うつからの脱出 

日々の徒然なる思い、その他興味あることを書いています。

こころのすきま

2005-05-16 16:59:52 | こころ
仕事に集中できない。自己嫌悪である。今日は警察の事情調書がある。

じつは3月に人身事故を起こした。日曜の夕方、日はまだ明るかった。
家内の軽自動車で行きつけのカメラ屋にDPEを取りに行った帰り。
信号のない交差点で、交通量の少ない道であった。見通しはわりと良い。

こちらには道路に止まれの表示があったのだが、なぜか「そのとき」止まらなかった。
クルマのBGMに気をとられていたのか、早く帰って写真を見たかったのか、
当時のその瞬間のことは思い出せない。魔が差していたのだ。

気がつくと、目の前に白い乗用車が左方から迫ってきていた。
ブレーキが効く間もなく、衝撃が体を襲った。一瞬、何が起こったのかわからなかった。

俺のクルマは横転し、道路脇に転がっていた。
運転席側のドアを何とか開け、よじ登って車から降りた。
相手のクルマは電信柱に激突していた。前面は大破し、エアバッグが開いていた。

俺はシートベルトのおかげで打撲だけで済んだが、相手側は4人乗車しており、
後ろ席に乗っていた人が腰骨骨折で全治3ヶ月の怪我を負った。

何も考えられなかった。何もすることができなかった。ただ、すごいことをしてしまった
という後悔の念が押し寄せた。

抗鬱剤の服用時には、クルマの運転は避けるようにとの注意書きがある。
しかし、俺の住む地域ではクルマなしでは生活できない。
眠くなるといった、副作用も出ていず、今回の事故と薬は無関係だと思う。
でも、ある程度のリスクはつきものだろうか。

事故を起こしてから1ヶ月間、クルマの運転は避けていた。運転することが怖かった。
でも今は家族に迷惑をかけるので、クルマの運転を再開している。
何を聞かれるのか、どのように取り調べられるのか、不安になりながらその時を待っている。