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blue deco design lab

クリエイティブが大好きなのに、なぜか商社マンになってしまった私のマニアバース!

GWは名古屋・東海 徳川家康ゆかりの城めぐり!第2弾: 『清州城』

2023-05-04 08:36:00 | 日本の城、日本の寺

犬山城に続いて訪れたのは、清州城。

犬山から名鉄線で名古屋に戻り、JRに乗り換えてわずか15分ほどで清州駅に到着。清州とは、あの“清須会議”で有名な歴史的な場所で、そこにお城があるのは前から知っていたし、新幹線からも天守が見えていたので、いつかゆっくり訪れたいと思っていたのだが、今回ついに初訪問が実現したのだ。

清州駅から清州城までは線路沿いに歩くこと15分。ちょっとした距離があるので、もうちょっと駅からのアクセスが良ければ観光客も増えるのではないかと思うが、こればかりは仕方ない。かと言って、清州駅からシャトルバスを出すほどの来場者も期待できないので、その意味では城としてはなかなか中途半端かもしれない。しかし、訪問しずらい城であればあるほど、城マニアには嬉しいものだ(笑)。

清州城に向かって歩いていると、やがて川に架かった赤い橋が現れる。この赤い橋を渡るとその先に清州城がそびえたつ。天守閣自体は残念ながら1989年に再建されたものなので、歴史的な価値は全くないが、デザイン的にはなかなか魅力的である。そして、城の前にある日本庭園もなかなか素晴らしい。天守の石垣自体は昔のものが残っていると思われるが、やっぱり石垣は美しい。

天守の中は資料館となっていて、とても勉強になる展示が多くあった。

そして、恒例の天守閣最上階からの眺めをチェック。小さいが、隣に川も流れており、また清州城築城当時はかなりの規模を誇る城で、東海を代表するような立派な城下町を形成していたらしい。残念ながら、今はその面影を見ることは難しいが、ところどころに残る遺構を見ながら、当時の想いを馳せるのがまた楽しい。

城の近くには当時の石垣跡なども残されていた。

城としての価値はあまり高く無いとしても、念願の清州城を今回訪れることが出来たことで、自分の中では大きな達成感があった。長年新幹線から見ながら気になっていたので、やっとの想いがある。これでまた新たな城を制覇出来たのも嬉しい。

清州からタクシーでそのまま名古屋城に移動することに。タクシーで約20分程度である (第3弾に続く)。


GWは名古屋・東海 徳川家康ゆかりの城めぐり!第1弾: 『犬山城』

2023-05-04 07:50:09 | 日本の城、日本の寺

今年のGWは5/1-5/2の2日間お休みを取り、大好きな城めぐりに出かけた。今回計画したのは、名古屋・東海の城。メインとしては、まだ訪れたことが無い名古屋の清州城と、徳川家康が産まれた岡崎城をお目当てに計画を練ることに。そして最終的に2日間で5つのお城と1つの神社を制覇することが出来たので、これからシリーズで訪れた城をそれぞれご紹介したい。

まずは初日、新横浜から新幹線で名古屋駅へ。車内ではお約束のからあげ弁当を食べて寛ぐこと1時間20分で名古屋駅に到着。そこから名鉄に乗り換えて一路犬山駅へ。

犬山城は国宝5天守のうちの1つで、かなり歴史的価値の高い城。それだけではなく、美しい木曽川のほとりに建てられた小ぶりの城は、美観的なデザインも可愛く、魅力的な城であり、僕の好きな城ベスト5に入っている城だ。今回訪れるのは8年ぶりくらいだろうか。犬山駅からはお店などが立ち並ぶ“本町通り”を散策しながら犬山城へと向かう。こういう散策が結構楽しい。本町通りには昔の町屋風な建物が多く残されており、歴史を感じる佇まい。

訪れた各地の“ご当地お城マンホール”写真を撮るのも趣味なのだが、犬山のマンホールも発見。犬山城と鵜飼いが描かれていて、ご当地感満載なのが嬉しい。かなりのカラーバリエーションあって感動!

