犬山城に続いて訪れたのは、清州城。
犬山から名鉄線で名古屋に戻り、JRに乗り換えてわずか15分ほどで清州駅に到着。清州とは、あの“清須会議”で有名な歴史的な場所で、そこにお城があるのは前から知っていたし、新幹線からも天守が見えていたので、いつかゆっくり訪れたいと思っていたのだが、今回ついに初訪問が実現したのだ。
清州駅から清州城までは線路沿いに歩くこと15分。ちょっとした距離があるので、もうちょっと駅からのアクセスが良ければ観光客も増えるのではないかと思うが、こればかりは仕方ない。かと言って、清州駅からシャトルバスを出すほどの来場者も期待できないので、その意味では城としてはなかなか中途半端かもしれない。しかし、訪問しずらい城であればあるほど、城マニアには嬉しいものだ(笑)。
清州城に向かって歩いていると、やがて川に架かった赤い橋が現れる。この赤い橋を渡るとその先に清州城がそびえたつ。天守閣自体は残念ながら1989年に再建されたものなので、歴史的な価値は全くないが、デザイン的にはなかなか魅力的である。そして、城の前にある日本庭園もなかなか素晴らしい。天守の石垣自体は昔のものが残っていると思われるが、やっぱり石垣は美しい。
天守の中は資料館となっていて、とても勉強になる展示が多くあった。
そして、恒例の天守閣最上階からの眺めをチェック。小さいが、隣に川も流れており、また清州城築城当時はかなりの規模を誇る城で、東海を代表するような立派な城下町を形成していたらしい。残念ながら、今はその面影を見ることは難しいが、ところどころに残る遺構を見ながら、当時の想いを馳せるのがまた楽しい。
城の近くには当時の石垣跡なども残されていた。
城としての価値はあまり高く無いとしても、念願の清州城を今回訪れることが出来たことで、自分の中では大きな達成感があった。長年新幹線から見ながら気になっていたので、やっとの想いがある。これでまた新たな城を制覇出来たのも嬉しい。
清州からタクシーでそのまま名古屋城に移動することに。タクシーで約20分程度である (第3弾に続く)。