”)がたくさん泳いでいた。僕は鯉も好きなので、石垣と並んで気分が上がる場所だ。



最後は大手門方面に向かったが、途中石垣に使われた石や、番所の跡などもあって歴史を感じさせる。



大手門もなかなか良く出来ている。渡り櫓門もかなり立派だし、入り口側には高麗門があって素敵なデザインだ。



江戸城見学の後は日本橋に移動し、“たいめいけん“本店でオムライスを食べて締めくくったが、やっぱり城を見た後、本店で食べるオムライスは格別であった!



今回の江戸城散策はあまり時間もなかったので、見学することが出来るエリア全体の半分程度しか見ることが出来なかったが、それでも当時の石垣や天守台、お堀などを見ていると、やっぱり城であることを実感するし、そのスケール感にも感動してしまう。次回は江戸城のシンボルとしても有名な二重橋エリアや、桜で有名な千鳥ヶ淵エリア、桜田門近くも外側から見学して、江戸城散策をコンプリートしたい。


秋の金沢 (後編)~念願の金沢城と兼六園へ!

2021-11-18 22:16:00 | 日本の城、日本の寺
快晴となった翌朝、いよいよ念願の“金沢城”へ。加賀百万石、加賀藩主前田家の居城である。まずは石川門から入場。この石川門は金沢城の中でも1788年から現存する門である。



金沢城は、残念ながら天守閣は再建されていないが、多くの櫓や門などが残されており、城跡の中央にある金沢城公園にある菱櫓・五十間長屋・橋爪門が連なったところは金沢城のまさにシンボル。城壁となまこ壁の見事な白と黒の調和がなんともオシャレなデザインの城である。



そして、金沢城の魅力はなんといっても多彩な石垣。“石垣の博物館”とも言われるほど、様々なスタイルの石垣を見ることが出来る。玉泉院丸公園という庭園には、縦に埋め込まれた見事な石垣があり、何とも斬新でオシャレなデザインである。



お堀なども多いが、特に城の南側、美術館寄りにある“いもり堀”の前に高くそびえ立つ石垣は実に荘厳で、大迫力の石垣であったが、やはり金沢城は見所も多く、大満足の城ツアーとなった。



続いて金沢城の次に楽しみにしていた兼六園へ。ここは日本の中で最も有名な日本庭園と言っても過言ではないだろう。松の木も冬に備えて既に雪囲いがされていたが、紅葉の美しさも相まって、兼六園の美しさはさすがであった。そして水も豊で、マイナスイオンと日光をいっぱいに浴びながらの紅葉散歩は最高の癒しである。これからいよいよ本格的な冬となり、雪もかなり降る季節となるが、訪れた今月のタイミングは気候的にもちょうど良かった。



金沢城、兼六園の見学が終わり、お昼は再びひがし茶屋街へと向かい、有名な洋食屋さんの“自由軒”へ。行列が出来る地元の人気店らしく、この日もかなり人が並んでいたが、30分くらい待って入店。ハンバーグ、メ[ク、コロッケ、エビフライが乗った豪華なランチプレートを注文したが、僕の大好きなタイプの定番洋食である。そして期待通り、最高に美味しかった!



ひがし茶屋街は金沢の北を流れる浅野川付近に広がるお茶屋街。今回は、有名な菓舗Kazu Nakashimaでフルーツ大福を購入。店内でも食べられるのだが、僕はお土産用に持ち帰りで購入した。最近フルーツ大福はかなり流行っているが、ここのキウイ大福は大きくて何とも絶妙な甘さで、感動的な美味しさであった。



次に同じひがし茶屋街にあった“柳宗理記念デザイン研究所”を見学。約50年に渡り、金沢美術工倦蜉wで教鞭をとった日本を代表する工激fザイナーであった柳宗理の資料館である。僕は柳宗理のことをあまり知らなかったのだが、今回展示されている洗練された工激fザインの数々を見て、改めてデザイン性に富んでいる金沢をまさに象徴するデザイナーであるということを痛感したが、金沢21世紀美術館と並び、僕のデザイン魂に良い刺激となった。



僕は旅先でいつも何か一つは、旅の記念となる”置物”を買うようにしているが、今回金沢の記念品として、とても可愛い犬のデザインの一輪ざしを見つけた。なんとなく愛犬きなこにも似ているような気がして、ひがし茶屋街のお店で見つけて、思わず衝動買いしてしまったが、また良い想い出となる品を手に入れることが出来た。



東京に戻る新幹線に乗る前、金沢駅で最後にお買いもの。金沢城のお土産コーナーはかなり充実しており、デパ地下のような活気があり、多くのブランドのお土産や食べ物、スウィーツがたくさん売られていた。車内でお弁当を食べようとカニといくらがふんだんに入ったお弁当を購入したが、これまた金箔が乗っていて何とも豪華なお弁当である。これがまた美味しくて、金沢の海鮮を最後まで満喫することが出来た。



産まれて初めて訪れた金沢は、今回短い滞在ではあったものの、金沢の街も比較的コンパクトな中に魅力がぎっしり詰まっており、今回主要な観光スャbトはフルに満喫することが出来た。金沢はまさに小京都とも言えるような美しい町並みで、またぜひゆっくりと訪れたいと思えるような魅力の詰まった街であった。