犬山城は入り口に三光稲荷神社があり、まずは階段を登ってお参り。そして赤い鳥居を抜けていくといよいよ犬山城への階段が。味わいのある石垣も見事で一気に気分があがる。

そしてついに犬山城がその姿を現す。青い空に映える何とも美しい城である。

城の隣には、杉の大木がご神木として祭られていた。

犬山城の中はさすが現存国宝天守、当時のままの木材や柱がそのまま残っており、とても素晴らしい。再建された城が多い中、残っている城は本当に歴史的価値が高い。

犬山城の模型も展示されており、なかなか精密にできていた。

そして天守最上階からの木曽川を見下ろす眺めが圧巻。改めて素晴らしい場所に城を築いたものだと感心してしまう。ここで景色を眺めながらしばらく佇む。

“犬山城”なのに、犬などの“ペット”の入場禁止というのは残念(笑)。

犬山城は周辺の石垣や空堀なども実に素晴らしい。天守の無い城跡でも毎回空堀、堀切、土塁などを見て興奮してしまうが、やっぱり空堀を見つけると気分が盛り上がってしまう。

城見学を終えると、再び本町通りへ。ここで醤油玄米だんごと、五平餅だんごを購入。かなり美味しかったが、こういう食べ歩きが楽しい。

途中で、おだんこを狙う可愛い猫ちゃんも発見し、思わず写真を撮ってしまった。しかし、犬山で暮らす猫とは、なかなか生き辛いような気も(笑)。

犬山市のマスコットは、わん丸君という可愛い犬のちょんまげ姿の武将ゆるキャラなのだが、ゆるキャラ好きな僕は記念にわん丸君の大きなぬいぐるみをゲット!2000円とサイズの割には結構お買い得でなかなか可愛い。わん丸君は町のいたるところに登場する。この他、わん丸君のクリアファイルも可愛かったので、3種類を購入!

犬山城は、城そのものの素晴らしさもさることながら、その周辺の本町通りも魅力的で、可愛いゆるキャラやご当地グルメまで楽しめる楽しいエリアである。名古屋駅からも30分程度なので、そのアクセスの良さも嬉しい。

次は、犬山駅から名古屋駅に戻り、今度はJRで清州城へと向かうことに (第2弾に続く)


お城めぐり パンフレットを新たに整理!

2023-01-02 21:59:37 | 日本の城、日本の寺

これまでたくさんのお城を巡ってきたが、毎回そのお城のパンフレット、入場券、地元の観光ガイドなどを記念にコレクションしている。かなりの数がたまってきたので、新しい年を迎えるにあたって、ファイルに整理した。これまで入れていたクリアファイルから、今回は取扱説明書などを保管出来る専用バインダーを2冊購入し、これまで集めたパンフを整理して収納し直してみた。

結果、かなりいい感じで収まったのではないかと思う。A4サイズのパンフを入れるポケットと、手前には小さな冊子やチケットの半券などを入れられる小さなポケットもあるので、想像以上に便利であった。フォルダにしっかり収納すると、パンフなどを見ながらこれまでの城巡りを振り返りやすくなったので、今回整理してとても良かった。

ちなみに、これまで訪れた城は74城。まだまだ行ったことのない城があまりにも全国にたくさんあるので、城巡りは今後も尽きることのない僕の趣味である。どのお城や城跡もそれぞれに魅力があり、なかなか甲乙付け辛いが、僕の好きな城トップ15の最新ランキングは下記の通り。やっぱり僕の一番好きな城は、織田信長の安土城だろう。安土城は過去に2度登頂しているが、毎回信長の天下統一に賭けたロマンを感じられる城跡である。トップ15にはどうしても国宝の現存天守を持つ城がラインアップされてしまうが、こんな中で安土城だけ天守の無い、石垣だけの城跡だ。それだけ安土城に衝撃を受け、好きになってしまったということである。

  • 安土城
  • 大阪城
  • 姫路城
  • 松本城
  • 松山城
  • 彦根城
  • 犬山城
  • 熊本城
  • 松山城
  • 今治城
  • 二条城
  • 松江城
  • 名古屋城
  • 竹田城
  • 小田原城

今年もまた、関東を中心に、訪れたことの無い城や城跡をぜひ巡って行きたい。


群馬県太田市の『金山城』の石垣に大興奮!!

2022-12-29 17:09:47 | 日本の城、日本の寺

愛媛県で久々に周った今治城と松山城に続き、最新お城めぐりシリーズ!

今回は群馬県太田市にある、金山城を初めて訪れた。金山城は日本100名城の一つに数えられるが、関東でも珍しい、石垣が築かれた城として城マニアの間では有名な城である。戦国時代に関東で築かれた城の大半は土塁をベースのものが多く、石垣を使った城は少ない。しかも、金山城は山城なので、山の上に石垣を築くのは並大抵の技術では無いので、かなりレアで貴重な城跡なのだ。当時、鉄壁の要塞を誇ったらしい。

群馬県太田市へは自宅のあるたまプラーザから向かうと片道約3時間はかかるので地味に遠い。北千住まで田園都市線/半蔵門線(東武動物公園行き)で1時間半。でも、乗り換え無しで行けるのは嬉しい。そして北千住からは東武特急リバティりょうもうで太田駅まで1時間半で、計3時間の旅である。以前出張で行った佐野と同じくらい遠い。

太田駅前はそんなに賑わっているわけではないが、ここは新田義貞所縁の地なので駅前に像があった。そして駅前には観光案内所もあり、ここで自転車をレンタルして、金山城に向かう。自転車で約20分の距離である。

途中にあった『元祖呑龍 山田屋本店』という地元で有名な焼きまんじゅうのお店に立ち寄り、焼きまんじゅうを堪能。結構ボリュームがあったが、食べてみると結構ライトで軽く食べられてしまう。濃厚な味噌味がとても美味しい!

更に金山城に向かって進んで行くと、徳川家康によって1613年に創建された大光院(呑龍様)と、金龍寺(金山城主の菩提寺)に立ち寄った。見ることは出来なかったが、金龍寺には新田義貞の木像が祀られているらしい。

そして少し坂道を登って行くと、左手に斬新でモダンな建物が出現する。これが、太田市立史跡金山城跡ガイダンス施設で、なんとあの隈研吾が設計したオシャレな建物なのである。中には金山城に関する資料や展示などがあり、金山城登頂前の学びには最高だし、気分も上がる。

ガイダンス施設から裏の山道を登って、いよいよ金山城へ。途中は結構険しい登り坂ではあるが、ハイキング・トレッキングには最適なコースである。見る見るうちに登って行き、太田市を見渡せる見事な景色が拝める。

そしていよいよ金山城の入り口へ。途中に素晴らしい堀切や眺望抜群のコースを進んで行くと、見事な堀切などが現れ、更に石垣による門の後などが突如現れ、いよいよ城感満載。そして更に進んで行くと、何とも荘厳な石垣のアプローチに圧倒される。

そしてその手前に月の池という真ん丸の貯水池があった。これも当時金山城の水源として利用されていたらしく、湧き水や雨水が溜まって出来ていたものらしい。かなり貴重な史跡だ。

大手虎口の石垣はあの安土城を思わせる見事な石垣で、排水溝なども完備した緻密な設計となっている。これが当時に築かれたというのが凄いし、ここまで史跡として当時の様子を再現・整備した太田市も凄い。城というよりも、海外の”遺跡”を見ているかのような美しさがある。

石垣群を抜けると、今度は更に大きな日の池が登場。こちらも真ん丸の池で更に貯水量が多い見事な池であった。

そして更に少し昇って本丸跡へ。残念ながら天守閣は無い(元々大きな天守は無かった城)が、現在本丸跡には明治時代に創建された新田神社がある。ここからの眺望が兎に角素晴らしい。

感動的な城跡であった金山城を後にして、一路太田駅方面に戻り、有名なご当地グルメである上州太田やきそばを食べに、地元でも有名な『もみの木』へ。ここで、から揚げ焼きそばの大盛りを注文。上州太田やきそばは、日本三大焼きそば(太田、富士宮、横手)と言われているらしいが、実は良く知らなかったので、今回は初めて食べたが、かなりオーソドックスな焼きそばながら、かなり美味しかったし、揚げたてのから揚げがジューシーで美味しかった。焼きそばとから揚げなんて、最高のコンビである。

『もみの木』を出ると、こちらの何とも可愛い、白とグレーのネコちゃんに遭遇。どうやらお店で飼っているネコかもしれないが、かなり懐いていたし、毛並みがとても良かった。僕はワンちゃん派だが、ネコもやっぱり可愛いものである(笑)。

続いては、これまたマニアックな『大隅俊平美術館』を訪れた。大隅俊平は地元で有名な刀匠で、新作名刀展で最高位の正宗賞を三度も受賞。1997年には人間国宝に日程された凄い方。残念ながら2009年にお亡くなりになった後ご自宅を改修し、2012年に大隅俊平美術館として開館した。

平屋作りの純和風建築のご自宅はそれだけでも見る価値があるが、庭も見事。ご自宅の奥には展示スペースもあり、芸術以外の何物でもない、美しい刀が多く展示されていた。僕は刀も大好きで以前も岡山で刀匠の町を訪れたことがあるくらい好きなのだが、こちらも訪れることが出来て感動ものである。

金山城は素晴らしい城跡であった。見事な石垣は一見の価値ありで、適度な山城なので、ハイキングコースとしても良い旅となった。そして、あまり観光で訪れるというイメージが無い太田市だが、実は金山城や、それ以外にも史跡、美術館、グルメなどで見所の多い燻し銀の魅力があるエリアであることを再認識した。まずは城跡基準で旅することが多いが、城跡には必ずある程度の城下町が残っていることが多く、そこには独自の文化などがあり、ブラタモリ的に楽しむと実に面白いのだ。

来年はまた群馬・栃木エリアの他の城跡がある町もぜひ散策してみたい。


久々の京都『二条城』へ!

2022-11-18 20:48:38 | 日本の城、日本の寺

先日、京都のアンディー・ウォーホル回顧展を訪れた後、少しだけ京都『二条城』に立ち寄った。二条城はとても好きなお城の一つで、こちらも姫路城と並んで、世界遺産となっている日本の城だ。そしてあの徳川慶喜によって“大政奉還”が行われたのがまさにこの二条城。歴史にその名を刻んでいる名城なのである。

城と言いながらも、天守閣は無い。しかし、二条城が凄いのは、二の丸御殿が国内の城御殿で、江戸時代から唯一現存しているという点で極めて史跡価値が高く、また日本建築史上としても重要な遺構となっている点が見逃せない。

内部は日本絵画史上最大の画派である狩野派による障壁画と、多彩な欄間彫刻や飾金具によって装飾されており、徳川将軍の御殿にふさわしい豪華絢爛な空間となっているので、一見の価値がある。

昔、二条城を訪れた際、少ない金額を寄付したので“一口城主”となったのが懐かしい。そんな多くの人たちの寄付によって、本丸御殿などの改修や維持・メンテ費用にも使われている。

天守台跡の石垣があるのだが、かつて伏見城から移設された天守閣があったらしいのだが、1750年に落雷によって焼失。その後は再建されることはなく、今は石垣だけが残る。

二の丸庭園は特別名勝に指定されており、なかなか見事な美しさだ。

周囲の堀も良い状態で保存されており、お城としての魅力を今に残している。

ランチは二条城の傍にある『okatte』というカジュアルな洋食屋さんで、トルコライスを注文。ボリューム感もあってとても美味しかった。

それにしても、二条城はいつ訪れても見応えのあるお城である。たくさんの美しい仏閣が揃う京都という場所柄、二条城は何かと軽視されがちかもしれないが、世界遺産でもあり、また国宝の城としても燻し銀の魅力を放っているのだ。